宇髄天元 引退後。 宇随天元(うずいてんげん)の技(呼吸)一覧【鬼滅の刃】!イケメン忍者の派手な剣技

宇随天元(うずいてんげん)の技(呼吸)一覧【鬼滅の刃】!イケメン忍者の派手な剣技

宇髄天元 引退後

ただひたすらに私が宇髄天元をどれだけ好きかっていう夢を詰め込んだだけの話です。 白黒〜のときのアネモネなんかもそうでしたが、花言葉が好きなので一応考えた上で選んでます。 気になる方は調べてみてください。 知らなくても問題はありません。 こんな日は日当たりのいいところでお昼寝をすると決めている。 身だしなみを整えて軽やかな足取りで向かうのは、だいすきなあの人のおうちだ。 少し高い塀の向こうにあるお屋敷。 そこにあの人は住んでいる。 名前は、宇髄天元って言うんだって。 女のひとが三人一緒に住んでいて、みんな揃って天元様って呼んでいるのをわたしは知っている。 天元様って素敵な響きだ。 だからわたしも、いつもさりげなくそのお名前を呼んでいる。 「みゃーお」 天元様、こんにちは。 今日も敷地内に入って、丁寧に挨拶をする。 レディなんだから、礼儀正しくいないとね。 ご挨拶をしてお庭で待っていると、いつも一番に天元様が出てきてくれる。 きっと耳がいいのね。 もちろん留守のときもあるけれど、そういうときはわたしも無理におうちに上がり込んだりはしない。 お庭のお花が見える位置にある、小さな籠。 そこにやわらかな毛布が敷き詰めてあるので、少しだけ入らせてもらって、お昼寝するのだ。 天元様がわたしのために用意してくれた、日当たりのいいふわふわのベッド。 わたしのお気に入りの場所だ。 そのやわらかい布にくるまるように眠っていると、運が良ければ天元様が帰ってきて、わたしに声をかけてくれる。 そうじゃない日には、女の人たちに囲まれてご飯をもらったりもする。 このおうちは、優しい人ばかりだ。 「みゃあ…?」 天元様? いつもならば声を上げてすぐに、とても静かな足音が近づいてきて、天元様が縁側に顔を出す。 でも今日はいないのかしら。 屋敷の中から音はするけれど、なかなか人が出てこない。 最近ずっと留守だったから、会いたくてたまらないのに、残念。 花壇の花の香りを楽しみながらゆるりと通り過ぎて、籠へと向かう。 ひょいとやわらかな毛布の上に飛び乗ると、ほとんど同時に身体を抱え上げられて思わず悲鳴をあげた。 「にゃ!」 「久しぶり。 元気だったか?」 やや雑に片手で抱え上げられたものだから、ひっかいてやろうと思ったのに。 慌てて爪をしまって見上げると、だいすきな天元様がそこにいた。 顔を覆う包帯にびっくりして、ケガしたの?ときくと、天元様はちょっと痩せたな、なんてわたしの問いかけは無視して呟く。 あら失礼ね、ご飯ならちゃんと食べているのに。 それに年ごろの女の子に向かって体重のことを言うのはどうかと思うわ。 天元様の大きな手がわたしの喉を撫でながら、膝へと導く。 足の上で解放されて、天元様の方を振り向くと、顔だけではなくてもう一つ大きなケガをしていることに気がついた。 ねぇ天元様、腕、どうしたの…? ためらいがちに声を上げると、天元様は再び指先でわたしの喉をすりすりと撫でた。 あるはずのところにない左手。 いつもなら右の手でわたしの喉を撫でて、左の手で背中の毛並みを整えてくれるのに。 じいと見つめるわたしの視線に気がついて、天元様が小さく笑う。 「痛くねえから大丈夫だよ」 ありがとな、とやわらかな手つきでくすぐられて小さく喉が鳴った。 痛くないなんて、そんなことがあるのかな。 わたしのお友達にも手をケガした子がいるけれど、上手にご飯がとれなくなってしまっていた。 見る見るうちに痩せてしまって、最近は顔を合わせていないけれど、そういえばあの子はどうしているのかしら。 天元様もそうなってしまうのかな。 痩せ細った天元様の姿を思い浮かべてぞっとする。 ふるふると頭を振ってそんな不吉なイメージを振り払うと、天元様が不思議そうなかおでわたしを見つめた。 「なに、どうした?」 わたしの耳をつんと意地悪く指でつつきながら、天元様が顔を覗き込んでくる。 せっかくきれいな顔なのに、包帯が邪魔をしてよく見えない。 左目が隠れてしまっているのが寂しくて、真っ白な布をどかそうと手を伸ばす。 とんとんと優しく叩いてみても、その布はびくともしなかった。 でも、天元様のお顔に爪を立てるわけにもいかない。 何とかしてやわらかな指先で動かすことはできないか、夢中になってぱしぱしと布を叩いていると、小さな笑い声が空気を揺らした。 はっと我に返る。 至近距離に、天元様のお顔。 くつくつと甘い声で笑いながら、目を細めてわたしを見ている。 とたんに恥ずかしくなって、ふいと横を向くと、頭をあたたかい指先に撫でられた。 そんな優しい撫で方をされたって、許さないんだからね。 一生懸命なひとのことを笑うなんて失礼なひと!そう思うのに、慈しむような手つきにわたしはあっという間にほだされてしまうのだ。 天元様の手はとても大きくて力強い。 なのに、わたしに触れる手つきはうんと優しくて、撫でられるとすごく気持ちがいい。 思わず自分からすりよってしまうくらいに。 はしたないと思われるかしら、と不安に思うのに、たまにわたしから寄っていくと、天元様は口元に甘い笑みを浮かべながら、静かにわたしのことを撫でてくれる。 このお屋敷のお庭で籠を借りて、ひなたぼっこをしながらお昼寝するのがすき。 でも、天元様のお膝の上で、喉を優しく撫でてもらいながら眠る方が、もっとすき。 振り向くと、まあるい瞳がわたしをまっすぐに見つめていた。 仕方ないなぁ、わたしは心が広いから、天元様がわたしのことを笑ったことも許してあげる。 すん、と小さく鼻を鳴らして、天元様の鼻にくっつける。 すると、そのままキスをしようと唇を近づけられたから、身をよじって逃げようとする。 そんなわたしをたしなめるように、天元様の指が耳をふにふにとくすぐって、小さく声が漏れた。 天元様ってば、そうやっていっつも、わたしにキスをしようとするんだから。 ずるい、そんな風に甘い瞳を向けられたら、逃げるのもバカらしくなってしまう。 きゅっと目をつぶってみせると、天元様の唇が降ってきた。 目元と、鼻と、それから口。 やわらかな感触がくすぐったいけれど、気持ちいい。 自然とごろごろ喉が鳴るのを聞いて、天元様はまたくすりと笑った。 「かわいいなァ、おまえ。 今日は一緒に出かけてみるか?」 「んみゃあ?」 「着いてきてくれよ。 おまえが嫌じゃなければな」 優しい指づかいでわたしに触れながら、天元様はほんの少しだけ弱気な声を出す。 うん、別にお出かけしてもかまわないけれど、ちゃんとこのお屋敷まで連れ帰ってきてよね?わたしをどこかに置き去りにしないって約束してくれるなら、一緒にいてあげてもいいわよ。 そんな気持ちを込めて天元様の膝にすりよると、上から安堵のため息が降ってきた。 よかった、伝わったみたい。 立ち上がって奥の部屋へと赴いた天元様は、しばらくすると服を着替えて戻ってきた。 黒いお洋服は袖がないせいで、天元様の腕のケガにどうしても目がいってしまう。 じいとそこばかりを見つめていたら、ひょいと身体を持ち上げられて、気がつけばわたしは天元様の肩に乗せられていた。 落ちないように身体をくたりと伸ばして天元様に身を預ける。 とても目線が高くて、すごくドキドキした。 「みーみー」 緊張する、と小さな声で呟くと、天元様はあやすようにわたしの頰を撫でてくれた。 それから音も立てずに静かに歩き出した。 *** 結構な長旅だった。 知らない景色ばかりで、わくわくするよりも不安が大きくなってしまい、わたしはただひたすらに天元様の肩にしがみついてしまう。 爪を立てないように気をつけてはいたけれど、もしかしたら少し痛かったりしただろうか。 天元様の黒いお洋服は素材が丈夫そうなので破れたりはしないと思うけど。 ひらひらと舞い落ちてくる桜に手を伸ばそうとして、危うく落ちそうになったりもした。 天元様は笑いながら、危ねえよ、とわたしの身体を支えてくれる。 それでもわたしが何かに興味を持つと、天元様はいちいち立ち止まってくれた。 桜の木の前ではわざわざ足を止めてくれただけでなく、頭の上に乗せてくれたので、より近くでお花見を楽しむことができた。 そんな風に二人でお散歩をしながら辿り着いたのは、荘厳なお屋敷。 ひとりだったならば入るのをためらうようなその場所に、天元様はわたしを連れて入っていく。 小さな子どもがいた。 そのうちの一人がわたしを指して、お預かりしますと囁く。 失礼な子ども。 ひとのことを、物みたいに言わないでほしいわ。 ふいとそっぽ向いて無視しようと思ったのに、天元様の大きな手がわたしの身体を持ち上げて、ひたりと知らない手に預けられてしまう。 「………にゃあ」 「ごめんな。 すぐ戻ってくるから」 ひどい、とじとりとした目で訴えかけたわたしに、天元様は頭を撫でて謝る。 やわらかく甘い手つきにすぐに許してしまいそうになるけれど、ひとのことを連れ出しておいて、置き去りにするなんてひどすぎる。 しかも、こんな誰とも分からない子どもに預けられるなんて不安だわ。 静かに去っていく天元様の後ろ姿を追いかけようとしたのに、わたしを抱く子どもはそれを許してはくれなかった。 代わりに天元様の入っていった部屋の前まで、わたしを連れて行ってくれる。 ああ、これなら天元様の声が聞こえる!この子どもも気がきくところがあるじゃない。 悪いひとではないみたいね。 ホッとしてこわばっていた体の力を抜くと、ゆるりと背中を撫でられた。 目をつぶり、耳を傾けるのは、天元様の声。 もう一つ、とても聴き心地のいい声がする。 思わず身をゆだねてしまいたくなるような、ひどく優しい声。 「天元、ありがとう。 君が命を賭して上弦を倒してくれたから、望みが見えてきた。 毒を受け、左目と左腕を失い、辛く苦しい戦いだっただろう」 「いえ、俺はそんな……。 俺自身よりも、俺が無理矢理連れて行った三人の方が重傷です。 人死にも出しました。 申し訳ありません、柱でありながら、俺は煉獄のようには…」 「天元」 聞いたことのない言葉ばかりで、二つの声がどんな話をしているのかはよく分からなかった。 それでも、わたしのだいすきな天元様の声が苦しそうな色を帯びていること、そしてもう一つの優しい声がそんな天元様をたしなめるような色をにじませたことは分かった。 息を飲むような音が聞こえて、沈黙がおりる。 「炭治郎と伊之助と善逸が、怪我をしたことは聞いたよ。 でもあの子達は生き延びた。 きっとあの三人は強くなる。 何せ、上弦との戦いを経験できたのだから」 「………はい。 アイツらは強くなります、必ず」 ふふ、とやわらかな笑い声が空気を揺らした。 天元がそう言うなら、きっと大丈夫だね。 と信頼に満ちた言葉に、天元様も小さく笑ったのが分かった。 「私の大事な隊士たちを、守ってくれてありがとう、天元」 「………お館様、それは」 「人死にが出た、と天元は言ったけれど、君が鬼を倒さねば、もっと大きな被害が出ていたよ。 だから天元、ありがとう」 「…………っ、」 「天元、君は私の誇りだよ。 誰よりも強く、優しく、気高い、自慢の柱だ」 ぴくりと耳が揺れた。 まるで天元様が泣いているような、そんな気がしたから。 この優しい声のひとに意地悪をされたのかしら。 とても心地いい響きを持っているから、てっきり優しい話をしていると思ったのに。 難しい言葉ばかりでわたしには理解できないせいで、天元様がどうして泣きそうな声をあげるのか、わたしには分からない。 もどかしい。 駆けつけて、大丈夫?と寄り添いたいのに。 無力なわたしは、戸を一枚隔てたこの場所で待つことしかできないのだ。 「………お館様。 本日は、任務遂行の報告、お詫び、そしてもう一つ重要な話があって参りました。 私はこの通り、先日の戦闘で左目と左腕を失いました。 隻眼隻腕でも刀を振るうことは出来ます。 しかし以前のようには戦えないでしょう。 今の私は、柱には相応しくありません」 少しの間の後に再び声をあげたとき、天元様は聞いたことのないほどかしこまった声をしていた。 きっと、何か大事な話をしているのかな。 わたしにも緊張が移ってしまって、自然に背すじがぴんと伸びる。 わたしを抱く子どもが、大丈夫よ、とでも言いたげに優しく背を撫でてくれた。 「お館様にいただいた柱の名、謹んで返上致します」 「天元……」 「……引退も考えましたが、もしも、この手前勝手を許していただけるのであれば、今後も鬼殺隊員として、お館様のもとで刀を振るいたいと思っています」 「…勿論。 君がいてくれたら、それ以上に心強いことはないよ」 天元様が静かに笑って、お礼の言葉を口にする。 本当に嬉しそうなその声色に、わたしもホッとして、ようやく体の力を抜いた。 「それじゃあ天元には、まず手始めに柱を目指してもらおうかな?」 「………面白い冗談を仰いますね」 「そうかな。 私の知る宇髄天元という男は、例え隻眼隻腕であっても、柱に相応しい実力を備えているよ」 「お館様…」 「だから天元。 君がもう一度柱として、その手で多くの人を守る日が来ることを、信じているからね」 しばらくの沈黙の後、戸が開いて天元様ともう一人、知らない男の人が顔を出す。 このひとが天元様とお話していた優しい声の主かしら?とその顔を眺めていると、天元様に頭を撫でられる。 指先ですりすりと優しくなぞりながら、待たせたなと笑う天元様に、待ちくたびれちゃったわ、と声をあげる。 「みゃあ」 「ああ、随分と可愛らしいお客さんだね」 触ってもいいかな?と間近で聞こえた声色に、頭がくらくらした。 とろけてしまいそうなほど、心地のいい音。 ふにゃあ、と間の抜けた声が漏れて、それを肯定と取ったのか、そのひとは声と同じくらい優しい手つきでわたしの首元に触れた。 そこから先は、恥ずかしい話だけど記憶がない。 ハッと気がついたときには、わたしは天元様の腕の中にいて、立派なお屋敷ではなくもう外にいたのだから。 混乱して天元様を見上げると、困り顔で笑いながら天元様が言う。 「起きたか?」 「にゃ……?」 「お館様に撫でられてるうちに、眠っちゃったんだよ、おまえ」 え!そ、そんなことが…! わたしとしたことが、一生の不覚だわ。 よりにもよって、天元様の目の前で、天元様以外の人に撫でられて眠ってしまうなんて…! 違うの、一番すきなのは天元様なのよ!と慌てて弁解するものの、当の本人はからりと笑いながら、お館様の声は心地いいから仕方ねえよ、と励ましてくれた。 でも、まだ寝ぼけ眼で彼を見上げるわたしに、少しだけいじわるな笑顔。 「まあ、ちょっと妬けたけどな?」 そう言って、こちょこちょとわたしの喉をくすぐる。 焼けたって何が?お魚かしら、骨は取ってくれると食べやすくて嬉しいのだけど。 でもお魚の匂いはしないから、きっと天元様の冗談なんだろう。 このひとはたまに、こうして不思議な言葉でわたしをからかう。 お魚の話なんてしたから、少しお腹が空いてきちゃったじゃないの。 天元様のいじわる。 腕に抱えてくれていたのに、また天元様はわたしを肩に乗せた。 まあ、手がふさがってしまうのは不便だし、仕方ないからここでも許してあげる。 たまにちくちくと当たる虹色の髪の毛がくすぐったいけれど、わたしが手を伸ばすとふわふわ揺れるのは少し楽しい。 そうして遊んでいると危ないから捕まってろよ、と苦笑されてしまった。 最終的に肩ではなくて、頭の上に乗せられる。 木の上に登っているときみたいに高くなる目線に感動しながら、天元様の頭にしがみつく。 肩とは違って髪は少し滑るから、ちゃんとつかまって落ちないようにしないとね。 しばらく歩いて、天元様が辿り着いたのは、小さなお店だった。 そこに並べられている色とりどりのものは、たぶん食べものだ。 わたしは食べたことがないけれど、天元様やあのお屋敷の女の人達が食べているのを見たことがある。 でもわたしは、そんな食べたこともないようなものよりも、別のことに気を取られてしまった。 天元様を見るとお店のひとが色めき立って、騒ぎ出したのだ。 随分と色男じゃない、などと言っているのが聞こえて、面白くない。 失礼ね、天元様の髪はたしかにきれいな銀髪で、お日様を浴びると虹色に輝くけれど、色男だなんて変な言葉で呼ばないでよ。 天元様はかっこいいのよ、それにうんと優しいし。 あなたは撫でてもらったことがないから知らないだろうけど、手つきだってね、すごく………すごいんだから! 腹立たしくなって、ぺしぺしと天元様の髪を叩く。 なのに天元様は全く気にした様子もなく、お買い物を続けてしまう。 ねえ、ちょっと!天元様、あなた今悪口を言われていたのよ!聞いてるの?と鳴いて訴えかけても、はいはい待っててなと手を一度握られてしまえば黙るしかない。 「あの、可愛らしい猫ですね」 「ああ、そうなんですよ。 ちょっとやんちゃなんですけどね」 「ふふ、そうみたいですね。 飴は日もちするので大丈夫ですけど、カステラは明日中にお召し上がりくださいね」 紙袋いっぱいにお買い物をした天元様は、ありがとうと微笑んでお店を出た。 おうちへのお土産かしら、と思っていたけれど、天元様は紙袋を持ったまま知らない屋敷へと入っていった。 扉の向こうから出てきたのはとてもかわいらしい女のひと。 それに、すごくいい匂いがする。 天元様はこのひとに会いに来たのかしら。 少しこころがもやっとして、天元様の髪に顔を埋めた。 「あら、宇髄さん。 まだ絶対安静でしょうに、どうしたんですか?」 「アイツらの見舞いにな」 「ふふふ。 そんなかわいい恋人を連れていたら、善逸くんが悔しがりそうですね」 甘やかな笑い声とともに、ほっそりとした指が近づいてくる。 恋人と呼ばれたのが嬉しかったから、顔を上げて応えてあげる。 指先にすりと頰をよせると、嬉しそうに笑った。 「邪魔するぞ」 「どうぞ?……ただし、もううちの子たちを連れ去ろうとしないでくださいね?」 「悪かったよ。 竈門達を連れて行ったのも後悔してる。 あれは一人で行くべきだった」 「……でも、三人がいなければ宇髄さんは死んでいたかもしれませんよ?」 「……………まァ、だろうな」 「それなら、後悔なんて言葉は使わないでください。 あの子達に対しても、宇髄さんに生きていてほしいと思う人に対しても、失礼ですから」 ねぇ?とお姉さんに笑いかけられ、首をかしげる。 言葉の意味はあまりよく分からなかったけれど、近くに寄せられた指先に鼻をくっつける。 すん、と少し匂いを嗅ぐと、薬品の匂いに混じって甘い香りが鼻腔をくすぐった。 不思議な匂いのするひと。 でも、天元様の態度を見る限り、悪いひとではないみたい。 はぁ、と大きくため息を吐いた天元様が、分かってる、と小さく呟いた。 それからお姉さんに迎え入れられて屋敷の中へ足を踏み入れると、奥の部屋からやけに騒がしい声が聞こえてくる。 「その薬すっごく苦いやつでしょ!?それ飲んでも全然良くなってる気がしないんだよ!痛いし、本当にこれ骨くっつくの!?治る!?俺の足!!」 「もう静かにしてください!ちゃんとしのぶ様の言いつけ通り薬を飲み続ければ治りますから!」 ざわつくその部屋に近寄りたくないと思うのに、天元様の足は迷うことなくそちらへ向かっていく。 やだ、そんなに騒がしいところへ行くの?頭から飛び降りて、他のところへ逃げてしまおうかしら。 でもあたりを見回してみても、知らない景色ばかり。 よく分からないところに降り立つのは少し不安だ。 騒々しい部屋と自分の不安を天秤にかけ、うるさいところに行くくらいなら、と天元様の頭の上に立ち上がる。 すると、大きな手のひらに身体を持ち上げられて、腕に抱え込まれてしまった。 「コラ、危ないだろうが」 「ふにゃあ」 だって、あの部屋に行きたくないんだもの。 そう答えてみても、天元様は平然とした顔でわたしを連れて奥の部屋へと足を踏み入れた。 天元様がその部屋に入ると、さっきまでひどく賑やかだった空間がとたんに静まり返る。 どうして突然みんな黙り込んだのかしら。 驚いて身をすくめたまま、天元様の顔を見上げる。 でも先に口を開いたのは天元様ではなくて、黄色い髪の男の子だった。 「な、な、なっ………なんで、宇髄さんがここに」 「見舞いに決まってるだろうが」 「どう考えてもアンタの方が重傷でしょ!?何考えてるんですか!バカなの!?」 あまりの声の大きさにびくりと身体を縮ませて、天元様の腕にすがりつく。 すると黄色い髪の男の子は、ハッと小さく息を飲んで、声のボリュームを抑えてくれた。 びっくりさせちゃってごめんね、と眉を下げ、わたしに笑いかける男の子。 悪気がなかったのなら仕方ないわね、とわたしも答える。 男の子の眠るベッドの隣に立つ、うさぎの耳のような髪型をした女の子が、わたしを見て目をまたたかせた。 「猫…しのぶ様の許可は取りましたか?」 「ん?ああ、特に止められはしなかったな。 かわいい恋人ですね、とは言われたが」 「はぁ!?恋人!?その猫、女の子なんですか!アンタ猫の女の子もたぶらかすんですか!いいご身分だな!?」 「……みゃあ」 「あっ……!ごめんね、声うるさかったね!」 わたしの抗議の声に、男の子は素直に謝罪する。 天元様がわたしをなだめるように耳をすりすりと撫でてくれたから、天元様に免じてあなたも許してあげる。 天元様はうさぎ耳の女の子に先ほどお店で購入したお土産の紙袋を手渡すと、悪かったな、と一言呟いた。 キリッとした目つきをしていた女の子が、戸惑いの表情を浮かべる。 「……何がですか」 「遊郭への潜入捜査、無理矢理連れて行こうとしたことだよ」 「そんなこと……。 気にとめていただく必要はありません。 任務に行くこともできない、腰抜けな私が悪いんですから」 女の子の声が強張っている。 天元様は気付いているかしら。 じっと大人しく天元様の腕の中で息をひそめていると、小さなため息が空気を揺らした。 びくり、とうさぎ耳の女の子が身体を緊張させる。 天元様のため息に、きっと驚いたのだろう。 このままでは天元様が誤解されてしまう気がして、違うのよ、本当は優しい人なの、と心の中で訴える。 声に出せなかったのは、天元様が先に口を開いたからだ。 「鬼の頸を切って被害を減らすのが鬼殺隊員の仕事だ。 でも俺達は人間だから怪我もするし、放っておけば死ぬこともある。 悪化しないように治療して、隊員の命救ってるんだろうが。 コイツが、」 言葉を切って、天元様は黄色い髪の少年を見やる。 黙り込んでいた男の子はきょとんと幼い顔で天元様を見上げた。 「こうしてうるさいくらいに騒げるまで回復したのも、アンタらのおかげだろう」 「……善逸さんは目を覚ましてすぐ、最初からうるさかったですけど」 「えっ……なんか俺の扱いひどくない?」 男の子が悲しそうな声を上げて、一瞬の沈黙。 天元様と女の子が一緒に笑い声を上げた。 天元様はひとしきり笑ったあと、わたしをひょいと抱え上げ、女の子の頭の上に乗せた。 あ、いい匂い。 すん、と鼻を鳴らして甘い香りを楽しんでいると、慌てた様子で女の子の手が伸びてきて、わたしの身体を支えてくれる。 「ちょっとだけ預かっててくれるか?」 「えっ?……構いませんけど」 「じゃあ頼む」 わたしの頭をするりと撫でて、天元様は小さく笑った。 うさぎ耳の女の子はおそるおそるわたしを持ち上げて、小さな手で抱えてくれる。 こわれものを扱うように優しく触れる指先から伝わる優しさ。 ふわりとこころが温かくなって、女の子の胸にすりよった。 やっぱり甘い香りがする。 とくんとくんと天元様のものよりも少し速い心音に耳を傾けながら、わたしは体の力を抜いた。 女の子は失礼します、とキビキビした口調で告げ、部屋の外に出る。 天元様と離れ離れになってしまった、と少し不安になったけど、女の子は戸を閉めた後一歩も動こうとしない。 遠くに行くわけではないのね、とホッとして顔を上げ、驚いた。 女の子は顔を赤く染め、目にいっぱいの涙をためこんでいたから。 どうしたの?と手を伸ばしてみても、反応は返ってこない。 じっと虚空を見つめたまま動かない女の子が、まばたきをした瞬間、大粒のしずくが目からこぼれ落ちた。 音もなく静かに涙をこぼす女の子が、心配でたまらない。 どうしたの、何か嫌なことがあった?わたしが聞いてあげる、と伝えたいのに、うまく言葉は出てこない。 「みー……」 呼びかけた声は少し頼りないものになってしまった。 でも女の子は涙で濡れた頰をゆるめて、ささやくように笑った。 「大丈夫よ。 あなたのご主人様が、思っていたよりもずっとずっと優しい人だったから、少しびっくりしただけ」 やわらかな手つきでわたしの頭を撫でて、少女が笑う。 涙がぽつりとわたしの背中を濡らして、少し気持ちがわるい。 だけどわたしの背中よりも、女の子の涙が気になってしまって、その頰に手を伸ばすと、くすぐったいわよ、と小さな笑い声。 よかった、元気そうね。 わたしが安心するのと同時に、扉の向こうからぽつぽつと話し声が聞こえてきた。 女の子には聞こえていないのか、わたしを撫でながら鼻をすすっている。 「宇髄さん、絶対安静じゃないんですか」 さっきの男の子の声。 内緒話をするみたいに、小さく声をひそめている。 歩けるんだから問題ねえよ、と答えた後、天元様は男の子に問いかけた。 「………アイツらは?」 「炭治郎と伊之助ですか?……まだ目覚めてません。 重体だって、しのぶさんに聞きましたけど」 「そうか……」 二人の間に沈黙がおりる。 緊張が伝わってくるような重たい空気に、わたしも息をひそめた。 何か大事な話でもしているのかな、今日はそんなお話ばかりだけど、天元様は大丈夫かしら。 楽しいお話をしたらいいのに、と思う。 せっかくお友達と会っているんだから、どこがいいお昼寝スポットだ、とか、あそこのおうちは美味しいごはんをくれるわよ、とか、そういう話をしたらきっと盛り上がるのに。 そんなわたしの気持ちもつゆ知らず、二人は重苦しい空気の中で会話を続ける。 「善逸、お前は?怪我の具合、どうなんだよ」 「両足とも折れてて、痛くてたまらないですよ。 調合してもらった薬も、すっごく苦いし。 まあ、生きてるだけで奇跡なんですけどね」 「胡蝶の調合した薬なら間違いなく効くだろうからちゃんと飲んどけよ。 それから…」 「それから?」 「…………悪かった。 柱だなんて名乗っておきながら、お前ら三人に大怪我させちまった」 大きく息を飲むような音。 直後に、震えた声で少年が叫ぶ。 わたしを抱く女の子の体が驚きに震えて、わたしも身をすくめた。 「あ、アンタが謝ることじゃないでしょう!?何で頭を下げたりするんですか!俺達が怪我をしたのは、実力が足りなかったからですよ!宇髄さんがいなかったら全員死んでました……なのに、なのに何で謝ったりするんですか……!」 絞り出すような声色は、涙に濡れた音をしていた。 うさぎ耳の少女の心音が心配そうに速くなり、わたしを抱く手にも力が入る。 不安げな表情で扉を見つめる姿を見上げながら、わたしもしっぽを揺らす。 ぐずぐずと泣く声だけが響いていた部屋の中から、静かな足音が聞こえてきた。 よく聞き慣れた、天元様の足音。 「………そんな、子どもじゃないんですから……」 「俺からしたらまだまだガキだよ」 「悪かったですね、ちんちくりんで」 「ンなことは言ってねえ。 そうやって泣きわめくことが出来るのは子どもの特権だろ」 「羨ましいなら、慰めてあげましょうか?俺も頭くらいなら撫でてあげますけど」 「いや、そういうのは嫁にやってもらうからいいわ…」 「俺だってアンタに頭撫でてもらうより禰豆子ちゃんに撫でてほしいですけど!?!?」 また部屋の中がにぎやかになってきて、わたしは少しホッとする。 泣いていた男の子も、鼻声ではあるけれど、大きな声を出す元気があるみたいだし。 でも天元様に頭を撫でてもらったのかしら。 それは少しずるいわ。 わたしだって天元様の優しい手つきでもっと撫でてほしいのに。 きゅ、と目をつぶってわたしを抱いてくれている女の子の手にすりよると、やわらかな指が耳のあたりを撫でてくれた。 天元様以外のひとに撫でてほしいだなんて、随分と贅沢なひとだわ。 天元様よりも優しく甘やかな指づかいで触れてくれるひと、わたしは知らないもの。 「…………ありがとう」 「えっ…?」 「お前らがいてくれたから、嫁も、俺自身も、生きて帰ることが出来た。 感謝する」 「宇髄さん…」 ごそごそと室内から音がして、しばらくして近づいてくる足音。 扉が開くと、天元様がやわらかな笑みを浮かべておまたせ、とわたしにささやきかけた。 女の子の腕から抜け出して、天元様の肩に飛び乗る。 部屋の中に見えるきらきらした髪の男の子は、涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔をしていた。 うさぎ耳の女の子が呆れたような色を浮かべて、ちり紙を差し出している。 ちーん、と大きな音と共に鼻をかんで涙を拭う姿を見て、天元様と女の子がころころ笑った。 みんなにつられて、わたしも小さく笑う。 にゃあ、と小さな鳴き声が響いて、室内がやわらかな空気に包まれた気がした。 *** お屋敷を後にしてからも、天元様は何軒か寄り道をした。 天元様の肩に乗って、景色を眺めながらのお散歩は楽しいけれど、さすがに辺りが暗くなる頃にはわたしも疲れてしまった。 いつもなら一日の半分以上をお昼寝しているけれど、今日は天元様とのお出かけだから、ずっと起きているのだ。 くてんと肩に身を預けたままうとうとしていると、天元様もそれに気がついたのか、わたしを肩からおろして腕の中に導いてくれる。 「もう後は帰るだけだから、寝ていいぞ」 少し低い甘やかな声がわたしの鼓膜を揺らす。 ひどく落ち着く、だいすきな声。 その音に従い、わたしは天元様の手の中で眠りについた。 次に目が覚めたときには、天元様のお屋敷の中だった。 やわらかな毛布の上にわたしは乗せられて、そこでぐっすり眠っていたみたい。 どのくらいの間眠っていたのかは分からないけれど、外を見るともうお月様が顔を出していて、お腹がぐぅと小さく鳴いた。 何か食べものを探さなきゃ、と立ち上がって伸びをする。 奥の部屋から焼き魚のいい香りがして、つられてそちらへ歩みを進める。 天元様と、女のひとの声がした。 「そういうわけで、今日お館様には話をしてきた。 引退するって言ったのに、悪い。 まだもう少し、お前らには苦労をかけると思う」 「天元様…。 どこまでだってお供しますよ」 「そうですよ。 苦労だなんて思ったこともないですし」 「あたしだって天元様のこと、これからもずっと支え続けますよ!天元様がどんなお仕事をしていたって、それは変わりません!」 「……ああ、分かってる。 ありがとう」 部屋を覗き込むと、四人で一つのテーブルを囲みながら座り込んで話をしている。 机の上に並べられているのは豪勢な夕食で、その中のひとつがお魚らしい。 匂いに引き寄せられるように部屋へと足を踏み入れると、女のひとのうちのひとりがわたしに気がついて声をあげた。 「あ!天元様、猫ちゃん起きましたよ!」 「おお、ようやく起きたのか。 悪かったな、ずっと連れ回していたせいで、よっぽど疲れたんだろう」 「…みゃ」 「ほら、こっち来い」 天元様に手を差し伸べられて、わたしはその手にすりよっていく。 指先に鼻をくっつけると、女のひと達のやわらかな笑い声。 どうして笑うのかしら、と不満に思って顔をあげると、三人とも身を乗り出してわたしを見つめている。 わたしはびっくりして天元様の後ろに身を隠した。 口々に残念がる声があがって、天元様もくすくすと笑う。 「あー、どうしてあたしには懐いてくれないのかな…」 「須磨は声が大きいからじゃないの?」 「ひどーい!まきをさんにだってねこちゃん寄り付かないのに!」 「うっ…あたしは別に、猫に触りたいとは思ってないわよ!」 「まあまあ、二人とも落ち着いて。 猫さん、お魚食べる?」 「雛鶴さんってばずるい!あたしもあげたいです!」 一番声の落ち着いた女のひとが、魚をほぐして小皿に乗せてくれた。 それを天元様が受け取って、わたしの方へ差し出してくれる。 天元様が渡してくれたものだからきっと大丈夫だけど、一応くんくんと匂いを嗅いで、変なものじゃないか確認する。 ほくほくのお魚からはとてもいい香りがして、危ないものは入っていないみたい。 おそるおそる口に含んでみると、まだ少し熱かったけれど、ほんのりと甘くて美味しい。 夢中になって食べるわたしに、天元様が俺の分も食うか?と言って、小皿にお魚を足してくれた。 「私達も食べましょうか?冷めないうちに」 「ああ、悪い。 その前にもう一ついいか?」 わたしの上に会話が飛び交う。 天元様の声がどこか緊張を帯びていて、少し気になって顔をあげると、やけに真剣な顔をした天元様が三人に何かを差し出していた。 小さな包み。 何かしら?すんと鼻を鳴らして匂いを探ろうにも、お魚とお料理の匂いばかりで中身が何かは分からない。 仕方なく包みを見比べていると中から出てきたのは小さなお花の髪飾りだった。 「天元様、これは…?」 「いつもお前らには世話になってるからな。 その礼だ」 「そ、そんな!」 「それに、これからはくのいちとしてじゃなく、…俺の妻として、生きてくれるんだろう?」 そう言って天元様がふっと微笑む。 女のひとたちは目を潤ませて、お花の髪飾りを握りしめた。 せっかくだし付けてみてくれよ。 と天元様が笑うと、三人は顔を見合わせて。 互いの髪にそのかわいらしい花の形を飾っていく。 「これは…白い鈴蘭?雛鶴さんにぴったりですね!」 「まきをは真っ赤な椿ね。 よく似合ってるわ」 「須磨は向日葵だね。 アンタせっかく天元様が太陽みたいに明るい色を選んでくれたんだから、泣くんじゃないわよ」 「そういうまきをさんも…、雛鶴さんだって涙目じゃないですかぁ!」 白、赤、黄の花が三人の幸せそうな笑顔を彩る。 きれいなお花ね、みんなとても似合ってると思うわ。 ほんの少し置いてけぼりの気持ちになりながらも、わたしはよかったね、と祝福の言葉を投げかける。 すると天元様がわたしを膝に乗せ、首元に何かを巻きつける。 器用にふわりと巻かれたそれはなんだかくすぐったくて、これなあに?と天元様を見上げるけれど、似合うじゃんと笑うばかりで教えてくれない。 何かしら、この首元のひものような布は。 振り向いてみると、女のひとたちがかわいいわよと口々に褒めてくれた。 「にゃ?」 「かわいいリボン。 首輪ですか?」 「ああ。 ずっと飼いたいと思ってたんだ、おまえ、俺のこと好きだもんな?」 耳をやわく撫でられて、ごろごろと喉が鳴る。 飼う?わたし、ずっと天元様のお側にいていいってことなのかしら。 桜色のリボンが首元で揺れるのを手でいじると、天元様にコラ。 と抱き上げられる。 「そのリボンはおまえが俺の家族だって印だから、取るなよ?」 天元様のきれいなお顔が、至近距離でわたしを覗き込んで、そう囁く。 とくとくと心臓が鳴るのを聴きながら、返事がわりに鼻を近づけると、天元様は目をつぶってくれた。 初めてわたしからそのくちびるに触れてみる。 ちう、と小さな音と共に離れたそれに、後ろから喚き立てるようにずるいという声が上がるけれど、わたしは気にしない。 だって、あなたたちと同じくらい、わたしも天元様のことがだいすきなんだもの。 やわらかな笑みをたたえながらわたしを膝におろすと、天元様はわたしを含めた全員に、飯にしようと声をかけた。 ほくほくだったお魚はすっかり冷めてしまっていたけれど、今まで食べたどんなご飯よりもおいしくて、わたしはありがとうと小さく鳴いた。

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宇髄天元の継子は吾妻善逸?2人の関係と音柱を引退したその後について

宇髄天元 引退後

2019年、週刊少年ジャンプで大人気連載中の『鬼滅の刃』。 鬼を倒すための非公式組織である「鬼殺隊」の中でも最上位の階級を持つ柱である「音柱・宇髄天元」が使用する音の呼吸の全型を一挙にご紹介します!強いだけじゃない、かなり個性的なキャラクター性も必見! 音の呼吸の使い手であり、元は忍者でもあった音柱の『 宇髄 天元(うずい てんげん)』。 炎柱である 煉獄 杏寿郎が活躍した無限列車編の次の物語、鬼の棲む遊郭編でメインキャラクターとして登場します。 蝶屋敷から女の子を無理やり連れ出そうとしたり、炭治郎達に対して「 俺は神だ!お前らは塵だ!」と言い放って派手を司る祭りの神を自称するなど、何かとクセの強い存在です。 しかし、自分の命よりも妻や部下の命を絶対に優先するなど、リーダーとして冷静かつ熱い一面も。 そんな音柱・宇髄天元の特徴や使用する呼吸、戦い方などを一挙にご紹介します! 目次• 音柱・宇髄天元の戦いの様は爆音が轟く派手な暴れっぷり 音柱・宇髄天元の「音の呼吸」とはどのようなもの? 音の呼吸とは、五大基本流派の一つである雷の呼吸を模倣して天元が独自に確立した、いわば派生形の流派です。 斬撃の摩擦で爆発する特殊な火薬玉を用いて、 爆撃とともに強力な斬撃をお見舞いするのが大きな特徴なんだそう。 愛刀が幅広かつ二刀流の 日輪刀であることも相まって、衝撃と爆音を伴いながら大きな刀を振り回して戦う姿は 派手そのもの。 優れた聴覚を活かした戦況把握と、爆撃による攪乱と攻撃力による力押しを主軸とした戦闘スタイルとなっています。 さらに、袖無しの隊服によって露出した腕が丸太のように太いことからもわかるように、天元はかなり屈強で恵まれた体格をしています 鬼滅の刃公式ファンブックによると、 身長は198cmもあるそうです。 宝石をあしらった装飾や金色の腕輪、整った顔立ちなども含め、とにかく派手な存在です。 しかし、男前なのは容姿だけではありません。 「 俺は神だ」といった発言からやや傲慢な印象を受けますが、善逸の消息が絶たれた際、上弦の鬼との遭遇を予感したときに「 お前たちには悪いことをした」「 俺は判断を間違えた」と素直に誤りを認めます。 その上で、炭治郎達に「 生きてる奴が勝ちなんだ」と言って恥じることなく帰りを促すなど、生き抜くことを信条とした、冷静ながらも情に厚い心の持ち主です。 作中では、地中に隠された鬼の食糧貯蔵庫に到達するためにこの技で地面を穿ちました。 貯蔵庫がどれほどの深さにあったのかはわかりませんが、一撃で地面に大穴を開けてしまうほどの突破力。 鬼が驚くほどですので、相当な破壊力を持った技であることが伺えます。 使用した時に、 通常時より激しく腕の血管が浮かび上がっているように見えることからも、それなりのタメ時間を用いて放つ渾身の一撃だと言えますね。 そのためか、相当な攻撃力を持っていると思われるものの、直接鬼に対して使用されることはありませんでした。 爆撃とともに幾重にも重なり旋回する斬撃で、技名のとおり無間(絶え間無く続くこと)に、斬撃が響き渡るような剣技です。 攻撃範囲が非常に広範囲にわたるのが特徴で、同じく広範囲を攻撃する 妓夫太郎の『円斬旋回・飛び血鎌』を完全に相殺する範囲と威力を持っています。 どっしりと構えた状態で前方に放つため、比較的防御寄りの剣技と言えますね。 なお、弐ノ型と参ノ型は作中では登場していないため、詳細不明です。 音の呼吸|伍ノ型・鳴弦奏々(ごのかた・めいげんそうそう) 片手でもいいから天元様かつやくしてくれねえかなぁ — さすに SSRAPSHOT 伍ノ型・鳴弦奏々は、 上弦の陸との戦いで追い詰められた後の反撃として使用されました。 爆撃を撒き散らしながら突進し、大きな刀を高速回転させつつ前方を斬り進むような剣技です。 敵が「 騒がしい技」と評することからも、天元の剣技の中でもかなり派手で激しい剣技と言えます。 しかし、この剣技を放った時の戦況は芳しくなく、敵の挟み撃ちに遭った天元が 炭治郎に背中を守られた直後の反撃としての一撃でした。 天元自身が毒に侵されていることや、体力の限界を超えている炭治郎の身を案じて焦ってしまったせいか、この技はあっさりと 敵に看破されてしまいます。 音柱・宇髄天元の焦りが見えた瞬間でした。 炭治郎も今後の訓練で 嗅覚によって相手の動作をある程度予知できる能力を獲得しますが、天元が使用する譜面は聴覚と頭脳によって構成されるものです。 譜面のデメリットは、戦闘を通じた敵の動作を情報源として分析するため、 能力を発揮するまでに時間がかかるのが難点です。 また、譜面が発動するほど長期戦を強いられるということは、相手が一筋縄ではいかない強者であるとも言えます。 いずれにせよ、追い詰められてしまった局面においても窮地を脱する逆転の一撃を叩き込める アツい特技ですね!また、天元はこの戦いで左腕を失ってしまいますが、片腕のハンデを埋めるための特技としても使用できるのではないでしょうか? 作中では、全身に猛毒が回った上に 左腕を切り落とされた状態という満身創痍での発動であったために、敵の攻撃を捌くことだけで精一杯であったのが残念なところです。 全力の状態で発動した活躍ぶりを見てみたかったものですね。 「 『譜面』が完成した!勝ちに行くぞォオ!」といった掛け声で炭治郎・伊之助・善逸が呼応し、各々が死力を尽くして上弦の鬼を攻めるシーンは圧巻。 攻撃に攻撃を重ね、まるでラグビーのトライのような押し込みの激しさとスピード感のあるバトルシーンは思わず気分が高揚する場面でした。 ストーリー上では初めて上弦を倒した音柱が引退? 悲願の上弦の鬼の打倒を達成! 何年も顔ぶれが変わらなかったと言われる、十二鬼月の 上弦の鬼たち。 その年数はなんと 113年という長さですが、天元と炭治郎達が上弦の陸である妓夫太郎&堕姫を打倒したことによって、諸悪の根源である鬼舞辻無惨に一矢報いることに成功します。 ですが、天元達が受けたダメージも甚大なもの。 天元自身は長時間猛毒に侵されたほか、 左目と左手を失ってしまう程の重傷を受けてしまいました。 炭治郎は 命の限界を越えかけた上に毒の刃で顎を貫かれ、善逸は両足を 骨折し、伊之助は胸を貫かれて 猛毒を浴びるなど、どれも命に関わる致命傷です。 鬼を倒した後も、猛毒によって死の寸前まで追い込まれてしまいましたが、ここでなんと 禰豆子が持つ、 鬼だけを焼く血鬼術で猛毒だけを焼き飛ばすことに成功します。 全員が死力を尽くして助け合った結果、一人も欠けることなく上弦の陸を打倒することに成功するのでした。 音柱・宇髄天元は目と腕の欠損により音柱を引退。 天元は引退を決意し、今後は育手として 鬼殺の剣士の育成に努めることになります。 天元の引退に伴って音柱の席が空いてしまいますが、天元には 継子がいるという描写はされていません(妓夫太郎に対し炭治郎達は俺の継子だと言い張りましたが)。 天元以外に音の呼吸の使い手は確認されていないので、残念ながら音柱の席は空いたままに。 コミックスになぞらえていくと、無限列車編の次は 天元が活躍する遊郭編になりますが、さすがに2019年11月時点ではアニメ2期や劇場版の続編の情報はありません。 しかし、これほどの絶大な人気を誇りつつアニメ2期が放送されないということは考えにくいです。 よって、勝手な推測ではありますが、 アニメ2期は遊郭編からスタートするのではないかと考えています!美しい帯や禍々しい血鎌、派手な音や爆撃が飛び交うバトルシーンは非常に見応えがあるのではないでしょうか? 天元は、動きと音がある映像でこそ派手さが際立つキャラクターで。 アニメでの活躍や2期の情報解禁が待ち遠しいですね。

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鬼滅の刃で『宇髄』が話題に!

宇髄天元 引退後

【特徴】 初登場 11巻 妓夫太郎相手に使用 回転させた刃が爆発しながら相手を猛攻する。 無数に発生する爆発音で周囲は非常に騒がしくなる。 妓夫太郎の鎌による猛攻をこの技で押し返した。 【「鬼滅の刃」を読むなら「U-NEXT」がおすすめ】 「鬼滅の刃」を取り扱っている電子書籍をービスは多数ありますが、それらの中でも特におすすめしたいサービス 「U-NEXT」です! なぜ、 「U-NEXT」のサービスがおすすめなのか?以下にて説明致します。 そちらに登録することにより加入特典として600Pがプレゼントされるので、このポイントを利用することにより「鬼滅の刃1冊(1~最新巻まで)」無料購読できる。 登録日から31日間を過ぎると月額料金が自動で発生します。 継続利用するつもりがない人は、登録日から31日以内の解約をお忘れなく。 U-NEXTで配信している全ての作品が見れる訳ではありません。 まずは無料登録することで上記の様なサービスを利用できますが、登録してすぐ支払いや課金に繋がると思うと気が進まない方もいるかと思います。 そこでU-NEXTでは、「実際U-NEXTとはどのようなサービスなのか?使いやすいのか?など」ユーザーに一度お試しとして利用してもらう為に「31日間無料トライアル」というサービスを設けてくれています。 「31日間無料トライアル」の魅力は2つあり、 1つ目は【登録日から31日間限定で見放題対象作品が何度でも視聴可能】という事。 2つ目は、【31日間無料トライアルに登録すると加入特典としてプレゼントされる600P】です。 加入特典としてプレゼントされる600Pは、U-NEXT内にある全ての有料作品に使え、例えば電子書籍なら「鬼滅の刃」・「キングダム」・「進撃の巨人」、映像作品なら「アベンジャーズ」・「ジョーカー」・「ONE PIECE STAMPEDE」というように、600P以内の作品であれば利用可能です。

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