再生 可能 エネルギー。 再生可能エネルギー

再生可能エネルギーの歴史と未来|再生可能エネルギー・新エネルギー|スペシャルコンテンツ|資源エネルギー庁

再生 可能 エネルギー

再生可能エネルギーとは 再生可能エネルギーについては、「 エネルギー供給構造高度化法」によって定義されています。 この政令では「再生可能エネルギー源」について、「太陽光・風力その他非化石エネルギー源のうち、エネルギー源として永続的に利用することができると認められるものとして政令で定めるもの」とされています。 具体的に、 太陽光・風力・水力・地熱・太陽熱・大気中の熱その他自然界に存ずる熱・バイオマスなどが定められています。 再生可能エネルギーの特徴 再生可能エネルギーは、温室効果ガスを排出せず、国内で生産できることから、エネルギー安全保障にも寄与できる有望かつ多様で、重要な低炭素の国産エネルギー源です。 東日本大震災以降、温室効果ガスの排出量は増加し、 2013年に過去最高の排出量を記録しました。 このような現状の中で、2016年に発効したパリ協定では以下が合意されています。 (2). (1)のため、できるかぎり早く世界の温室効果ガス排出量をピークアウトし、21世紀後半には、温室効果ガス排出量と(森林などによる)吸収量のバランスをとる 2016年時点で、日本はエネルギー供給のうち、石油や石炭、天然ガスなどの 化石燃料が8割以上を占めており、ほとんどが海外依存です。 またエネルギー自給率は8. 再生可能エネルギーは、国産のエネルギー源であることから、エネルギー自給率の改善にも効果があります。 再生可能エネルギーは、「エネルギー供給構造高度化法」によって定義されている。 具体的に、太陽光・風力・水力・地熱・太陽熱・大気中の熱その他自然界に存ずる熱・バイオマスなどが定められている。 現在の日本は、エネルギー供給のうち、石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料が8割以上を占めており、ほとんどが海外依存である。 (出典:資源エネルギー庁 「再生可能エネルギーとは」) 再生可能エネルギー(クリーンエネルギー)の種類 ここまでは再生可能エネルギーの特徴や現状について解説しました。 次に、再生可能エネルギーの種類について説明します。 太陽光発電 太陽光発電は、シリコン半導体などに光が当たると電気が発生する現象を利用して、 太陽の光エネルギーを太陽電池に直接電気に変換する発電方法です。 日本における導入量は、着実に伸びており、世界的にも中国・ドイツとともに世界をリードしています。 エネルギー源が太陽光であることから、設置する地域に制限がないことや、送電設備のない遠隔地(山岳部、農地など)の電源として活用することが可能であるメリットがあります。 しかし、気候変動により発電出力が左右されるなどの不確定要素もあります。 風力発電 風のエネルギーを電気エネルギーに変えるのが風力発電です。 2000年以降から日本で増え始め、2016年度末で2,203基、累計設備容量は335. 7万kWまで増加しています。 大規模に発電できれば発電コストが火力並みであり、経済性も確保できる点、風車の高さやブレードによって異なるが、風力エネルギーは高効率で電気エネルギーに変換できる点などがあります。 電力の需要と発電エネルギーのバランスを保つために「容量面での系統制約」と、「変動面での系統制約」に大きく分けられる。 バイオマス 「バイオマス」とは、動植物などから生まれた生物資源の総称です。 バイオマス発電では、この生物資源を「直接燃焼」したり「ガス化」するなどしながら発電を行います。 光合成によってCO2を吸収して成長するバイオマス燃料は、「京都議定書」における取扱上、CO2を排出しない環境に優しいメリットがあります。 しかし、資源が広い地域に分散していることから、取集・運搬・管理にコストがかかる小規模分散型の設備になってしまうという課題もあるのです。 水力発電 水資源に恵まれた日本は、発電への利用も昔から盛んです。 そのため、水力は国内で賄うことのできる貴重なエネルギー源として知られています。 水力発電といえば大きなダムを想像しますが、 近年は中小水力発電の建設が活発化しています。 これは河川の流水を利用する以外にも、農業用水や上下水道を利用して発電する場合もあります。 既に開発済みの大規模水力に比べて、まだまだ開発できる地点が多く、注目されています。 本格的な地熱発電所は1966年に運転を開始し、現在では東北や九州を中心に展開。 総発電電力量はまだ不十分ですが、 安定して発電ができる純国産エネルギーとして注目されています。 地下の地熱エネルギーを利用することから、化石燃料のように枯渇する心配が無く、長期間にわたる供給が期待されます。 その反面、地熱発電所の性格上、立地地区は公園や温泉などの施設が点在する地域と重なるため、地元関係者との調整が求められます。 太陽熱利用 太陽の熱エネルギーを太陽集熱器に集め、熱媒体を暖め給油や冷暖房などに活用するシステム。 機器の構成が単純であることから、導入の歴史は古く実績も古いのが特徴です。 システムのエネルギー源は太陽エネルギーであることから、エネルギー源そのものの導入コストは永久的に無料です。 また、簡単なシステムであるため、特別な知識や操作が必要なく、一般事務所だけでなく給油利用の多い介護施設などでも手軽に導入できます。 【太陽光発電】 太陽の光エネルギーを太陽電池に直接電気に変換する発電方法。 【地熱発電】 地下の地熱エネルギーを利用して発電する。 【風力発電】 風のエネルギーを電気エネルギーに変える発電方法。 【水力発電】 河川の流水や農業用水、上下水道を利用して発電する。 【太陽熱利用】 太陽の熱エネルギーを太陽集熱器に集め、熱媒体を暖め給油や冷暖房などに活用するシステム。 (出典:資源エネルギー庁 「再生可能エネルギーとは」,2017) 再生可能エネルギー(クリーンエネルギー)のメリット ここまでは、主なクリーンエネルギーの種類について説明しました。 次に、クリーンエネルギーのメリットについて解説します。 温室効果ガスの削減 クリーンエネルギーは、化石燃料とは異なり、利用時に温室効果ガスであるCO2を排出しません。 そのため、世界で問題となっている温室効果ガス削減に大きく貢献します。 現在世界中で温室効果ガスの削減の取り組みは進んでおり、日本では2014年度以来5年連続で温室効果ガス排出を削減し、 2013年度から約12%削減に成功しています。 産業の国際競争力強化 世界のクリーンエネルギー市場は年々拡大を続けており、成長市場として世界から期待されています。 太陽電池に関連する関連特許出願数などでも日本は他国を大きくリードしていますが、現実として市場シェアは維持拡大できていない状態が続いています。 技術はあるのにも関わらず、付加価値の大きいシステム事業に参入できていない状態のため、今後十分に世界でも大きな競争力を付けることが可能なジャンルとなっています。 雇用の創出 クリーンエネルギーの導入は、設備製造、建設・設備、維持管理、資源収集等に関連する新規雇用創出に貢献します。 世界の再生エネルギー導入による雇用者数は年々拡大しており、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)が発表した数値よると、再生可能エネルギー業界は、2017年に世界で50万人以上の新規雇用を創出し、再生可能エネルギー(大規模水力を含む)に雇用された総人数は初めて1,000万人を超えました。 また、2017年の太陽光発電産業の雇用は2016年から約9%増加し、世界中で340万人、風力発電産業の雇用はわずかに減少し、115万人になりました。 中国、ブラジル、米国、インド、ドイツ、および日本は、世界最大の再生可能エネルギーの雇用者であり、世界中のすべての産業の仕事の70%以上を占めています。 世界中で再生可能エネルギーが広がることによって、さらに雇用の拡大が予想されています。 クリーンエネルギーは、利用時に温室効果ガスであるCO2を排出しない。 太陽電池に関連する関連特許出願数などでも日本は他国を大きくリードしていますが、現実として市場シェアは維持拡大できていない。 雇用の特徴として、風力発電は設備製造、太陽光発電では建設・設備による雇用効果が大きくなっている。 (出典:「NDC提出を契機とした我が国の更なる削減努力の追求について」) (出典:(IRENA)「再生可能エネルギーと雇用 年次レビュー2018」) (出典:「再生可能エネルギー導入加速化の必要性など」) 再生可能エネルギー(クリーンエネルギー)の課題 ここまでは、クリーンエネルギーを導入するメリットについて解説しました。 次に、クリーンエネルギーが抱える課題について詳しく説明します。 発電コスト クリーンエネルギーの主力電源化を叶えるためには、まず世界に比べて高いクリーンエネルギーの発電コストの低減が求められます。 日本は世界と比較すると、クリーンエネルギーの発電コストにおいて遅れをとっています。 長期的に安定した電源の実現 長期的に安定した電源となることも求められます。 これまで、FIT制度によって再生エネルギーの導入は進みましたが、FIT制度の認定を受けても長時間稼働しない事業者や、事業終了後の準備が不十分であるなどの問題が指摘されており、このような課題に取り組むことも必要です。 系統制約の解消 これまで、日本の電力系統は主として大規模電源と需要地を結ぶ形で作られてきましたが、従来の大規模電源が立地している地域とクリーンエネルギー電源のポテンシャルのある地域は、必ずしも一致しないのです。 そのため、クリーンエネルギーを電力系統に接続する際に、「系統につなげない」「費用が高い」「時間がかかる」などの系統制約の問題が顕在化しています。 系統の増強には多額の費用と時間が伴うため、まずは既存の系統を最大限に活用していくことが有効です。 先進的な海外の手法を導入しながら、系統制約の解消を進めていく必要があります。 クリーンエネルギーの主力電源化を叶えるためには、まず世界に比べて高いクリーンエネルギーの発電コストの低減が求められる。 FIT制度の認定を受けても長時間稼働しない事業者があるなどの問題があるため、長期的に安定した電源となることが求められている。 系統制約の問題が顕在化しているが、系統の増強には多額の費用と時間が伴うため、まずは既存の系統を最大限に活用していくことが有効。 また先進的な海外の手法を導入しながら、系統制約の解消を進めていく必要がある。 (出典:資源エネルギー庁 「再生可能エネルギーとは」) 再生可能エネルギー発電促進賦課金とは何か? 発電促進賦課金とは、「固定価格買取制度」で買い取られる再生可能エネルギー電気を買い取りに要した費用を、電気使用者から広く集めるものです。 私たちは毎月の電気代とは別に発電促進賦課金も納付しています。 ちなみに、固定価格買取制度は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度です。 電力会社が買い取る費用の一部を電気を利用する方から賦課金という形で集めることで、今はまだコストの高い再生可能エネルギーの導入を支えているのです。 この仕組みによって、発電設備の高い建設コストも回収の見通しが立ちやすくなり、より普及が進んでいきます。 発電促進賦課金とは、「固定価格買取制度」で買い取られる再生可能エネルギー電気を買い取りに要した費用を、電気使用者から広く集めるもの。 固定価格買取制度は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度。 (出典:資源エネルギー庁 「固定価格買取制度とは」) 再生可能エネルギーへの知見を深め、環境について考えよう! 今回は、知っているようで知らない「再生可能エネルギー」の概要から、メリット・デメリットまでを解説しました。 普段生活の中で何気なく使う電気は、発電方法をよりエコなものに変える必要性に迫られています。 しかし、少しずつ地球の環境を守る取り組みは進んでいるものの、まだ十分とは言いきれません。 この記事をきっかけに、再生可能エネルギーをより知って、環境について考えてみてはいかがでしょうか。

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再エネの大量導入に向けて ~「系統制約」問題と対策|再生可能エネルギー・新エネルギー|スペシャルコンテンツ|資源エネルギー庁

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自然エネルギー: みんな電力が再生可能エネルギーに特化した新電力支援サービス「まいける」を本格展開。 エネルギーの地産地消などを目指す新電力に対し、事業の立ち上げから電源融通、需給管理など、事業運営に必要なサポートを一気通貫に提供する。 AI技術は既存の技術をどう変え、どのようなメリットをもたらすのか。 TSMCのチェアマンを務めるMark Liu氏は、同州に半導体工場を建設する意義について語った。 comが20億ドルの温暖化対策ファンド「Climate Pledge(気候公約) Fund」を立ち上げた。 昨年立ち上げた2040年までにゼロカーボンになるという誓約に署名した企業を支援する。 再生可能エネルギーの出力変動対策としての有効性を検証する。 太陽光で製造した水素を利用し、ビルでCO2フリーの電力を活用する。 新実験棟は、さまざまな施工実験が行える設備を備えている他、屋根に太陽光発電システムを実装するなど、環境にも配慮している。 現在主流のリチウムイオン電池より低コストで安全性に優れる蓄電池として、再エネの出力変動対策など向けに量産実用化する。 今回は農村などにおける持続可能なBCP対策として新たにスタートした、ソーラーシェアリングとEV(電気自動車)を組み合わせた実証実験について紹介します。 再生可能エネルギーの発電量変動抑制に用いられる長周期向けとなっており、電力貯蔵用蓄電システムを構築する場合にリチウムイオン電池と比べてトータルコストを半減できるとする。 都市近郊農村の低炭素化と農村BCP構築を目的としたプロジェクトだ。 水素を混焼できるガス発電システムや自己託送制度と組み合わせて活用し、広域エリアにおける最適な電力融通でCO2削減を目指す。 今回も引き続き新型コロナを受けての番外編として、エネルギーに加え、食料や居住の在り方といった複数の観点から、アフターコロナの時代に求められる「持続可能な社会」について考えます。 2020年8月に開始した岐阜県飛騨市・高山市に続く2カ所目となる実証で、カーポートに設置した太陽光発電システムの電力をワイヤレスで給電する。 大手電機8社の決算発表時のコメントを分析しながら、現状と今後をどのように見据えるべきなのか、整理してみたいと思う。 66MWの水上太陽光発電所「いちご笠岡尾坂池ECO 発電所」(岡山県笠岡市)が4月25日から発電を開始したと発表した。 再エネと蓄電池で建設現場のCO2排出量削減を実現するビジネスモデルの構築を目指す。 新電力のLooopと電力比較サイトのENECHANGEが、共同でファンドビジネスに乗り出す。 主な投資対象となるのは、電力需要の拡大とともにインフラ整備が進む新興諸国だ。 しかし、欧州では既に2008年から、電力の先物取引においてマイナス価格の制度が導入されている。 実際、電力の先物取引での値段がマイナスとなることは、ごく当たり前のことだといわれている。 グローバルで圧倒的高シェアを占めるLMガイドの強みを生かしつつ、「リアル(対面)とデジタル(非対面)の融合」により新たな顧客体験価値を創造し、提供していくものだ。 将来的には、予兆検知アプリケーション「OMNIedge」との連携も想定されている。 プロジェクトの行く末に大きな関心が集まっていたが、着工に向けて大きく前進したようだ。 2020年5月1日を予定していた太陽光発電の第6回入札の事業計画の受付開始は当面延期となった。 筆者は「単なる市場の混乱」だけでないと指摘。 アフター・コロナに価値や価格が消滅・激減するモノとは。 全国の住宅展示場375カ所および体験型施設「住まいの夢工場」5カ所の計380カ所が対象となっている。 再生可能エネルギーの固定買取価格制度による電力の買取が満了となった卒FIT太陽光を活用するプロジェクトだ。 17番目の県営発電所で、横川ダムの放流水を有効利用して発電を行う。 全国の12生協との共同目標で、2030年までに年間発電量にして現状の2倍以上となる約4億kWhの再生可能エネルギー創出を目指す方針だ。 全体の最終エネルギー消費量は前年度比2. 7%の減少に、一次エネルギーの国内供給量も同1. 8%減となったが、再生可能エネルギーや原子力発電などの非化石電源による供給量は6年連続での増加となった。 温暖化ガスとなるCO2を再利用できる、カーボンリサイクル技術の実現につながる成果だという。 本信州産の電気を利用する最初の企業となる。 再エネ由来水素のエネルギーキャリアとして期待される新たなアンモニア合成触媒手法の実現に貢献する成果だという。 同年度の倒産件数は81件で、前年度から15. 6%の減少となった。 2014年度以来、5年連続で増加してきた太陽光関連業者の倒産は6年ぶりの減少となっている。 それによると、地域内の民生・農水用電力需要を上回る量の再エネ電力を生み出している「電力永続地帯」の市町村数が、調査開始から初めて1割を超えた。 センターは、「地球環境負荷軽減と役割・新機能による知的生産性向上を両立したサステナブル建築」を掲げ、オフィス棟で1次エネルギー消費量がゼロのZEBと、敷地全体ではZEB Readyの認証取得を目指している。 都内とは異なる気象条件や道路条件で走行テストを行い、配送に伴うCO2の削減の活用に役立てる狙いだ。 同社グループが所有する再エネ電源のトラッキング付非化石証書を取得し、再エネの自給自足を目指す。 国内の再生可能エネルギー電源の取得、運営を行い、将来的にはトヨタグループへの供給を目指すとしている。 今回は経産省が2020年3月に発表した2020年度のFIT価格と、ソーラーシェアリング市場への影響について考察します。 MIRAIはいわずと知れた燃料電池車(FCV)で、水素と酸素を反応させて発電するFCスタックを備えている。 クルマ以外の燃料電池需要に対して、MIRAIのFCスタックの持つポテンシャルは大きい。 3つの電池を最適にコントロールしながら、住宅を電力系統の安定化に貢献する「電源」として運用する。 同社は、「現時点では、感染拡大による経済的損失の度合いや期間については不透明で、2020会計年度の売り上げや利益に対する具体的な影響を確実に評価、定量化することは困難だ」と述べている。 完全自家消費を実現するために必要な機能を内蔵し、システム構成機器数の最小化を実現できるという。 中長期の状況を見据え、関係団体および発電事業者などと協議を開始するという。

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環境にやさしい再生可能エネルギー、導入のための現状や課題とは?

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再生可能エネルギーの普及が、なかなか進まない日本ですが、日本政府のエネルギー戦略として、 水素エネルギー(水素燃料)があるのをご存知ですか? 日本は今、 「再生可能エネルギーよりもすごい、 究極のクリーンエネルギー」として水素エネルギーの導入に積極的です。 最近では、水素エネルギー技術を世界に発信するために、2020年の東京オリンピックの聖火台や聖火リレーのトーチ(松明)に水素燃料が使われる計画なども発表されていました。 他にもオリンピックで 「水素で走る車」や 「 水素で運営されているホテル」が使われるなんて噂もあるほどです。 しかし、水素エネルギーには、メリットだけではなく 水素爆発するリスク・デメリットがあるのも確かです。 それでは水素エネルギーが、日本の未来をどのように変えるのか、一緒にみていきましょう。 ・ 二酸化炭素の排出量41%を削減できる ・車の燃費が2倍に伸びる ・余ったエネルギーで安定した電力の供給ができる ・水素エネルギーは輸送して使える ・災害時に非常用電源として利用できる 便利になり、環境に優しい未来が期待されています。 日本はエネルギーに乏しい国であり、日本の一次エネルギーの 94%は海外から輸入する化石エネルギー資源頼りです。 化石エネルギーというと環境に悪影響を与える 「CO2の排出抑制」も世界的に重要な課題になっています。 日本も化石エネルギーの依存からの脱却、CO2排出抑制という目標を実現するためクリーンなエネルギーの導入を進めています。 そこで日本政府は、水素社会を目指しで水素エネルギーの開発を進め、TOYOTA自動車の水素で走る「電池燃料自動車」の普及も進んでいます。 では次に、 「水素エネルギーが太陽光、風力などの再生可能エネルギーと何が違うのか?」についてみていきましょう。 そもそも水素エネルギーとは?『再生可能エネルギー』とはナニが違う? そもそも「水素エネルギー」とは何なのか。 また再生エネルギーとは何が違うのでしょうか。 もしかしたら、聞いた話と違うことがあるかもしれません。 水素エネルギーの定義 「水素」と「酸素」を反応させると、水と電気が発生します。 その水素を元に発生した電気が 水素エネルギー 別名:水素燃料 です。 水素エネルギーにはこんな特徴があります。 ・ 枯渇しない ・どこにでも存在する ・CO2を排出しない 増加させない このように再生可能エネルギーは環境に優しいエネルギーですが、太陽光発電、風力発電などは、天候によって供給が左右されることがあります。 水素エネルギーは、天候に左右されることがないので、供給が不安定になる 再生可能エネルギーと組み合わせたエネルギー対策を勧めています。 ここがスゴイ!水素エネルギーのメリット3つ 水素エネルギーには、どのようなメリットがあるのかを紹介します。 廃プラ• メタノール・エタノール• 化石燃料• 製鉄所や化学工場 など、さまざまなところから水素は調達することができます。 下水汚泥や廃プラスチックがどのように水素エネルギーになるのかについても、この記事の途中で紹介します。 水素は使っても二酸化炭素を排出しない、しかも… 水素を使った発電の最大のメリットが、 「使っても二酸化炭素を排出しない」ということです。 化石燃料から水素をつくるときにCO2が排出されますが、海外で実用化されているCO2を地中に貯蔵する技術 『CCS』と組み合わせることで、 「実質、二酸化炭素排出ゼロ」にすることができます。 再生可能エネルギーを用いて水素エネルギーを作れば、 発電から使用までCO2をほとんど発生させない 仕組みも実現できます。 水素はガソリンよりエネルギー効率が2倍 水素エネルギーを使った FCV(燃料電池自動車)とガソリン車を比較した場合、エネルギー効率でも水素は優れています。 ガソリン・エンジンのエネルギー効率は30~40%ですが、 FCV 燃料電池自動車 は60%以上です。 このように水素はガソリンより エネルギー効率が1. 5〜2倍になります。 たとえば、化石燃料から水素を製造するときにCO2が発生しても、トータルで見ると二酸化炭素の排出を減らすことができます。 どうやって作る?水素エネルギーの最新技術 水素は宇宙で一番多いと言われている元素で、枯渇する心配のない資源としても注目されています。 最新技術では、次のような画期的な方法で水素エネルギーを作り出すことができます。 家畜由来の糞尿から 家畜由来の糞尿や下水汚泥などを発酵させて生じる バイオガス 主成分は炭酸ガスとメタンガス からメタンガスを精製し、 メタンガスから水素を製造する方法です。 日本での家畜の糞尿による水素製造は、2017年に北海道で初めて実証実験が運用されています。 福岡市や富士市などでは、 下水汚泥から水素を製造してFCV(燃料電池車)に供給する実証事業が実施されています。 使用済みプラスチックから 使用済みプラスチックからアンモニアを製造する 「プラスチックのケミカルリサイクル」という方法もあります。 太陽光発電の 余剰電力を使って水を電気分解し、水素に変えてエネルギーの貯蔵することもできます。 この電気を水素ガスに換えて貯蔵するシステムを 「P2G(Power to Gas)」と言います。 これで再生可能エネルギーによる発電の弱点• 発電量は天候次第• 発電しても充電はできない をカバーすることもできます。 特に変動の大きい太陽光や風力の不安定な供給面は、 過剰電力を水素に転換してしまえば安定量を供給できるようになるメリットがあるのです。 どうやって使う?水素エネルギーの実用例3つ では実際にどのように水素エネルギーが使われているのか、すでに普及している水素エネルギーの実用例をみていきましょう。 家庭用燃料電池の『エネファーム』は、 家庭の供給ガスから水素を取り出し、その水素と空気中の酸素を化学反応させて電気を作ります。 さらに発電の時に発生する熱でお湯を作り給湯に利用することができます。 そのため、家庭においても 省エネで電気代削減のメリットがある発電システムです。 水素を使った大規模な発電『新しい未来の発電方法』 水素を 『核融合反応』させると、 水3リットルで日本人ひとりが消費する1年分の電気を発電することができるという発電方法です。 (2019年現在開発中で実用はされていません。 ) 『核融合反応』と聞くと、原子力発電のような、とても危険なイメージをしてしまうかもしれません。 しかし、水素を使った『核融合反応』は、 「トリチウム」(三重水素)という、もっとも毒性の少ない放射性核種を使っています。 「原子力発電で使うプルトニウムやウランは10万年の隔離が必要」と言われていますが、「トリチウムは100年管理すれば再利用できる」そうです。 核融合発電が確立すれば、 少量の水素で大規模な発電ができる新しい未来の発電方法になるかもしれません。 正式には水素車ではなく FCV(燃料電池自動車)と呼びます。 ガソリン車がガソリンスタンドで燃料を給油するように、燃料電池自動車も 「水素ステーション」で水素の補給が必要になります。 トヨタによると 3分程度で充填することができ、走行距離は約650km 参考値 ガソリン車と使い勝手もほとんど変わりません。 万が一事故にあった場合、「水素」が爆発するのでは?と危険性が気になりますが、トヨタのMIRAIは約80kmで追突されても、事故でパイプが折れたとしても水素爆発することはない設計になっているとのことです。 あなたの近くの水素ステーションをチェック! FCV(燃料電池自動車)は、 「水素ステーション」で水素を充填します。 水素ステーションが近くに無ければ乗ることができませんよね。 現在、日本の水素ステーションは4大都市を中心に約100か所です。 2020年には160か所、2025年には320か所に増えるとのがあります。 水素エネルギーの将来性と未来 水素エネルギーが普及すると将来どのような影響があるのでしょうか。 2017年のデータでは、日本の二酸化炭素排出量は約12億トンあり、そのうち 運輸部門では2億1300万トンでした。 運輸部門のうち、バスやタクシーを含めた 自動車全体で86. 自家用乗用車だけでも約1億トンです。 ちなみに、飛行機の飛ぶ高度で発生する排気ガスは未規制で害が多く、人の死につながるような汚染をもたらすとも言われているのです。 年々増える飛行機の空気汚染も解消できる!? 航空機からの大量な排気ガスも大気汚染の一因になっていることも忘れてはいけません。 航空機の排気ガスは車と同じく、二酸化硫黄、窒素酸化物などの大気汚染物質が何種類も含まれています。 大型航空機1機の離着陸で約4トン、中型機だと約2トンの燃料を使用するため、北京、上海、広州では毎日1000便以上のフライトがあることから、航空機が毎日排出する汚染物質は、少なくともタクシー60万台をフル稼働させたときの排ガス排出量に相当すると説明した。 searchina. しかもこれが世界中となれば60万台どころではありません・・・。 航空機にも水素エネルギーが普及すれば、年々増える飛行機の空気汚染の解消にもつながるかもしれません。 水素による核融合反応が確立されたら 出典:温室効果ガスインベントリオフィス より 水素による核融合反応が確立された場合、日本国内の41%のCO2排出量を削減することができます。 CO2排出量の大部分を占めるエネルギー転換部門で削減できるので、CO2排出抑制に大きく貢献するでしょう。 もし、水素が普及し家庭でも手軽に電気を使える発電ができるようになれば、貧しい国でも電気が使えるようにすることができます。 知っておきたい水素エネルギー4つの【問題点・デメリット・リスク】 CO2を排出しないクリーンな水素エネルギーですが、メリットだけではなく、まだ問題点やデメリット・リスクもあります。 現状では多くの水素が化石エネルギーから作られている クリーンなエネルギーとしている一方で、現在では多くの水素が化石エネルギーから作られています。 水素を作るために、• 枯渇問題のある化石エネルギーを採掘• 化石エネルギーからのCO2の排出 というのは、エネルギー問題、 環境問題において矛盾している点がありますよね。 水素社会実現のためには、化石エネルギーに頼らずに水素エネルギーを作れるようにならなければいけません。 大きなエネルギーを保管する技術が必要である 水素は金属の内部に浸透すると『水素脆化』(すいそぜいか)という金属の強度を弱くさせる減少が起こります。 水素は簡単に引火し、水素爆発を起こす可能性があるので、水素脆化おこさない方法で保存、使用されないといけません。 貯蔵と取り扱いには化石燃料よりもインフラの整備などに技術と費用がかかることが普及の妨げになっています。 水素ステーションも全国で104ヶ所しかなく、その建設費用も1ヶ所で4億~5億円と ガソリンスタンドの5倍の費用がかかります。 (EVの急速充電器の初期費用は330万~1650万円) 建設費用が高く、水素ステーションの開発がなかなか進まないという状況にもあります。 燃料電池自動車の価格も700万円台と高額であることなどから、国内販売数も3000台程度にとどまっています。 優遇税制の適用でも500万円以上 国の政策では、2025年までに500万円台、水素ステーション1ヶ所あたり2億円に引き下げる目標を設定しています。 水素エネルギーでは、高い技術も必要ですし、費用もかかるので 普及や開発に時間もかかってしまっています。 「トリチウム汚染」について考える必要も 水素を使って核融合エネルギーを作るには、さきに説明したとおり「トリチウム」(もっとも弱い放射性核種)が利用されます。 自然界のトリチウムだけでは足りないので、さらに大量のトリチウムを生産する必要がありるのです。 その中で、大量に漏れたり、汚染される可能性もあります。 放射性物質の中でも毒性は高くないとされるものですが、トリチウムによる被ばく事故の実例もあります。 体内では均等分布で、生物的半減期が短く、エネルギーも低い。 こうしたことから三重水素は最も毒性の少ない放射性核種の1つと考えられ[13]、生物影響の面からは従来比較的軽視されてきた[14]。 しかし一方で、三重水素を大量に取扱う製造の技術者ではあるものの、内部被曝による致死例が2例報告されている[15]。 引用: 水素による核融合エネルギーを行なう場合は、トリチウム汚染についても考える必要があります。 【まとめ】「水素エネルギーは魅力的。 ただし高度な技術と管理が必要」 水素エネルギーは、水や糞尿からも作れるクリーンエネルギー。 エネルギーが大きいので、管理する技術やインフラの整備が重要になってきます。 (トヨタの車はそれをクリア。 あとはコストと普及の問題?) 核融合エネルギーを作る場合は、トリチウムの汚染について考えないといけません。 そして水素エネルギーが一般的に普及するには、コストの低下が重要になるでしょう。

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