い だ てん 小松 勝。 【いだてん】39話ネタバレ感想:小松勝は満州で死亡!志ん生・美川・森繁久彌も満州に【東京オリムピック噺 大河ドラマ 中村勘九郎・阿部サダヲW主演】

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い だ てん 小松 勝

『いだてん』39話のあらすじネタバレ 昭和20(1945)年 3月。 美濃部孝蔵(森山未來)や三遊亭圓生(中村七之助)に、満州へ、ひと月ほど兵士たちの慰問興行へ行ってほしいという話がきました。 圓生はこれを二つ返事で受けますが、孝蔵は難色を示します。 しかし、満州には空襲が無いとか、禁演落語もないといったことを聞き、家族にも背中を押され、引き受けることに。 昭和20(1945)年 5月。 満州の大連へやってきた孝蔵と圓生。 日本にいたときと違って空襲もなく、酒も飲め、慰問興行しながらのんきに暮らしていました。 そうして気づいたら、一か月の予定が、もう二か月に。 そんな折、満州の警備隊に就いていた小松勝(仲野太賀)が、興行を見にやってきました。 小屋へ入ろうとすると、絵葉書を手売りしていた中国人男性が、日本兵に押され、商品をぶちまけてしまいます。 けれど日本兵らは誰も見向きもせず、無視して通り過ぎてしまいます。 けれどそんな中、勝だけが地面に散らばった絵葉書を拾い上げました。 そして一枚、絵葉書を購入した勝。 その後、孝蔵の「富久」を聴きました。 すると孝蔵へ、走り方のフォームがなってないと、ダメ出し。 孝蔵はそれがうっとおしく、勝を追い返してしまいます。 昭和20(1945)年 7月。 孝蔵たちは、奉天(ほうてん)へとやってきて、放送局の社員で芸達者な森繁久彌(渡辺大知)に出会います。 満州へやってきて3か月経つというのに、燃料不足で引き揚げ船が全く出ず、日本へ帰れません。 さらには、沖縄の日本軍が全滅したとか、ソ連が中立条約を破って攻めてくるとか、広島や長崎に原爆が落とされたなど、悪い噂話ばかりが聞こえてきます。 そしてついに、ソ連軍が攻めてきて、街中が混乱。 そんなとき、また勝と出会います。 勝は、以前出会った後、本来は沖縄へ配置換えされる予定だったのですが、出発の前夜、戦況の悪化を悲観した分隊長(村杉蝉之介)が皆に「逃げろ!」と命じたため、今は逃亡兵として満州を彷徨っているという。 これに圓生は「良い隊長に恵まれたね」と零します。 しかし、逃亡兵と行動を共にしたのでは、こっちに身の危険が及ぶと、突き放そうとする圓生。 するとそこへ、銃を持った中国人男性が、日本人を撃ち殺すという騒ぎが起きます。 その男性は、圓生たちにも近づいてきましたが、勝の姿を認めると、向けた銃を下ろしました。 その男性は、以前、勝が手助けした絵葉書売りの男性だったのです。 孝蔵たちは、勝のおかげで命拾いした、と感謝しました。 昭和20(1945)年 8月15日。 3人は、大連で終戦を迎えました。 中国人たちは歓声を上げ、日本人が住んでいた場所を荒らします。 その様子をみて「これから仕返しが始まるんですね」と呟く圓生でした。 3人は、荒れ果てた興行小屋で酒を酌み交わします。 持ち出したお酒はロシアのお酒、ウォッカ。 強い酒にもかかわらず、孝蔵や勝は、豪快に飲みます。 そして酔った勝は、「日本に帰りたい」「走りたい!」と嘆いたり、師匠である金栗四三(中村勘九郎)のことをこき下ろしたり。 そして家族の話も。 圓生には子供が6人いて、孝蔵は4人、勝は1人。 孝蔵の長男・清(若林時英)は噺家で、日本へ引き揚げたら、清の高座を聴くのが楽しみだという。 これを聞いた勝は「金治もオリンピック選手になってくれたら嬉しいなぁ」と呟くのでした。 後日、興行を打つ孝蔵と圓生。 こんなご時世、誰もやって来ないかと思いきや、100人ほど客が来ました。 けれど、そこでの客同士の会話は「若い女が青酸カリで集団自決した」とか「皇太殿下は捕虜になってアメリカへ連行されるらしい」といった暗い噂ばかり。 孝蔵は、こんな空気じゃウケる気がしないと尻込みます。 けれど、圓生は物怖じせず、居残り組の我々にはアレだと「居残り佐平次」を演じました。 すると大ウケし、会場は盛り上がります。 孝蔵はこれをみて、自分は何を演じようかと悩みます。 そこへ勝が「富久」をリクエストし、久蔵が走る距離を、浅草から日本橋ではなく芝まで伸ばしたら、もっと面白くなるだろうと助言。 孝蔵は、芝まで走れる奴なんていない!と指摘しますが、勝は実際に四三は走ってると言い返します。 結局、孝蔵は勝の助言を全て受け入れ「富久」を演じることに。 するとこれまた大ウケ。 聴いていた勝も、演じる孝蔵の面白さに涙し、ついには居ても立っても居られず、自分も走り出してしまいます。 そして、ポストの前を通った勝は、手元にあった絵葉書に「志ん生の『富久』は絶品」と書いて、金治へ送ろうとしました。 しかしその時、ソ連軍がやってきます。 勝はソ連の兵士に囲まれ、逃げ出しますが、その背に銃撃を受け、倒れてしまうのでした。 興行が終わった後、勝の遺体を見つけた孝蔵たち。 孝蔵は、すでに絶命した勝へ「起きろ!」と必死になって起こそうとしますが、そこへまたソ連軍の車が。 圓生は、必死になって孝蔵を勝から引き離すと、やっとのことで逃げたのでした。 その後、勝の帰りを待つりく(杉咲花)のもとに勝の遺品が届きます。 その中には、投函されず手に残ったままだった絵葉書も。 りくと四三は、勝のボロボロになった足袋を抱きしめ、泣き腫らすのでした。 一方、満州は、ソ連軍の侵攻で荒らされる一方。 「こうなったら俺も死んでやる!」と、孝蔵は自棄になって、ウォッカをがぶ飲みします。 そして意識を失って倒れた孝蔵に、「死んじゃだめだよ、兄さん!せがれの高座、見るんじゃないのか!」と言って水をぶっかけた圓生。 これに孝蔵は意識を取り戻します。 圓生のおかげで命が救われたのでした。 その頃、日本では。 一向に帰ってこない孝蔵を、おりん(夏帆)たちは心配していました。 万朝(柄本時生)は、もう半年も経って帰らないのなら、もう諦めたほうがいいと進言します。 そうすれば、息子の清が「志ん生」の名を継げると。 しかし、それを拒む、おりんでした。 おりんは、よく当たるという噂の占い師に占ってもらうことに。 バー「ローズ」にやってきました。 マリー(薬師丸ひろ子)の占い結果も、万朝と同じく「諦めたほうがいい」でした。 しかしそこへ、田畑政治(阿部サダヲ)は入店し「この人、当たらないから」と一言。 これに救われるおりんでした。 昭和21(1946)年 1月。 いまだ日本に帰れず、満州にいた孝蔵。 圓生から、所帯持ちのほうが優先的に船に乗ることができると聞いて、偽装結婚することに。 しかしその相手は、とんでもない大酒飲みで豪快な女性で、孝蔵はたじたじ。 逃げ出してしまいます。 昭和22(1947)年 1月。 今日死ぬか明日死ぬかといった過酷な生活を経た後、ようやく引き揚げ船に乗ることができた孝蔵。 その際、ウォッカ売りをしていた美川秀信(勝地 涼)に声をかけられましたが、美川についての記憶がほとんどなく、そっけない態度であしらう孝蔵でした。 満州でも所帯をもった圓生は、その2か月後に日本へ引き揚げます。 昭和22(1947)年 2月。 日本帰国後の初高座で、孝蔵は「富久」を演じたのでした。 スポンサーリンク 『いだてん』39話のネタバレ感想 中村七之助さん演じる三遊亭圓生が、超絶上手い! 中村七之助さんの落語を、最初から最後まで生で聴いてみたくなりました。 話し方や仕草にユーモアがあって、さらに品もある。 素晴らしすぎです! 日本に戻ってきた孝蔵の「また、貧乏に逆戻りか。 でも俺だけじゃねぇ、日本がとびっきりの貧乏だ。 これからは、みんな揃って上向いて這い上がっていけばいいんだから、わけねぇや」という台詞が、心に沁みました。 暗いどん底を味わった日本が、立ち直れたのは、こういうバイタリティーがあったからなんですよね。 当時の人はカッコいい! ドラマの雰囲気もこれから上向いていくようで、ワクワクします。 その幕開けとして(?)登場した美川くん。 彼が登場すると、ぱっと場がなごみますねぇ。 満州へ行っても、やっぱり逞しかった! 五りんのお父さん・小松勝の話、泣けました。 絵葉書に書かれた「志ん生の『富久』は絶品」の裏には、こんなにたくさんのドラマと、想いが込められていたんですね…!感慨深いです。 終戦後の悲劇!小松勝の言葉が『富久』に宿る! 小松くんが「戦闘で死んだ」じゃなくて「せっかく終戦まで生き残ったのに帰る手立てがなく殺されてしまった」なの、凄い視点だなって思った…。 戦争でも災害でも、「関連死」した方って見落とされがちな被害者じゃないですか…。 はそこを見落とさず描くんだな、って…。 — みずさわななこ Sleepingnana 「ソ連軍が」 「米兵が」 そして 「日本人が中国でさんざんっぱらやってきた」 このセリフが! このセリフまで出るのか! — heikayuuji heikayuuji 今日の大河ドラマは、小松勝君のような人もいたのだということを教えてくれた。 終戦後に、命を落とした人。 1945年8月15日で、すべてが終わったわけではない。 戦争はたくさんの人に、大きな傷を残していく。 「日本に帰りたい」「走りたい」といっていた勝の無念が辛すぎました。 でも、小松勝の言葉(アドバイス)が、志ん生の「富久」に反映され、勝の息子・五りんと引き継がれていくことが、せめての報いでしょうか…。 「日本がさんざんっぱらやってきたこと」 この言葉が刺さりました。 多くの人々の哀しみ・苦しみの上に、国家が保たれた?国の豊かさがあった? 日本が勝ち続けていた時は、奪われる哀しみ・苦しみを感じることも少なかったが、奪われる側になり痛烈に感じる痛み。 当時の世界のあり方や、国家について考えされました。 号泣必至の今回。 哀しみをやはりこの人!美川くんが最後に埋めてきましたね 笑。 『いだてん』40話のあらすじ 公式サイトが発表している『いだてん~東京オリムピック噺~』40話のネタバレStory(あらすじ)は以下の通りです。 1959年。 東京オリンピックの招致活動が大詰めを迎えていた田畑(阿部サダヲ)は、東京都庁にNHK解説委員の平沢和重(星野 源)を招き、きたるIOC総会での最終スピーチを引き受けるよう頼みこむ。 断る平沢に対し田畑は、すべてを失った敗戦以来、悲願の招致のために全力を尽くしてきた自分の「オリンピック噺ばなし」を語って聞かせる。 nhk.

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聖光学院 14連覇にあと1勝 小松、ロングリリーフ完璧 打っても2安打2打点― スポニチ Sponichi Annex 野球

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2019年の大河ドラマは、宮藤官九郎オリジナル脚本の『いだてん~東京オリムピック噺』です。 「いだてん」は、1912年のオリンピック初参加から、1964年の「オリンピック」開催までの激動の52年間を、歴史に翻弄されたスポーツマンたちの姿を通して描く「東京&オリンピック」の物語。 2020年の東京オリンピックを目前に控えた2019年の大河ドラマにふさわしい題材ですね。 こちらの記事ではドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』の第39話と次回の第40話のネタバレや感想とあらすじを紹介していきます! 最新話の第39話までの内容を動画で見たいという場合は、U-NEXTを利用すると視聴できますのでチェックしてみてください。 Contents• 「いだてん~東京オリムピック噺」第39話あらすじや感想とネタバレ ここでは『いだてん~東京オリムピック噺』第39話あらすじや感想とネタバレについて紹介します。 第39話あらすじ 脳出血を起こして倒れた志ん生(ビートたけし)は一命をとりとめ、弟子の五りん(神木隆之介)に、戦争中に満州へ兵士たちの慰問興行に行ったときのことを語りだす。 三遊亭圓生(中村七之助)と共に満州を巡っていた孝蔵(森山未來)は、小松 勝(仲野太賀)と出会っていた。 やがて終戦。 おりん(夏帆)は帰国しない孝蔵の無事を占ってもらおうと、日本橋のバー「ローズ」を訪ねるが、そこに田畑(阿部サダヲ)が現れる。 第39話の感想やネタバレ 『いだてん~東京オリムピック噺』第39話の感想とネタバレについて紹介します。 第39話の感想 森繁久彌、おじいちゃんのお客さま。 知り合いの結婚式で某市に訪れた際、当時隣りの市で写真館を開いていた祖父の評判を聞きつけ、ポートレートを撮りに来た。 その試し撮りの写真は我が家の家宝。 それは酷い虐待をされたそうです… — Charlotte📝いろいろメモ charlot01209683 志ん生の『富久』はなぜ芝まで伸びたのか。 帰国してから飲もうと未開封で置いてあったのを持っていかれ、圓生はたいそう悔しがったが、実は志ん生が盗み呑みをして中身はすべて水であった。 希望して満洲電信電話株式会社の新京中央放送局に赴任した。 満州慰問団が現地で解散し、行き場を失った志ん生と圓生は放送局専属となり、その世話役を森繁が務めた。 司会に歌に演技にと器用にこなす森繁を志ん生はたいそう買っていた。 — 酒上小琴【サケノウエノコゴト】 raizou5th 「ソ連軍が」 「米兵が」 そして 「日本人が中国でさんざんっぱらやってきた」 このセリフが! このセリフまで出るのか! — heikayuuji heikayuuji 第39話のネタバレ 意識なくても鼻毛って伸びるのね。 抜いてあげるね… んっ! 五りん 師匠 お酒買ってきました! ちーちゃん…。 志ん生 遅いよ。 待ち疲れしちゃったよ。 酒 買ってきたか? はい! ちょっと 何…? 鍵 閉めろ 鍵。 あっ…。 カーテン カーテン。 はい。 どういうこと? いや… もう元気なの。 だけど おかあさんや ねえさんには ないしょ。 え 何で? 酒飲みてえからじゃねえか。 師匠 一級酒って これですか? これ お前… ウォッカじゃねえか! これは駄目だよ。 俺は これで昔 ひどい目に遭ったんだから 満州で。 満州? えっ おじいちゃん 満州行ったことあるの? あるよ。 えっ? いや あっ…。 えっ? ちーちゃん その話 僕 何回もしてるよね? あの ほら… ほらほら… これこれ。 知恵 アハハハ… これね。 あれな 戦争が終わる3か月前ぐらいの頃だな。 孝蔵 満州ねえ…。 席亭 ひとつきばかりの予定で 慰問に 行って頂けませんかね? 志ん生 圓生 2人の名人に 来てほしいってんですよ。 圓生 私は ようがすよ。 空襲で寄席も駄目だし こんな格好じゃ 気分が乗らねえでげす。 満州なら 廓噺もやり放題だし こっちの方も…。 あっ 行く行く。 行きます。 行くでげす。 ラジオ 「大本営発表…」。 また 梅干し? 「また」とか言わないの。 だって お芋とかが食べたいんだよ。 お芋は 今 食べれないの。 かあちゃん…。 清 母ちゃん…。 おりん 何です? お先にどうぞ。 清 僕 少年飛行兵に志願するよ。 おりん 志願って清 この間 父ちゃんに 弟子入りしたばっかりじゃないか。 だけど 日本が 世界中を相手に戦争してる時に…。 俺は反対だな。 呼ばれてもねえのに 兵隊さん行くなんざ 人がよすぎだ。 やめとけ やめとけ。 でも…! 「でも」じゃねえよ。 師匠の言うこと聞けねえのか この野郎。 …で おとうちゃんは? 僕 中年飛行兵に志願するよ。 プッ… ハハハハハハ! うそうそ うそうそ。 うん うん… ちょっくら満州行ってくるわ。 満州? 慰問。 向こう 空襲がねえっていうからよ。 あっ 仕事も いくらでもある…。 酒が飲めるからだろ! 女房 子ども置き去りにして 自分だけ安全な場所に逃げるんだね。 たかだか1か月だぜ? ああ 満州行って 兵隊さん慰問して がっぽ…。 美津子 行かせてあげようよ。 だって お父ちゃん いても ちっとも頼りにならないもん。 喜美子 そうね。 空襲警報 鳴ると 真っ先に逃げちゃうし。 そんなことねえだろう! 強次 お父ちゃんは意気地なしだ。 そうだね よく言った。 何だ てめえら 一体 誰の稼ぎで飯食って…。 空襲警報 わっ! どけ おめえら! どけ! 半鐘の音 行っといでよ お父ちゃん。 住むとこは なんとかする。 そうよ! 私たちなら どうやっても生きていけるんだから。 父ちゃん 満州で好きなだけ飲んできなよ。 行っといで。 達者でね。 志ん生 「…っと 火事だ 火事だ 火事だ 火事だ 火事だい! どけ どけ どけ! 邪魔だ 邪魔だ 邪魔だい!」。 笑い声 志ん生 ひとつきって約束だったが 気が付いたら ふたつき たってたよ。 あのころは日本が負けるなんて 誰も思ってなかったもんね。 えっ? あのころ? えっ ちーちゃん 記憶あるの? えっ いたの? 満州に? …で どうなの? おじいちゃん。 会ったことあるの? ほら 五りんのお父さんと。 変なのがな… 訪ねてきたことはあったな。 確か 大連だったかな? 物売りの声 アッ! はあ… 邪魔なんだよ。 シエシエ… シエシエ 兵隊さん…。 シエシエ…。 あ。 あにさん。 おう 松っちゃん どうだい? 一杯やってかないかい? あにさんに お客人ですよ。 お客? 「ようっ!」 鼓の音 「ようっ!」 拍子木の音 随分と若いね。 学徒出陣かい? 勝 はい。 去年から 関東軍に配属されて 満州各地の警備の任に就いておりました。 へえ。 ばってん 部隊ごと 沖縄に配置換えになるとか。 …で 何です? あたしに用ってのは。 色男ですな。 あんたほどじゃないよ。 芸のことは いっちょん分からんばってん おなごの特徴ば よう捉えとりましたな。 「やきもちを やかせるんじゃないよ。 間夫は勤めの憂さ晴らし」。 どうも。 それに引き換え こっちん人は…。 「えい 火事だ 火事だ 火事だ 火事だ 火事だい! どけどけ どけどけ! 邪魔だ 邪魔だ 邪魔だい!」。 せからしか! ガッチャガチャしとって聞きづらか! そもそも あぎゃん走り方では 1里も走れんばい。 長距離は もっと ぎゃん 上体ばそらして ぎゃん 顎ば引いて こぎゃんです… ええ こぎゃんです。 あと 呼吸法もなっとらん。 2つずつ スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ。 しゃべる時は 立ち止まってしゃべる。 終わったら 走ればよか。 まっ 詳しくは これば読むとです。 それを言うために わざわざ来たのかい? そぎゃんです。 何だ この野郎! 表出ろ! 「ランニング」ば…。 ぶっ殺してやる! ばっ! ちょ… ちょっと… 俺は もっと 走り方ば…。 うるせえ! あと歩幅ば…。 うるせえ! 出てけ この野郎! 沖縄でもどこでも行っちまえ この野郎! 何だ ありゃ! あにさん… 沖縄は じきに陥落するって うわさでげすよ。 えっ… そうなの? 志ん生 やっぱ あんた うまいね うん…。 いやいや。 名前 何だっけ? ちょっと! 森繁ですよ。 森繁久彌。 あっ そうだ! 繁さん。 なあ 繁さん…。 森繁 うん? いい加減 帰りてえんだが 船は いつ来るんだい? それなんですがね… 船の燃料が足りねえそうで。 うん どうりで 最近 日本のお酒が手に入らないわけだ。 ひとつきって話が もう みつきだ。 どうなってんだ? 日本は。 せきばらい ちょいと… ちょい ちょい ちょい…。 ついに 沖縄の日本軍は全滅したそうですよ。 えっ えっ… するってえと この間の若え兵隊さんも…。 おだぶつでしょうな。 森繁 アメリカだけじゃないですよ。 ソビエト軍が 中立条約を破って 北から日本に攻め込むって うわさもある。 そうなると ここは ソビエトの真下だから…。 ここが 最前線ってことになります。 志ん生 クラクションと逃げ惑う声 おっ… これ どうなってんだい? ちょ… ちょちょ… これ 何の騒ぎだい? ソビエト軍が攻めてくるんだってよ。 あんたら こんなとこにいると 殺されちまうぞ。 あっ… どうすればいいんだ? あっ てめえ… この野郎 待て! こら 返せ この野郎… バカ野郎! ちょ… 返せ! おい! 返せ この…。 てめえ この前の…。 だいぶ ましになりましたな 圓生さん。 志ん生だ。 圓生は こいつだ。 ばってん もっと ももば高う上げんと 長距離ば走れんばい。 何言ってんだ…。 あと呼吸ば 「スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ」。 うるせえ 返せ この野郎! おにいさん 沖縄 行かなかったんですか? それが… 出発の前の夜に…。 分隊長 日本は もう駄目だ! 死にたいやつは行け。 妻子を内地に残してきた者は 今すぐ逃げろ! 一同 逃げろ? 今なら見逃してやる! 一同 分隊長…。 俺は死ぬのが怖い! 何を言ってんですか 分隊長! 逃げろ! 逃げ続けるんだ! そうすれば 遠からず戦争は終わる! うわ! 一同 分隊長! そいつは お前さん いい隊長に恵まれたじゃねえか。 お二人は どぎゃんするとですか? 大連へ戻りますよ。 おっ そうなのかい? ああ… 興行師が切符くれて。 あそこの映画館で あにさんと二人会やってくれって。 おるも ついていってよかでしょうか? そいつは駄目だ。 松っちゃん… 構やしねえじゃねえか。 逃亡兵だよ? 敵味方 両方に追われてる。 私は 御免被りますよ。 圓生 あにさん 行きましょう 早く。 じゃあ… 俺ら こっち行くから。 お前 そっち行きな。 なっ? これでお別れだ。 中国語 待って…。 銃声 危ねえとこだった…。 お前の親父さんのおかげで命拾いしたよ。 あっ…。 そのままな 3人で大連まで戻って…。 玉音放送 圓生 日本は負けたんだ…。 何!? これは 陛下のお声でげす…。 そぎゃん バカな…。 中国語 爆竹の音 中国人たちの歓声 うるせえ この野郎! あっ あっ あっ あっ…。 志ん生 ここから 仕返しの始まるとですね。 くだらねえこと言ってねえで 酒でも買ってこい。 酒ならありますよ。 興行師んとこ行ってみたが もぬけの殻だったんで かっぱらってきたでげす。 ウオトカですけど。 ロスケの酒か。 圓生 あにさん しばらくは ここに住んで 様子 見ましょう。 おい 強え酒だから ほどほどにしねえと。 おい ちょっと…。 日本に帰りたか! りくに会いたか! 金治と遊びたか! 金栗先生と走りたか…。 なし… おるは こぎゃんとこに! へえ じゃあ その金栗さんって人と 熊本から 一緒に上京したんだ。 そぎゃんです。 マラソンで 東京オリンピックば目指して そるが…。 先生ばい… 金栗先生と出会わんかったら 熊本におったとに! あ! そしたら りくとも出会えんばい。 何言ってるか分かんねえぞ ほら はい その辺にしときな ほら。 あ 韋駄天か サボテンか知らんばってん あぎゃん身勝手な男はおらん。 働いとるとこ見たことなかけんね。 走っとるか 笑っとるか 飯食っとるかだけんね! どうしようもなか! ハハハハハ… さては お前さんも 酒で しくじるやつだね。 まるで「富久」の久蔵でげすな。 ヘッ… 違えねえや。 せからしか! 噺家風情が…。 チクショウ! あ! 走りたか…。 戦争は終わったばってん 日本は負けたけんね。 オリンピックにゃ出られん。 永久に出られんけんね…。 チクショウ…。 圓生 あ ちょっと よしなさいよ。 23杯で立てなくなる強え酒だよ。 志ん生さん 家族は? だから 俺が志ん生だ。 なっ? ジャリは4人だよ。 圓生には6人いるよ。 えっ 6人!? 久蔵さんは? 俺は… 1人。 5歳になる せがれがおるとです。 かわいいかい? どぎゃんかね? 泣いとるか 笑っとるか 食っとるかだけん。 ヘヘヘ… 金栗先生と変わらん。 ばってん 会いたかね。 俺んとこは 上のせがれが跡継いで噺家になったよ。 そうかい。 うれしかったですか? ヘッ…。 てれくさくって たまんないや ハハハ。 うん… でも まあ 引き揚げたら やつの高座聞くのが何よりの楽しみだな。 息子が オリンピック選手になったら うれしかでしょうね。 その前に お前さんが オリンピック出なくっちゃ。 ヘッ… そぎゃんたいね ヘヘヘヘ。 「いたかばってん われんたい」 「たった一目で よかばっ」 いびき 寝ちまいやがった。 ヘッ。 松っちゃん 明日どうするよ? 二人会。 ソ連も攻めてくるってのに 客なんか来ないでしょうな。 志ん生 若い女は皆 青酸カリで自殺したそうですよ。 女は乱暴されたあげくに シベリアに連れてかれるそうだ。 皇太子殿下は捕虜になって アメリカへ連行されるらしいです。 まあ せめて 笑って死にてえもんだな。 さあ 思いっきり 笑わせてもらおうじゃねえか! 一同 そうだ そうだ! 早くしろ! やれっこねえよ 松っちゃん。 ウケる気がしねえや。 それじゃ お先に。 えっ 何やるんだい? ここの客には あれしかないでげしょ。 拍手 え 居残りの皆さん ひでえ顔をしておりますな。 笑い声 圓生 まあ もっとも 様子のいい居残りがあるってのも おかしな話でございますが。 「どうだっていいんだよ だから ジャンジャン持ってこい。 あっ 芸者あげろ たいこもち呼べ」。 …ってんで もう ドカチャカ ドカチャカ大騒ぎ! するってえと 「こんばんは!」なんてね 芸者が繰り込んでくる。 するってえとね 「かっぽれ」なんか 始まっちゃいましてね。 歓声 え かっぽれ かっぽれ。 観客たち かっぽれ かっぽれ! かっぽれ かっぽれ! 観客たち かっぽれ かっぽれ! よっ ヨイトナ! 観客たち ヨイヨイ! 何だよ… えっ? うまくやり過ぎじゃねえか 松っちゃん。 うん さて 俺はどうする? えっ? あっ あればやって下さいよ。 走るやつ。 「富久」かい? うん うん うん! ヘッ やだね。 この間 誰かさんに ケチつけられたからね。 そんなら 距離ば延ばしたら どぎゃんでしょう? 浅草から日本橋って せいぜい 45kmばい。 あぎゃん大騒ぎしながら走るとなら せめて 10kmは走らんと。 うん だからな マラソン選手じゃねえんだよ 久蔵は! 芝まで走ったら どぎゃんですか? 芝!? バカも休み休み言え。 お前 そんなに走るやつがいるかい。 おりますよ ここに。 走っとりました 毎日毎日。 四三 失敬! 失敬します! 勝 芝から浅草 浅草から芝。 うそだと言うなら 聞いてみたらよか。 誰にだよ? 勝 金栗四三。 失敬! スッスッ ハッハッ…。 え 浅草阿部川町に たいこもちで 久蔵という男がおりまして この男 人間は真面目なんでございますが どうも酒癖が悪いってのが 玉にきずというやつで ついこの間も また酒で 旦那をしくじっちゃった。 その旦那のお屋敷があるってえのが え… う…。 どうした? あにさん。 日本橋だろ。 いや…。 ええ うん… 芝! 芝ですな。 まだありますか? りく あっ これをお願いします。 はい 分かりました。 こんにちは。 ご苦労さん。 りくちゃん! ハァハァ…。 あっ 金栗さん。 えっ どちらに行ってらしたんです? えっ? 芝から浅草 いつものコース。 ついでに 上野の闇市まで。 あ 闇市。 米は まだ高かけん その分 野菜ば。 ほい 金治。 すいません たくさん。 芋も食え ほれ。 よかったね。 小松君から便りは? 戦争も終わったけん 帰ってきたら また一緒に走って 鍛え直してやるけん。 はい。 なあ 金治? 「おい 留さん」。 「何だい? 久さん」。 「ぶつけてるよ。 おい 火事だよ 火事。 ちょっと上がって 見ておくれ。 どっちだい? 方角は」。 「えっ? あ… 芝。 うん 芝見当だな」。 え 浅草から芝の火事が見えるかどうか ってのは まあ置いといて。 笑い声 「芝? しめた! ありがてえ」ってんで やっこさん タッと駆け出していった。 「ううっ… え こうかい? …で こうで こうとくらぁ アッハハハハ! 火事だ 火事だ 火事だい! どけ どけ! 邪魔だ 邪魔だ 邪魔だい! え 誰もいねえな 邪魔なやつは」。 笑い声 「ブルルル… 黙ってちゃ 寒くって しょうがねえや コンチクショウめ。 ヘヘヘ… こうなったら もうね 旦那に しがみついちゃう 俺は。 『旦那!』って飛び込んでいきゃあ きっと なんとかしてくれら。 『旦那!』。 『おう 久蔵じゃねえか』。 『へい 駆けつけてまいりました』。 『どっから?』。 『浅草阿部川町から』。 『浅草から芝まで? あ よく来たな。 よし 出入りは許してやるぞ』 って言うかどうか分からねえが ヘヘッ 行ってみなくちゃ分からねえや。 スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ…」。 ヘヘッ 確かに こりゃ走りやすいね。 笑い声 スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ ちっとも しゃべれないけどね。 笑い声 スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ。 するってえと パッと燃える 広がってる炎。 ダッダッダッダッ パッパッパッパッと ひづめの音。 「旦那!」。 「はいはい はいはい。 久蔵? お前 久蔵かい?」。 「へい! お騒々しいこって」。 「お前さん どっから走ってきたんだい?」。 「へい! 日本から満州… あっ いや 違った 浅草阿部川町から」。 笑い声 「よし 出入りを許すぞ!」。 「あ ありがとうございます。 そう来ると思った」。 「何だい?」。 「いえいえ」。 笑い声 なるほど。 芝の方が面白えや。 「おい 久蔵! おい 久蔵 起きろ」。 あれ? こっちの久蔵 どうした? スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ…。 「ううっ! あ 参ったね こりゃ。 えっ? とんだ火事の掛け持ちだ。 えっ? 飲んじゃ 走って 飲んじゃ 走って もう へんてこなっちゃった。 ヘヘヘ」。 ハァ… ハァ… ハァ。 あ 気持ちよか! 勝 「志ん生の『富久』は絶品」。 車の走行音 ロシア語 ヤポーニェッツ! ヤポーニェッツ! 「遠くまで走ってきちまったな えっ? ヘヘッ。 ここが どこだか分かりゃしねえや。 えっ?」。 笑い声 「浅草 帰れんのかな? これじゃ えっ? おお… おい ちょっと ちょっと待て… 旦那 火事はどこです? へい… あっ 行きゃ分かる? あっ どうも ありがとうございます。 何だ ありゃ?」。 笑い声 「親切だか 不親切だか 分からねえ野郎だった ヘヘヘ」。 「ワン! ワワワワワン! ワン!」。 「また 出やがったな」。 「ワワワン ワワワワワン!」。 「何 鳴いてやがんだい。 チクショウ 泣きてえのは こっちなんだ。 え… ってことは 牛込? また それちゃってるよ ええ? チクショウ! う こうなったら 走んなくちゃしょうがねえや! スッスッ ハッハッ スッスッ ハッハッ。 しんとしてるね ええ?」。 笑い声 「おっ 見えてきた! どいてくれ おい どいてくれ。 俺 そこ 通んなきゃいけねえんだ どいてくれ! そこに俺の家があるんだ! 家に帰りてえんだ! ちょっと おい… 空けてくれ! おい 行くぞ 通るぞ。 ごめんなさいよ ごめんなさいよ。 はい ごめんなさいよ」。 こいつ… 名前 何だっけ? 久蔵でいいか… おい 久蔵。 起きろ… おい…。 起きろってんだ! おい… おい 久蔵! おい… おい 起きろ! 寝てる場合じゃねえぞ。 おい 久蔵! ヘッヘヘ… 何 寝てんだよ ハハハハ。 おい 久蔵! おい 起きろ! おい 久蔵! おい 久蔵! ロシア語 あにさん… あにさん あにさん! 久蔵…。 あにさん 行こう! ねっ 行こう ほら。 おい 久蔵…。 圓生 駄目だよ あにさん! おめえ… 俺の「富久」 最後まで聞いてねえだろ! 分かったから…。 バカ野郎 この野郎! 久蔵… 久蔵! 久蔵… バカ野郎! 大丈夫? うん。 ねえ 何て書いてんの? りく 見な 金治。 こんなに擦り切れて…。 いっぱい走ったんだね。 スッ スッ ハッ ハッ スッ スッ ハッ ハッ スッ スッ ハッ… ハァ…。 志ん生 しょうがねえな。 おい あにさん…。 あにさん? あにさん!? 冗談じゃねえぞ おい! おい あにさん! 目 覚ましてくれよ ちょっと… おい! ひぃや! 死んじゃ駄目だよ あにさん。 邪魔するな…。 こうなりゃ… ロスケの酒で死んでやらあ。 おい… せがれの高座 見るんじゃねえのか!? え 一席 おつきあい願います。 おい お父っつぁん どうした? まだ帰らねえか? 頑張れよ! お父っつぁんの分まで しっかりやんな。 そうだ 頑張れ! 頑張れよ! しっかりやれ! 頑張れ! え 昔は 真っ白な犬がいるってえと…。 万朝 こんなことは言いたかねえが… 孝ちゃん もう駄目だと思うぜ。 強次 どっか行ってな。 行ってな! 半年待ったんだ…。 もう 志ん生と圓生の名前は 香盤から 外しちゃった方がいいんじゃないかって。 いやいや… 私じゃないよ みんな そう言ってるんだ。 そうすりゃ 6代目 志ん生の名前を 清ちゃんに…。 志ん生は もうたくさんです! あっ そうだ… 日本橋の方に すごくよく当たる 占い師がいるらしいから 行ってみたらどうだい? マリー はあ… 残念だけど… 諦めた方がいいわね。 気ぃ落とさないで まだ若いんだから。 田畑 おおっ…。 うわ 東龍さん! 東 おっ… ハハッ! 生きてた 生きてた! 田畑さんも ご無事で! マリー うるさい… うるさい… うるさい。 うるさい ババア! まだ占ってんのか? 当たんないよ こんなの。 まーちゃん。 乾杯だ 乾杯。 死ぬまで あんた一筋だったようだよ。 志ん生 すまねえ… 俺は飯も炊けねえ おかずも作れねえ。 できることと言ったら 納豆かき混ぜるぐれえだ チクショウ。 それより 近々 密航船が出るって うわさを聞いたよ。 松っちゃん 一人で乗ってくれ。 そうはいかねえ。 俺が乗ったら 沈むんだよ。 所帯持つことにした。 俺と? 女と! ああ…。 小唄の先生でね…。 家族持ちは 早く引き揚げれるって うわさもある。 だから 夫婦のまねごとをしようって 話になったんだよ。 えっ!? いやいや… 松っちゃん でもよ おめえ…。 あ 日本に妻子がいることは承知してる。 後腐れねえ関係さ。 うめえこと やりやがって! あにさんの分も見繕ってある。 マジかい! 圓生 義太夫の師匠でね 年増だが小金は持ってる。 いい女じゃねえか。 圓生 うん。 志ん生 「高砂や」 が! おい 志ん生! 酒がねえぞ 酒が! いや ねえさん 飲み過ぎだからね…。 誰に口利いてんだよ この野郎! いやいや…。 手込めにしちまうぞ おりゃ! やめ… やめ…。 やめましょう やめましょう…。 圓生 お前は布団を敷け! こら 待て! 待て待て! 待て… おい おい! おい どこ行くんだよ! あ チクショウ 化けもんめ! 志ん生 ひとつきのつもりが 随分と居残っちまったな。 この2年間 芸の肥やしになってますよね? 当ったり前だ べらぼうめ。 満州なんか… 二度と来るか! ウオトカ! 満州土産に ウオトカどうだい? 噺家さん…。 あっ? 噺家さんじゃないですか! 僕ですよ 僕 僕… 美川! 見に行ったよ あんたの初高座。 途中でやめちゃったやつ。 小梅と一緒に…。 小梅…。 浅草の女郎だ。 あ そうそう そうそう! あと 俥屋の清さんと。 清公! あ 懐かしいな…。 その時に 一緒にいた美川ですよ。 知らねえな。 そんな。 まっ いいや。 ほら ウオトカどうだい? 安くしといてあげる。 ウオトカだ? 要らねえんだ こんなもん! 行っちまえ この野郎! いたたたた… あっ ほら 浅草でも蹴ったでしょ? とっとと行っちまえ! てめえなんか 一生 満州にいろい! 覚えてない? 美川! みかわ! うるせえ バカ野郎! 汽笛 五りん じゃあ 圓生さんは そのまま満州に? どうやって女と別れたか知らねえけど 2か月後に引き揚げてきた。 へえ。 ふん。 ドアを開けようとする音 美津子 あら? 開かない。 お父ちゃん? おい 隠せ。 あっ… 今 開けます! 美津子 お父ちゃん? とにかく 全部隠せ…。 はい… あっ すいません。 美津子 何? 五りん いたの? あら ちーちゃんも? 喜美子 どうぞ。 今松 師匠 どうぞ こちらです。 どうぞ 師匠。 ごめんよ…。 誰? バカ! 大名人 三遊亭圓生師匠だよ。 えっ!? えっ この人が 松っちゃん? 喜美子 お父ちゃん 圓生師匠 わざわざ来て下さったよ。 りん 倒れてから もうずっと こんな調子で。 お医者様は もう 一生 目を覚まさないかもしれないって。 すすり泣き 義太夫女のこと バラしましょうか。 あ! あ! よっ。 久しぶり。 おとうちゃん…。 お父ちゃんだ! お父ちゃん…。 生きてんじゃねえか。 お父ちゃん! お父ちゃん! おとうちゃん! おとうちゃん…。 子どもたち お父ちゃん! 師匠…。 お父ちゃん…。 泣き声 また… 貧乏に逆戻りか。 そうだよ。 なに 今は俺たちだけの貧乏じゃねえや。 今度は 日本が飛びっ切りの貧乏だ! なっ? なっ? ヘヘッ。 みんなでそろって上向いて はい上がっていきゃいいんだから わけねえや! なっ! ハハハハハハ! 出囃子 拍手と歓声 え… ただいま 帰ってまいりました。 拍手と笑い声 子どもたち お父ちゃん! 拍手 え…。 せきばらい 浅草阿部川町に たいこもちで 久蔵という男がおりまして この男 人間は真面目なんでございますが どうも… ねっ 酒癖が悪いってのが 玉にきずというやつで。 この間も また酒で 旦那をしくじっちゃった。 え その旦那の お屋敷があるってえのが…。 黒人 白人 黄色人種 ぐっちゃぐちゃに交ざり合ってさ! 平沢 そこだよ そこ! 変わるんだよ 日本は このオリンピックで。 私たちは 青春を犠牲になんかしていない! だって これが 私の青春だから! オ! 俺たち日本人は 面白いことやんなきゃいけないんだよ! 東京・新宿にある寄席。 志ん生は晩年まで 高座に上がり続けました。 創業者のお孫さんは 今でも志ん生のことを覚えています。 この柱を背にして 寄りかかるようにして 必ず ここに お座りになってましたけどね。 ここに座る方は特別な方で お弟子さんたちは もう本当に できるだけ遠くにっていう感じで。 今 ここ 永久欠番みたいに なってるんじゃないでしょうか。 志ん生の代表作の一つ「富久」。 「富くじ」と「火事」をテーマに たいこもちである久蔵が 芝と浅草を駆け巡ります。 戦後 74歳で紫綬褒章を受章した志ん生は 「富久」などの古典落語について 語っています。 破天荒な噺家の名は 今も 落語の世界に 刻まれています。 『いだてん~東京オリムピック噺』の最新話含むネタバレ感想一覧はこちらの記事にまとめています。 「いだてん~東京オリムピック噺」第39話のネタバレ感想やあらすじの紹介まとめ 2019年の大河ドラマは、33年ぶりに近現代史を扱う『いだてん~東京オリムピック噺』です。 オリンピック初参加から「オリンピック」開催までの激動の52年間を、描く「東京&オリンピック」の物語。 第39話では… この記事では、『いだてん~東京オリムピック噺』を第39話のネタバレ感想まとめを紹介しましたが第39話以降も詳細にネタバレとあらすじや感想を更新していきますので、ぜひご覧ください! 次回の『いだてん~東京オリムピック噺』放送日は2019年10月27日予定となります。 この記事では、ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』を各話ごとに詳細にネタバレとあらすじや感想を更新していきますので、ぜひご覧ください!.

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【いだてん】39話ネタバレ感想:小松勝は満州で死亡!志ん生・美川・森繁久彌も満州に【東京オリムピック噺 大河ドラマ 中村勘九郎・阿部サダヲW主演】

い だ てん 小松 勝

歌舞伎俳優の中村勘九郎(37)と俳優の阿部サダヲ(49)がダブル主演を務めるNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(日曜後8・00)は6日、第38話「長いお別れ」が放送される。 嘉納治五郎(役所広司)の死によって求心力を失う組織委員会。 日中戦争が長期化する中、1940年(昭15)の東京オリンピック開催への反発は厳しさを増していく。 追い詰められたIOC委員の副島(塚本晋也)は招致返上を提案するが、嘉納に夢を託された田畑(阿部)は激しく葛藤する。 四三(中村)の弟子・小松勝(仲野太賀)はりく(杉咲花)と結婚するが、戦争が2人の将来に立ちはだかる。 同じ頃、孝蔵(森山未來)は志ん生を襲名する。 大河ドラマ58作目。 2013年前期の連続テレビ小説「あまちゃん」で社会現象を巻き起こした脚本家の宮藤官九郎氏(49)が大河脚本に初挑戦。 オリジナル作品を手掛ける。 日本が五輪に初参加した1912年のストックホルム大会から64年の東京五輪まで、日本の激動の半世紀を描く。 勘九郎は「日本のマラソンの父」と称され、ストックホルム大会に日本人として五輪に初参加した金栗四三(かなくり・しそう)、阿部は水泳の前畑秀子らを見いだした名伯楽で64年の東京大会招致の立役者となった新聞記者・田畑政治(まさじ)を演じる。 主演リレーは00年「葵 徳川三代」以来19年ぶりとなる。 「昭和の大名人」と呼ばれる落語家・古今亭志ん生(1890~1973)が物語をナビゲート。 志ん生役にビートたけし(72)、若き日の志ん生・美濃部孝蔵役に俳優の森山未來(35)を起用。 志ん生の視点が加わることにより、ドラマは重層的になる。

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