アマゾン 火災。 アマゾン火災 欧州・ブラジルの対立、経済にも波及 :日本経済新聞

写真で見る、火災で荒廃したアマゾンの現実

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ブラジルのアマゾン地帯で森林火災が多発しており、今年の件数は前年同期比で83%増となっている(写真:Ueslei Marcelino/ロイター) 【2019年8月25日13時45分】初出時に誤訳がありましたので、当該部分とサブタイトルを訂正します。 世界から注目が集まっているブラジルのアマゾンで多発している火災によって、これまでにない規模の熱帯雨林が焼失している。 今年に入ってからだけでも8月20日までに7万4155件の火災が発生し、その数は前年同期比で83%も増加。 しかも、人工衛星が確認したところ、8月15日からわずか1週間で、9507カ所で火災が発生しているというのだ。 これに対して、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は22日、「われわれの家が燃えている。 文字どおり。 地球上の酸素の2割を生み出す『肺』、アマゾンが燃えている。 これは国際的危機だ」とツイッターで警告。 「G7のメンバーの皆さん、ぜひこの緊急事態についてすぐに話し合いましょう」と、24日に開幕する日米欧の先進国首脳会議(G7サミット)で議論する考えを示した。 気候変動に影響を及ぼす可能性 アマゾンはブラジルやペルー、コロンビアなど7カ国にまたがり、その面積550万平方㎞と、日本の国土の約14倍に上る。 そのうち6割がブラジルに属している。 アマゾン協力条約機構(OTCA)によると、アマゾンは地球上の酸素の2割を生み出しているほか、アマゾン地帯には、3万品種の異なった植物や2500種類の魚類、1500種類の鳥類、500種類の哺乳類などが生息。 さらに、この20年で新たに2200種類の植物や脊椎動物が発見されているという。 イギリスのガーディアン紙の取材に答えたサンパウロ大学高度研究院のシニア・リサーチャー、カルロス・ノブレ氏は、このまま森林火災が続き「臨界点」を越えた場合、通常は湿地帯であるアマゾンが、サバンナのようになり、原住民や野生動植物の生存を脅かすだけでなく、気候変動にも影響を及ぼしかねないとしている。 同氏によると、アマゾンでの森林破壊は昨年比2〜3割のペースで増えており、10年ぶりに1万平方㎞を越える見通しだ。 コロンビアのエル・ティエンポ紙によると、ドイツやノルウェーは、生態系存続にとって非常に重要なアマゾンの大部分を占めるブラジルでの火災は、ブラジル政府による管理不足にあるとみて、数年前から資金援助を実施。 が、今年1月にブラジルでボルソナロ政権が発足してから状況が悪化していることもあり、警告を発する意味で最近資金援助の中断を決めた。 これに対してジャイール・ボルソナロ大統領は、「私はチェーンソーのキャプテンと呼ばれていたが、アマゾンに火をつける(ローマ帝国の)ネロにされてしまった。 言っておくが、今は『ケイマダ(焼き畑)』の季節である」とコメント。 そして「(火災に関して)新たな、操作されていない情報を私は待っており、それが憂慮されるべきものであれば発表する」と述べており、今のところ鎮火に対して何の策も講じていない。 新政権で森林伐採ペースが加速 現時点でブラジル環境省は、環境省がアマゾン地帯の北部と、中央から東部にかけて広い範囲で乾燥していることが火災の主因だとしているが、これにブラジル国立宇宙研究所(INPE)は反論。 同研究所のアルベルト・セッツァー氏は取材に対して、「今年の気候に異常はない。 雨量も例年よりいくぶんか少ない程度だ」と、火災原因が焼き畑による延焼や乾燥であるとの見方を否定。 「乾燥は火が広がる原因にはなるが、そもそも(火を)始めたのは人間だ」との見解を示している。 社会活動家のベノ・ボニーリャ氏も、アマゾン火災は人災であると断言。 ボルソナロ大統領が、アマゾンの管理を緩くしたのが原因だと指摘している。 ブラジルはもともと、過去の大統領時から遺伝子組み換えサトウキビや大豆の生産量増大に向けた農地拡大や資源開発などのために、森林伐採を進めていたが、ボルソナロ大統領が就任してから伐採ペースが加速。 現地メディアによると、同氏はもとより、アマゾンは産業発展に利用するべきだとの考えが強く、同氏が大統領についてからは開発業者が一斉にアマゾンにやってくるようになった。 開発過程でで伐採した木などを燃やす作業があり、これが十分管理されなかったため火災が多発していると報じている。 昨年のブラジル大統領選の時に対立候補だった労働者党のフェルナンド・アダジ元サンパウロ市長は、「私のライバルが選ばれればアマゾン地帯の崩壊の始まりだ」と指摘していたが、まさにそれが的中しそうな状況になっている。 それにしても、アマゾンにとって危険だと目されていた人物がなぜ大統領に選ばれたのか。 それには、同氏の経歴を振り返る必要がある。 ボルソナロ氏は軍人出身で、砲兵部隊からパラシュート部隊に移ってから大尉で退役した。 軍人の給料が安すぎるとの理由から、少数の士官グループが兵舎や軍学校に爆薬物を仕掛けて爆破。 軍事裁判にかけられ無罪と判決されたが、退役を余儀なくさせられた。 その後、1989年にリオデジャネイロの市会議員を皮切りに、1991年に連邦議員となり、2014年には下院議員としてリオデジャネイロで歴代最高の得票数で当選。 下院議員としては目立つ存在ではなく、議員立法も大半が軍人や軍部に関係したものだったという。 当時から目立っていたのは同氏の人種差別、ホモファビア、男性優越主義、軍事政権礼賛といった過激な発言内容であった。 一匹オオカミ的な存在で、所属する政党も8回変えている(ブラジル下院には30の政党がある)。 発言が過激すぎるため、メディアに取り上げられることも少なかった。 火災はNGOによる腹いせが原因と示唆 そんな同氏が大衆から注目されるようになったのはブラジル経済の成長が低迷する一方で、犯罪が増え、ルラ元大統領を始め多くの政治家が汚職に染まっていったことが背景にある。 汚職に手を染めていない政治家を求める向きが強まると同時に、犯罪多発を受けて軍事政権の再来を望む声が増える中、ボルソナロ氏の注目が高まっていったわけだ。 同氏が大統領選への出馬を考えるようになったのも、2014年頃だという。 アマゾンの火災をめぐっては、NGOがボルソナロ大統領に原因があると批判してきたが、これに対して大統領は、「NGOがブラジル政府を攻撃するために犯罪活動を行っている」と発言。 「政府がNGOに対する公的資金を中止した」ため、この腹いせに森林放火をしているとほのめかした。 ボルソナロ大統領はつい最近も、INPEが提出している情報の内容が過激だとして所長を解任するなど、自身の考えと異なる団体や人物は排除してきている。 大統領選でボルソナロ大統領に票を入れた有権者の9割がアマゾン地帯を保護する法的手段を採れるようにすることを議会に懇願している。 が、前述のサンパウロ大のノブレ氏がガーディアン紙に語ったところによると、「ブラジルの政治家はブラジル人の声より、国際的な圧力に弱い」。 マクロン大統領による呼びかけによって、世界のリーダーが手を結ぶことはあるのか。 今もアマゾンは燃え続けている。 外部サイト.

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アマゾン火災はその後どうなった? 誰の役にも立たない森林伐採!!動植物への影響と気候変動について

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Contents• アマゾン森林火災がヤバイレベル!火災の規模や原因は? 日本でまだブラジルの熱帯雨林が燃えているニュースがあまり報道されていないと思うので 英語読める人は これ読んでみて — kiki sukezane KikiSukezane There was worldwide outcry when the Notre Dame cathedral was on fire. Why is there not the same level of outrage for the fires destroying the? 火災の規模が今までにないレベルということがわかると思います。 地球の肺と呼ばれているアマゾンの熱帯雨林は、地球の酸素の約20%を供給していると言われています。 アマゾンの熱帯雨林は、酸素の供給だけでなくそれ以上に二酸化炭素を吸収してくれていますが、その大事な機能を持つ熱帯雨林がこれだけの規模・面積の火災で消失してしまう事態は、地球レベルで気象変動を引き起こすトリガーになりそうです。 今後の世界レベルの気象変動がどうなっていくのか非常に心配ですね。 日本もその影響を受けるのは間違いないでしょう。 アマゾンの森林火災の原因は? 世界のニュースを調べてみると今回のアマゾン森林火災の原因は、現在の極右政権がすすめる熱帯雨林の開発、伐採拡大政策と違法伐採によるところが大きいと報じています。 熱帯雨林の伐採により、降水量が減り、干ばつが進行しています。 干ばつ化が進行すると森林の乾燥化も進行し、そこにひとたび森林火災がおこると火災規模があっというまに広がっていきます。 本来の熱帯雨林であれば、十分な降水があり森林火災が起こってもその面積は限定的で耐火性をもっていたのに、人間による森林破壊のために降水パターンが変化し、干ばつになり、乾燥が進行し、耐火性が失われ大火災につながる。 そこに違法な開発事業者が先住民の森に火を放って焼き払い牧草地に変えていくという暴挙も発生しています。 アマゾンはなぜ燃えているのか? 法により守られている先住民の土地を包む原生林を燃やし、食肉のための牧場を作る者たちがいるから。 「あいつらがやってきてこの森を燃やしていく」と告発する女性。 「アマゾンの火災は8割が持続不可能な食肉牧場作りに起因する」とWWFも警告 — 渡邉葉 YoWatShiinaEsq もう完全な無法地帯です。 この状況を放置している現在のブラジル政権も同罪ですね。 大火災のあとは、さらに大きな気候変動を引き起こすという人間にとっては悪循環のサイクルに入ります。 人間の身勝手な行動の結果がいずれまた人間に返ってくるという、まさに因果応報。 地球規模で動き出した気候変動の流れは、そう簡単には止められないし、すこし遅らせることができる程度ではないかと悲観的になってしまいますね。 スポンサーリンク アマゾン森林火災が日本でニュースにならないのはなぜ? 日本でもネットニュースで取り上げているメディアがありますが、民放各局で報じているのはまだ知らないですね。 世界では、かなり大きなニュースになっているのに違和感を感じます。 日本のメディアがアマゾン森林火災をニュースにしない理由を個人的に考えみました。 日本の反対側の遠い国・ブラジルで起こっていることで感心がない• 目の前の事件やニュースのほうが視聴率を稼げる• 国やスポンサーに忖度 日本には、こういう時こそ国連での存在感を出してほしいですね。 おそかれ早かれ日本にも影響を及ぼすことになるのですから。 隣国と子供喧嘩している場合じゃないでしょと言いたい気分です。 G7で各国がアマゾン火災について対応することを宣言してから、日本のメディアも情報番組で取り上げられ始めました。 ただし、一時的で2019年9月7日現在はほとんど報道されていませんね。 しかし、アマゾンの火災は継続しています。 ブラジルのアマゾン熱帯雨林で起きている森林火災。 この6週間で猛威を振るっている。 住民らは負け戦を戦っていると感じている、という。 農場経営者のニアスタロフさんは「散水車が回ってきて、できることをしているが、追いつかず、全焼してしまっている」と話す。 — ロイター. 通常だとアマゾンは、10月ぐらいから降水量が増えてくるので、あと1ヶ月ぐらいは鎮火が難しいかもしれません。 スポンサーリンク 各国首脳の反応は? タイミング的にフランスでG7(先進7カ国首脳会議)が行われるということで開催国フランスの マクロン大統領がG7での議題にとりあげたいと反応していました。 Our house is burning. Literally. It is an international crisis. — Emmanuel Macron EmmanuelMacron ただ残念なのは、投稿された森林火災の写真が現在のアマゾンの火災ではなく2018年のものだったことですね。 — Justin Trudeau JustinTrudeau さすがに反応が早くて高感度アップです。 トランプ大統領もブラジルの大統領に向けてアマゾン火災に支援する用意があるとツイートしています。 Just spoke with President of Brazil. Our future Trade prospects are very exciting and our relationship is strong, perhaps stronger than ever before. I told him if the United States can help with the Amazon Rainforest fires, we stand ready to assist! — Donald J. Trump realDonaldTrump トランプ大統領のツイート数は、半端ないですね。 完全に使いこなしているようです。 安倍首相もやればいいのにと思ってしまいます。 話を戻します。 トランプ大統領のツイートの翌日には、ブラジル大統領が空軍を使って消火活動してますアピールのツイートをしています。 via — Jair M. Bolsonaro jairbolsonaro おもしろいですね。 G7でアマゾン火災が取り上げられて国際問題に発展して、これはまずとおもったのかようやく政府も消火活動してますよ!というアピールです。 音楽付きで動画がアップされていますが、あの程度の消火活動では焼け石に水という感じでしょう。 ブラジル政府による消火活動がどれくらい効果があるのか注目していく必要がありますね。 アマゾンの火災は、現在(8月25日時点)も進行しています。 The ongoing forest fires in the are deeply worrying. We are in touch with the Brazilian and Bolivian authorities, and stand ready to assist in any way we can — for example by activating our satellite mapping systems. アマゾン森林火災がヤバイレベル!火災の規模・面積は、日本列島がすっぽりと入ってしまう広さ。 アマゾン森林火災の原因は、数十年におよぶ熱帯雨林の伐採で干ばつ化、乾燥化が進行し森が燃えやすい状態になってしまった。 その上、違法な開発業者が先住民の森を焼き払い、牧草地に変えている。 アマゾン森林火災が早く鎮火してくれることを祈るしかありませんが、その原因については広く知ってもらいたいですね。 知ることでいろんな気づきや行動が起こせると思います。

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[画像のクリックで拡大表示] 南米アマゾンの熱帯雨林で起きている大規模な森林火災は、非常に激しく延焼中で、近隣の都市は、厚い煙に覆われている。 ブラジル国立宇宙研究所(INPE)は2019年、過去最高となる7万2843件の火災を報告した、と複数の報道機関が報じている。 そのうちの9000件を超える火災が、この1週間で発生した。 火災の正確な規模はまだわかっていないが、ブラジル北西部の数州にまたがり燃え広がっている。 8月11日にはNASA(米航空宇宙局)が、火災は宇宙から見えるほど大規模だと述べた。 「アマゾンで起きた森林火災では、間違いなくワースト2に入ります」とアマゾンで活動する生態学者でナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもあるトマス・ラブジョイ氏は話す。 (参考記事: ) 「森林の伐採が近年増加した結果だということに、疑問の余地はありません」 伐採が増えて、火災が増えた? 2018年にボルソナロ現ブラジル大統領が選出されて以降、過剰に続けられる森林伐採に、環境保護の活動家たちはずっと警鐘を鳴らしてきた。 そもそも選挙戦では最大の政策としてアマゾン開発を打ち出し、就任後それを実行してきた。 INPEが今月発表したデータによると、ブラジルで伐採された森林は、今夏だけでも過去3年間の合計を超えるという。 「過去数年の森林火災は、主に雨不足によるものでしたが、今年は十分に雨が降っています」と、生態学者アドリアーネ・ミュールバート氏は言う。 氏はアマゾンの森林破壊が気候変動に果たす役割を研究してきた。 「今回の火災は、森林伐採が原因と考えられます」.

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