お盆 なす きゅうり 飾り方。 お盆に飾られるなすときゅうりとは?名前や飾り方を解説します|終活ねっとのお坊さん

お盆になすときゅうりの精霊場を飾る地域は?作り方から処分の仕方まで

お盆 なす きゅうり 飾り方

初盆にする 飾りとは? 故人が亡くなられてから初めて迎えるお盆である「新盆」を迎えるにあたり、 準備しておくことが多く、どうしたら良いのか戸惑うことがあるかと思います。 初盆を含めお盆に関しては、宗派や地域、家の慣習やしきたりがあり、 これが正式なやり方というのがないのが実情です。 しかし、準備を始める前に菩提寺の僧侶やご親族の方、地域の方に ご相談されておくことで不安が解消され、準備がスムーズに進むことになりますので、 ぜひ事前にお話をされることをお勧めします。 こちらでは、準備の中でも最も時間を要する「飾り」について書いています。 初めてお盆の準備をされる方にも分かり易く説明していますので、ぜひ参考にしてください。 新盆とは? 新盆は「しんぼん」「にいぼん」とも呼ばれ、故人が亡くなられてから四十九日後に 迎える初めてのお盆を「初盆」と言います。 言い換えると、故人が亡くなられてから 初めての里帰りということになります。 もし、お盆の時期にまだ四十九日を迎えていない場合は、翌年が新盆となります。 初盆は、一般的に旧盆と言われる7月13日〜7月16日もしくは旧盆と言われる 8月13日〜8月16日に迎えることになります。 地域によっては12日〜15日というところもあります。 新盆と通常のお盆との大きな違いは、新盆は通常のお盆よりも手厚く、盛大に行うということです。 一般的に、家族や親族だけでなく、故人と親しかった友人や知人をお招きして 法要(僧侶による読経と焼香尾)を執り行い、法要後には会食の場を設けます。 初盆の飾りはなぜ飾る? 初盆の時にだけ飾るお飾りとして、お盆用の提灯があります。 通常のお盆のときに飾る、絵柄の入った盆提灯と違い、白木に白い火袋で作られた 白紋天(しろもんてん)の「白提灯」を準備します。 白提灯は、初盆で戻られる故人の霊が迷わずに家に戻ってこられるよう目印として準備します。 一般的に軒先や玄関もしくは盆棚や仏壇の横に吊しますが、最近は、畳や床の上直接置くタイプも 出ています。 ご自宅の状況に合わせて選ぶと良いでしょう。 ただし、地域や家のしきたりや慣習が大きく影響しますので、事前に確認をしておきましょう。 初盆の飾り付けとは? では、初盆だけで使う白提灯とはどういうものなのでしょうか。 一般的に初盆用の白提灯は親族の方から送られてきます。 しかし、昨今の住宅事情を考慮して「御提灯代」として現金を頂く場合があります。 その場合は、ご家族で準備します。 準備をする数は1つとなります。 なお、白提灯と言っても、真っ白なものから提灯の表面に透かし模様のある紋天入りの白提灯、 家紋入りと様々です。 もし、家紋入りの白提灯をご遺族側で準備をする場合、 家紋を入れる時間が必要となりますので、早めに注文をしておきましょう。 2ヶ月位前を目処に注文されると良いでしょう。 お盆の時期が近づくと、提灯屋さんも忙しくなり、 場合によっては初盆に間に合わないという事態になってしまいます。 なお、宗派や地域によっては 新仏の戒名や経文を書くこともありますので、事前に確認をしておくことをお勧めします。 初盆では、必ず白提灯とされているのは、亡くなって間が無く、清浄や無垢を表すためとされています。 言い換えると、亡くなって間もないため、華美な色彩を避けるということになります。 また、白提灯に使われる木も塗料を塗らない、白地のままの木材である白木となります。 白提灯は初盆の1回だけ使います。 初盆が終わったら送り火で一緒に燃やしたり、 菩提寺に持ったりして処分をします。 【合わせて読みたい】 新盆の飾り方(基本形) 新盆でのお飾りにおいて、白提灯以外は新盆で準備する盆棚(精霊棚)および 盆棚に置くお供え物を含め、初盆と通常のお盆で大きな違いはありません。 しかし、宗派や地域によってお供え物が違ってきますので、事前に確認をしておきましょう。 こちらではお飾りする基本の物と飾り方についてご紹介していきます。 基本形を元に、ご自身もしくは故人の宗派の決まりや地域の慣習を取り入れることをお勧めします。 また、ポイントとしてご自宅のスペースを考慮して準備されると良いでしょう。 お供え物 位牌 お位牌は仏壇から出して盆棚に安置します。 盆棚の一番奥中央にご先祖様のお位牌を並べます。 宗派や地域によっては、仏壇から位牌を出した後、仏壇の扉を閉めておきます。 お線香 お線香の香りは仏様の食事と言われていますが、実はその場やそこにいる人の浄化もしてくれます。 最近は、様々な香りのお線香がありまので、故人が好きだった香りのお線香をお供えしても良いでしょう。 香炉(焼香用) 普通のお盆の時期にはお線香用の香炉だけでも良いのですが、初盆では僧侶の読経とともに 参列してくださった方々にご焼香をして頂きますので、必ず焼香用の香炉が必要となってきます。 なお、香炉だけでは使えないため、火種と香木も併せて準備をしましょう。 焼香用の香炉は仏具店などで購入できます。 香炉、火種、香木を1セットとしてセット販売されている こともありますので、お店の方に聞いてみると良いでしょう。 香炉(線香用) お線香を焚くために準備する香炉となります。 お線香用の香炉は、日々のお勤めで使われている香炉を 使用して問題ありません。 燭台 ろうそくを立てる台となります。 りんおよびりん棒 お経をあげるときに使う、音の出る仏具となります。 音を出す時にはりん棒と呼ばれる棒を使います。 ろうそく お線香に火を灯すときに使います。 初盆を含め、法要の時には白ロウソクを使います。 お花 初盆などの法要のときのお花は生花となります。 一般的に、傷みにくい日持ちするお花をお供えします。 初盆では、白い菊をお供えすることが多いようです。 故人が好きだったお花をお供えする場合もありますが、 初盆にはご遺族の方以外の方々がお見えになります。 また、ご親族の中でもしきたりを気にされる方もいらっしゃいます。 故人が好きだったお花を添えたいというご遺族の気持ちもあるかと思いますが、 一般的に供花として控えた方が良いとされているトゲのある花や匂いが きつい花は避けることをお勧めします。 精霊馬と精霊牛 きゅうりとなすを馬と牛に見立てて作った「精霊馬」と「精霊牛」を盆棚に飾ります。 ご先祖様が戻られる時に、「「精霊馬」は少しでも早く戻ってこちらで長い時間を過ごして頂きたいと、 「精霊牛」はあの世にはゆっくりと景色を楽しみながら戻っていただきたい」という願が込められています。 「精霊牛」については、あの世に戻られる時にお供え物を荷物として積んでいくとされている地域もあります。 素麺 ご先祖様があの世から戻られる時に乗ってくる馬の手綱に見立てて「素麺」をお供えします。 素麺は地域によってお供えの仕方が違い、生麺を束ねた状態でお供えするところと素麺を 茹でて汁の中に入れてお供えするところがあります。 ほおずき 提灯の形に似ている「ほおずき」をお飾りすることで、ご先祖様が迷わずに 戻ってこられるとされています。 水の子 なすやきゅうりをさいの目に切り、洗米と混ぜ合わせ、水を浸した器に入れてお供えします。 あの世から戻られたご先祖様に渇いた喉を潤して欲しいという願いが込められています。 水の子は、お盆の期間中毎日取り替えます。 閼伽水(あかみず) 閼伽水は、宗派や地域によっては「浄水」と呼ばれます。 器に水を入れ、その上に5〜6本のミソハギの花を束ねて添えます。 水は水道水で構いませんので、汲みたてのお水をお供えしましょう。 閼伽水にはあの世から戻ってこられるときにご先祖様と一緒に付いてきた悪霊を取り払うと いう意味が込められています。 なお、地域によってはご先祖様がお墓を留守にしている間、 悪霊が憑かないよう、お墓に閼伽水とミソハギの花をお供えします。 仏飯 炊きたての一番飯をお供えします。 宗派によってご飯の盛り方が 異なりますので注意が必要です。 野菜や果物 夏の野菜や果物を器に盛ってお供えします。 果物は丸い形をした物が良いとされています。 例えば、桃、メロン、ぶどうになります。 野菜はトウモロコシやレンコン、 スイカなどをお供えすると良いでしょう。 団子 お団子は毎日取り替えてお供えします。 団子の種類は白団子、みたらし団子、あんこの団子と 地域によって様々ですが、初盆の時には白団子をお供えすることが多いようです。 団子の数は地域によって違い「6個」、「7個」、「13個」、「49個」、「故人の年齢」と様々です。 事前に菩提寺の僧侶や親族の方もしくは地域の方に作る数と置き方を確認しておきましょう。 お菓子 一般的に日持ちするクッキーやおせんべい、落雁などをお供えします。 また、季節物である水ようかんやゼリーをお供えしても涼しげで良いでしょう。 お供え物(飾り方) こちらでは、3段の盆棚の場合の飾り方について説明しますが、一段の場合は奥から順番に置きます。 また、一般的に盆棚の前には経机を置きます。 もし経机をお持ちでない場合は背の低い机を代用したり、 盆棚の一番手前に置いたりします。 上段 ご本尊様を中心にして脇に位牌を置きます。 茶湯器を置く場合は位牌の数分準備をし、 位牌の前に置きます。 地域によっては、両端に段盛を置きます。 中段 真ん中に霊供膳と呼ばれるお膳、片方の端に高杯に乗せた季節の果物や野菜をもう片方の端に 高杯に乗せたお菓子を置きます。 手前もしくは両脇にハスの葉の上に乗せた 水の子、素麺、精霊牛、精霊馬を置きます。 下段 両端に花瓶、一つ内側の両端に燭台とろうそく、真ん中にお線香用の香炉を置きます。 経机 真ん中にお線香用の香炉、右端にりんとりん棒、左端に経典、お線香を置きます。 各宗派の新盆での飾り方 新盆でのお飾りについては、宗派によって飾り方に特徴があります。 一般的なこちらでご紹介します。 ちなみに、宗派による決まり事と地域の慣習と異なる場合があります。 その場合は、ご親族の方や地域の方に事前に教えて頂いておくことでトラブルを避けることができます。 新盆の飾り方(浄土宗) 浄土宗の場合、盆棚に真菰(まこも)のゴザを敷くのが特徴的です。 ゴザの上に位牌やご本尊、脇侍、仏器、仏飯や野菜・果物を置きます。 なお、浄土宗の場合お供え物として故人が好きだった嗜好品を お供えすることを良しとしていませんので気をつけましょう。 ちなみに、浄土宗の場合位牌やご本尊様を盆棚にお祀りしている間、仏壇の扉を閉めておきます。 ・新盆の飾り方(曹洞宗) 曹洞宗では、一般的に仏壇の前に盆棚を置きます。 お供えの仕方は基本形となりますが、曹洞宗の特徴として盆棚に白い布を掛け、 オガラで作った7段もしくは13段のハシゴを盆棚と畳(床)の間に架けます。 また、お膳と一緒に準備するお箸は仏様の方に向けて置きます。 ・新盆の飾り方(真言宗) 真言宗で特徴的なのは、野菜や果物などを含め「精進料理」をお供えする点です。 お供えする果物などは、仏様がたべられるように皮をむき、一口大のサイズに切ってお供えします。 ぶどうなどは洗ってお供えします。 精進料理の前には仏様の方に向けてお箸を置きます。 ・新盆の飾り方(浄土真宗) 浄土真宗の場合、親鸞聖人の教えにより、人は死後の世界では誰でも仏様となり、 いつでも、どこにでもいらっしゃいます。 そのため、お盆の時期にだけ家に戻られるということがありません。 そのため、初盆を含めお盆の時期に特別なことはしません。 しかし、盆提灯を飾ることに関して制限はありませんので、もし親族から初盆のために 白提灯を頂いた場合は、ぜひ飾ってさしあげてください。 ・新盆の飾り方(日蓮宗) 日蓮宗で特徴的なのは仏壇の両脇に青竹を立てることです。 仏壇の前に盆棚を設置して、仏壇の最上段の中央に日蓮大聖人像、奥に曼荼羅(まんだら)をかけます。 神式の新盆について ・マンションで新盆を迎える場合 最近はマンションにお住まいの方も多くいらっしゃると思います。 マンションの場合、一軒家と異なり盆棚を設置するスペースが取れない場合があります。 また、迎え火や送り火を直火で焚くことができない場合もあります。 その場合、盆棚の代用として小机を代用したり、迎え火や送り火はベランダで 素焼きのお皿の上で焚いたりすると良いでしょう。 もしベランダでの火を焚くことがマンションの 規約で禁止されている場合は、無理して焚くことは控えましょう。 故人やご先祖様をお迎えするということは、気持ちが大切です。 宗派や地域の慣習やしきたりは 大切ですが、現在住んでいらっしゃる場所の規約を守ることは、他の住民の方々と生活を していく上でとても重要なことになります。 場合によっては、火災報知器が反応してしまうことも ありますので細心の注意を払いましょう。 まとめ 初盆のお飾りにつてご紹介してきました。 お盆に関しては、 宗派による違いだけでなく、同じ宗派でも地域や家によって違ってきます。 お飾りやお供え物について分からないことがある場合は、早めに菩提寺の僧侶やお身内の方に相談をしましょう。 初盆は故人が初めて家に戻られます。 家族が久しぶりに揃う時となりますので、 ご家族で初盆の準備を進めながら故人との思い出話をする良い機会となります。 ぜひ、ご家族でお迎えしてさしあげてください。 関連記事.

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初めてで悩んだら!お盆の仏壇飾り「盆棚」の飾り方と購入方法|ナデシコ

お盆 なす きゅうり 飾り方

お盆に飾る「なす」と「きゅうり」の意味は? なぜお盆になすときゅうりを飾るのかということを詳しく説明していきます。 まず、お盆の時期は亡くなった方が帰ってくるとされていますよね。 故人が、家に戻ってくる時に行き来する乗り物が必要なため作られたと言われています。 「霊が戻って来られる時にはきゅうりの馬に乗って一刻も早く家に帰って来てもらい、 少しでも長くこの世にいてもらいたい、帰る時にはなすの牛に乗って景色を楽しみながら ゆっくりと帰ってもらいたい」 という願いが込められているんです。 下で詳しく紹介していきますね。 「精霊牛」と「精霊馬」 お盆の際に飾る、きゅうりで作った馬のことを「精霊馬 しょうりょううま 」といわれており、なすで作った牛のことを「精霊牛 しょうりょううし 」といいます。 この精霊牛と精霊馬を置く意味というものは地域によって異なります。 このように意味はその土地によって変わってくるのですが、どちらにせよご先祖様が楽に行き来をできるように、少しでもこの世で過ごす時間を多くとれるようにという意味を込めて作られているものになります。 なぜ「なす」と「きゅうり」なの? 言い伝えは分かるけどなぜなすときゅうりで用意するの?ということが気になる人もいると思います。 その理由は簡単なもので、夏野菜として"なすやきゅうり"はお盆の時期に多く収穫されるため入手するのが簡単だったためと考えられています。 旬のお野菜ということで、お供え物として適していました。 なすときゅうりでないといけない!というわけではなく旬の食材だったということで凄く深い意味があるというわけではないようです。 しかし、沖縄ではさとうきびをお供えするので地域のよってお供えするのものが分かる可能性もあるので調べておきましょう。 精霊牛・精霊馬の作り方 続いて作り方を紹介していきます。 もし、爪楊枝を使う時には8本用意しておきます。 そこで4等分に折った割り箸か爪楊枝 4本 をお腹の部分に刺していきます。 なすと同じでお腹の部分に4等分に折った割り箸か爪楊 4本 を刺します。 思っているよりも簡単に作ることができます。 気持ちを込めて作っていきましょう。 精霊牛・精霊馬の飾り方 一般的に精霊棚 盆棚 におくものといわれています。 そして16日のお送りのときには頭を外側に向けて置きます。 お迎えとお送りで向きが違うことは頭に入れておきましょう。 そして置く場所については、両端に置く場合,右端の奥に精霊牛を置き手前に精霊馬を置く場合,一番奥に2頭を一緒に置く場合など地域によって変わっていきます。 しかし精霊棚に置くだけでなく、こちらも地域によって、門や玄関先に飾ることもあります。 ちなみに、浄土真宗という宗派では、お盆のなすときゅうりを飾らないといわれています。 浄土真宗の教えに「お盆に亡くなったご先祖様などの霊が帰ってくることはない」というものがあるそうです。 そのため、お迎えやお送りするなすやきゅうりも飾ることはないと考えるんだそう。 もちろん浄土真宗の家でも飾るところもあるかもしれません。 お盆に亡くなったご先祖様などの霊が帰ってくることはないというのは、浄土真宗だけでなく、仏教の教えでは亡くなった人が仏や霊となるという考えはないんだそう。 お盆という行事は仏教的行事といわれていますが、日本の信仰がルーツにあり、それが仏教の要素を含めたものとなったんだそうです。 実際に、自分の地域がどのように飾る地域なのかということを事前にチェックしておきましょう。 精霊牛・精霊馬の処分方法にも注意を! 続いて、終わった後の処分方法についてまとめていきます。 ・16日のお送りの日に精霊流しとして川や海に流す 地域によっては条例違反になるので事前チェックが必要 ・16日のお送りの日に他のお供え物と一緒に送り火で燃やす方法 ・他のお供え物と一緒に菩提寺に持って行く ・土に埋める ・半紙など白い紙に清め塩と一緒に包んで捨てる 北海道から中部地方では、迎え盆ではなく16日の送り盆に精霊馬を作り、お供え物と一緒にすぐに川や海に流していたそうです。 そして、関東地方では13日の迎え盆に精霊馬を作り、送り盆に流すのが一般的です。 川や海に精霊馬を流すことができないため、土に埋めたり、塩などで清めたりして処分しています。 このように地域によってもどうやって処分するのかが変わってくるので気をつけて事前に調べておきましょう。

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お盆飾りはいつからいつまで飾るの?飾り方や片付け方法は?

お盆 なす きゅうり 飾り方

お盆は亡くなったご先祖様があの世からこの世に戻ってくる日であるとされています。 ご先祖様の霊を 自宅に迎えて供養するのがお盆の期間なのです。 お盆の初めには迎え火を焚き、ご先祖様の霊をお迎えします。 そしてお盆の終わりには送り火を焚き、ご先祖様をあの世へお送りします。 それに合わせてご先祖様をおもてなしするために、仏壇やお墓にお盆飾りを置くのです。 その中の1つがナスとキュウリで作られた精霊馬です。 ではなぜ数多くある野菜の中でも、ナスとキュウリが選ばれるようになったのでしょうか? なぜナスとキュウリなの? 実はなぜナスとキュウリなのかについては、今でも詳しく分かっていないのです。 ナスとキュウリは夏野菜なので、お盆の時期に 全国で手に入りやすいというのが主な理由だと考えられています。 しかし沖縄ではキュウリとナスではなく、サトウキビをお供えする地域もあるそうです。 これはご先祖様があの世に帰る時の杖を意味しているそうです。 このように、地域によってはナスとキュウリではなく、独自の理由で他の野菜を使用している所もあります。 その時に採れる一番おいしいものや、その地域ならではのものをお供えする風習があるのですね。 キュウリは馬を表す 一般的にキュウリとナス2つセットで「精霊馬」と呼ばれていますが、実際に馬を表しているのはキュウリです。 ご先祖様がお盆にあの世から帰ってくる際の 乗り物を表しています。 馬は足の速い動物です。 あの世から帰ってくるご先祖様に急いで来てほしいからという考えが一般的なようです。 ナスは牛を表す ナスは正確には「精霊牛」と呼ばれ、牛を表しています。 これはご先祖様がこの世からあの世に戻って行く時の乗り物です。 牛は足の遅い動物というイメージがあります。 このことから、ご先祖様にこの世でゆっくり過ごしていただき、のんびりお帰りいただくという考えが一般的です。 一方、地域によってはご先祖様の乗り物は行きも帰りも馬であると考えている所もあります。 牛はご先祖様の 荷物を運ぶためのもののようです。 お盆飾り「精霊馬」の作り方 次はナスとキュウリの 飾り方です。 いつどこに飾ればよいのでしょうか? 順に解説していきます。 ナスとキュウリはいつ飾るの? まず飾る時期です。 お盆と言ってもその間には何日かありますよね。 精霊馬を飾るのは一般的に お盆の初日です。 そしてご先祖様をお送りするお盆の最終日まで飾ります。 最も多いのは8月13日~8月16日ですが、地域によってはお盆の時期が数日ずれていることもあります。 7月にお盆の行事を行う地域もあります。 基本的にはどの場合でも、お盆の初日から最終日までと考えておけば大丈夫です。 どこに飾るの? 自宅の仏壇に飾る場合、 精霊棚 盆棚 に飾るのが一般的です。 置く場所は右側の手前にすることが多いです。 もし精霊棚がなければ、お盆やお皿でも大丈夫です。 置く向きにも一応決まりがあります。 ナスやキュウリはへたの部分が頭部です。 ご先祖様をお迎えする時は内側向き、お送りする時は外向きに置きます。 ですがこちらも地域によって差があり、ナスとキュウリを東西に向けたり、ご先祖様が帰宅する玄関に向けたりと様々な風習が存在します。 ナスとキュウリの処分方法 お盆が終わり、使わなくなった精霊馬をどのような方法で処分すればよいのでしょうか? 食べてしまっても大丈夫? 精霊馬の 処分方法について、いくつかの方法をご紹介します。 食べるのはNG 野菜なのだから、役目を終えたナスとキュウリは食べてもよいのでは?と考えるかもしれません。 しかし食べるのはマナー的に NGです。 果物やお饅頭など、他のお供え物ならば家族でいただいても大丈夫です。 しかし精霊馬はご先祖様の乗り物でしたよね。 お供え物とは少し違う扱いをしたほうがよいようです。 それでは精霊馬の処分方法について、具体的に見ていきましょう。 土に埋める 昔はお盆に使ったお供え物は土に埋めたり、川に流したりする習慣がありました。 しかし環境や衛生面で、川に流すことはちょっと気が引けますよね。 そこで、自分で処分する場合は 土に埋める方法を取っている家庭が多いようです。 自宅で燃やすという方法もあったようですが、これも今の時代は少し難しいですね。 清め塩とともに半紙に包んで捨てる 一番簡単に、手っ取り早くできる方法がこの方法ではないでしょうか? まずナスとキュウリを味塩以外の塩で清めます。 そして 白い紙に包み、生ごみとして出します。 白い紙はできれば半紙がよいですが、なければキッチンペーパー等でも構いません。 お焚き上げをする 神様や仏壇に関わるもの、人形などが不要になったとき、神社やお寺で供養してもらうことを「お焚き上げ」と言います。 もし近くに神社やお寺があれば、そのほかの お盆飾りと一緒に持ち込んでお焚き上げをしてもらうのもよい方法です。 いくつかの方法をご紹介してきましたが、処分に関して「必ずこうしなければいけない」というものはありません。 あくまでその人の気持ち次第ですから、あまり難しく考えなくても大丈夫です。 その他のお盆飾り• お盆飾りとは、あの世から帰ってくるご先祖様をおもてなしするためのものである。 なぜ精霊馬がナスとキュウリで作られているのかについては詳しく分かっていないが、一般的には夏によく採れる野菜であることが理由だと言われている。 地域によってはナスやキュウリ以外のものを飾る所もある。 キュウリは馬、ナスは牛を表し、ご先祖様があの世とこの世を行き来するときの乗り物を表している。 精霊馬はキュウリ、ナス、割り箸 爪楊枝でも可 があればよいので、自宅でも簡単に作ることができる。 お盆飾りはお盆の初日から最終日まで飾り、精霊馬は精霊棚に飾るのが一般的。 役目を終えた精霊馬は食べずに土に埋めたり、塩で清めて紙に包んで捨てたり、お焚き上げを行って処分するのがよい。 精霊馬の他にも様々な地域で様々なお盆飾りが飾られている。 という内容が分かってきましたね。 一言でお盆飾りといっても、地域や風習によってその種類は様々なのです。 また、旧暦のお盆の時期は前年度の収穫も全てなくなり、飢えていた時期でもあるそうです。 お盆飾りとして並ぶナスやキュウリなどの夏野菜は、今年度の豊作と作物への感謝の表れでもあると言われています。 お盆に飾る精霊馬には、ご先祖様に対する感謝の気持ちと、自分たちがこれからもたくましく生きていくんだという気持ちが表現されているのかもしれませんね。 この記事で精霊馬やお盆飾りについてよく知っていただけたと思います。 まだ作ったことがないという方は、ぜひ一度ご自宅で作ってみてくださいね。 心を込めて手作りすることで、ご先祖様への感謝の気持ちがもっと大きくなるはずです。

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