アパホテル 株価。 「一泊2500円」がなぜ可能か?「アパホテル」常識破りの経営戦略 あの手この手で利益を確保している

旅館“コロナ倒産”続出…東京五輪当て込んだホテルが開業ラッシュ、一時閉鎖も取り沙汰

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アパホテルだからできたこと 話をアパホテルに戻そう。 これまで見てきたようにアパホテルは「帽子をかぶった女性社長」や「何故か体をくねくねして踊る外国人美女がでてくるTV CM」だけの会社ではない。 コロナウィルス感染拡大を受けた緊急事態宣言発出の前には、いち早くコロナ軽症患者受け入れ施設としてのホテル提供を表明した。 医療機関への患者受け入れプレッシャーを分散させることに協力する意向表明は世間に好意的に受け止められたが、実はこれは簡単なことではない。 第一に、施設返還後ホテル営業を再開する際に「コロナウィルス感染者が滞在したホテル」という認識をきれいにぬぐいされるかどうか不安が残る。 第二に、感染者受け入れ施設というホテル用途ではない用途に供するためには、建物所有者や融資銀行の承諾が必要となる。 アパホテルは多くの物件を賃借ではなく自社所有としており、また借入形態も物件毎ではなく法人として借りていると目されることから、比較的早く条件が整ったのではないかと推察している。 アパホテルはインバウンドブームの時流にのって、新宿や銀座周辺で集中的な出店を行なってきた。 これをカニバライゼーションリスク 姉妹店舗間で客を奪い合う共食いリスク と見るか、ドミナント戦略 一ヶ所に集中出店をしてマーケットシェアを高め価格付けの主導的な地位を確保する と見るか、見方がわかれるが、これまでのところドミナント戦略が奏功しているようである。 筆者はこれまで20年間外資系不動産会社でホテル投資や開発のアドバイザーを務めてきた経験を有しており、多くのホテルオペレーターや投資家と付き合ってきたが、アパホテルとは残念ながらあまり接点がなかった。 しかし、ホテル経営学を教える大学教授としては、ケーススタディの材料として大変に興味深い会社である。 沢柳 知彦(立教大学ビジネススクール教授).

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旅館“コロナ倒産”続出…東京五輪当て込んだホテルが開業ラッシュ、一時閉鎖も取り沙汰

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アパホテルだからできたこと 話をアパホテルに戻そう。 これまで見てきたようにアパホテルは「帽子をかぶった女性社長」や「何故か体をくねくねして踊る外国人美女がでてくるTV CM」だけの会社ではない。 コロナウィルス感染拡大を受けた緊急事態宣言発出の前には、いち早くコロナ軽症患者受け入れ施設としてのホテル提供を表明した。 医療機関への患者受け入れプレッシャーを分散させることに協力する意向表明は世間に好意的に受け止められたが、実はこれは簡単なことではない。 第一に、施設返還後ホテル営業を再開する際に「コロナウィルス感染者が滞在したホテル」という認識をきれいにぬぐいされるかどうか不安が残る。 第二に、感染者受け入れ施設というホテル用途ではない用途に供するためには、建物所有者や融資銀行の承諾が必要となる。 アパホテルは多くの物件を賃借ではなく自社所有としており、また借入形態も物件毎ではなく法人として借りていると目されることから、比較的早く条件が整ったのではないかと推察している。 アパホテルはインバウンドブームの時流にのって、新宿や銀座周辺で集中的な出店を行なってきた。 これをカニバライゼーションリスク 姉妹店舗間で客を奪い合う共食いリスク と見るか、ドミナント戦略 一ヶ所に集中出店をしてマーケットシェアを高め価格付けの主導的な地位を確保する と見るか、見方がわかれるが、これまでのところドミナント戦略が奏功しているようである。 筆者はこれまで20年間外資系不動産会社でホテル投資や開発のアドバイザーを務めてきた経験を有しており、多くのホテルオペレーターや投資家と付き合ってきたが、アパホテルとは残念ながらあまり接点がなかった。 しかし、ホテル経営学を教える大学教授としては、ケーススタディの材料として大変に興味深い会社である。 沢柳 知彦(立教大学ビジネススクール教授).

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アパグループ2019年11月期連結決算を発表

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経営の意思決定が難しい局面に陥っている中で、この不況をポジティブに捉えるヒントが欲しいですよね・・・ 今日は、不況を逆手にとった意思決定をトレースし、この状況を好転させるための戦略思考ポイントについて考えていきたいと思います。 先に結論から。 Twitterで紹介した、アパホテルもニトリに共通しているのは、この4つのポイントだと抽象化してみました。 参考にしたのはこちらのインタビュー記事です。 実は超優良企業APAホテル 先にアパホテルの概要を整理しておきます。 2019年11月期連結決算をみていきましょう。 グループ連結売上高:1,371億円 経常利益:335億円 経常利益率:24. アパホテルのリーマン・ショック後にとった戦略 アパホテルは、2010年以降、都心でホテルを集中的に建設しています。 この2010年の都心集中建設は 「頂上戦略(SUMMIT 5)」と呼ばれているようです。 要は 「都心に一点突破・全面展開」するぞ!!!!! という戦略です。 外部環境としては、2008年にリーマン・ショック。 経済状況は落ち込んでおり、競合他社も投資を控えていたタイミングです。 そのタイミングで大きな投資で勝負をかけたわけです。 不況のタイミングでアパが優位性を確立するために、どんな戦略をとり意思決定してきたのでしょうか? この4つの視点に分解しながら、アパの戦略ポイントを整理していきます。 下記に元谷代表が言及しているように、不況の前にキャッシュをつくっていたことがわかります。 リーマン・ショックの影響で景気が悪くなり、地価が暴落しましたが、ファンドバブルの時に不動産を売却したため、借入金を返済した後も資金が残っていました。 その余剰資金で都心部の土地を買い始めたんです。 今の3分の1から4分の1の値段で買えたところもあります。 今は全て値上がりしています。 実際、アパの経営陣がどこまでリーマンショックのことを先読みしていたかはわかりませんが、不況時に動ける蓄えをしていたことは事実です。 時間軸を長くして戦略を考えること。 この考え方の参考に「シナリオプランニング」というものがあるので、ご興味ある方は読んでみることオススメです。 そんな中、アパホテルは都心一等地に集中建設をします。 エリアを絞った理由は、リーマン・ショックで最も地価が下落したところがその後に値上がりするだろうと考えたため。 そして、リーマン・ショック後にどこが一番下がったかと言えば、前述したような都心の一等地です。 この時の意思決定が、現在のアパホテルの都心における占有率の高さをつくっていることがわかります。 差別化を図るためには、 競合が意思決定できないタイミングで、一気にリソースを集中投下することが重要だとわかります。 競合との差別化を考える時は、「タイミング」の見極めを意識したいところです。 下記の記事にあるタイミングを見極める思考は見習いたい。 帽子かぶった広告で有名なアパ社長の言葉が重い プロは要る、要らないで判断せず、タイミングを買うのです。 その理由は、経済がサイクルで動いているからです。 バブルだろうと、リーマンショックだろうと、上がれば下がるし、下がれば上がる。 景気が変動する中で、どこで買うか、誰から買うかが大事です。 このブレない戦略コンセプトをSTPの視点で整理します。 Sセグメンテーション:ビジネスホテル市場 Tターゲット:都心のビジネスパーソン Pポジショニング:アクセス良くて便利、シンプル ポジショニング戦略には、ブレない戦略コンセプトをつくり、一気に投資する!という姿勢が重要であることがわかります。 APAの中期経営計画は、戦略コンセプトと1点突破を学ぶのに素晴らしい教材です。 同業他社がリスクが低いフランチャイズ方式や、優れたノウハウを有するホテル業者に運営委託する方式(星野リゾートが代表例)を採用しているのに対して、アパホテルは土地から自前で買い上げる直営方式をとっています。 不況時だから、とりあえずの逆張り判断をしているわけではなく、 ブレない戦略コンセプトと土台となるビジネスモデルがあるから不況時に最適な意思決定ができていることがわかります。 これだけ明確な指示を現場担当に出して動かせるの強い。 用地取得の担当者には「このエリアの用地情報以外は持ってくるな」と厳命しました。 アパはあちこちでホテル建設を進めているように見えるかもしれませんが、先ほど申し上げた地域でしか建てていません。 やはり戦略が絵に描いた餅になってしまったら意味がない。 不況時こそ組織の体質が試される。 とくに逆張り戦略で競合がやっていないことに一気にリソースを投下するときは 「トップダウンでガッと動く」ことは重要であることがわかります。 APAホテルは元谷夫婦の家族経営で意思決定スピードが早い組織体質が成功要因だったのだと考えています。 まとめ APAホテルのリーマン・ショック後の戦略についてトレースしてきました。 改めて不況時の意思決定ポイントを要約すると4つです。 不況は10年に1度は訪れると言われています。 コロナ対策(経営の)も必要ですが、次の不況でも揺るがない経営をするために、強い組織をつくっておくことが大切であることを、アパの経営は教えてくれます。 上記の4つのポイントは、不況を逆手にとり成長してきた企業にも共通していると考えています。 今回はAPAホテルを例に考えてきましたが、時間があったらニトリやドンキホーテなどもマーケティングトレースやっていきたいです。 547本 マーケティングトレースに関する記事をまとめたマガジンです。 マーケティング思考力を磨くためのヒントとなるnote記事を集めて発信していきます。 Facebookグループではイベント情報や、関連情報を共有しております。 facebook.

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