抗菌 薬 抗生 物質。 肺MAC症の治療は抗生物質(抗菌薬)が基本。注射薬を使用することも

抗生物質を「飲み切る」のは何のため?抗生物質の3つの使い方!慢性感染症とは?風邪の対処法

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「Gettyimages」より 抗生物質が誤解されている 「これ何の薬ですか?」 「抗生物質ですよ」 「……」 「原因となるばい菌を殺す薬です」 「今熱があるんだけど、熱に効くんですよね?」 患者さんへの服薬指導時に、こんなやりとりがありました。 その続きですが「原因となるばい菌がなくなれば、結果的に熱が下がってきます」と答えておきました。 熱があって具合が悪い時は、説明を聞いてはいるものの、納得できる部分だけ聞いているものです。 抗生物質では効かない熱に対しても患者さんから「抗生物質ないんですか?」と訴えられ、処方してしまうケースがあります。 昨年10月に「抗菌薬意識調査2018」というものが発表されました。 抗菌薬という普段聞きなれない言葉が出てきますが、「抗生物質+合成抗菌薬」で細菌を殺す作用のある薬すべてを指します。 服薬指導をするとき、合成抗菌薬であっても患者さんがよく知っている「抗生物質」という言葉で説明してしまうことがあります。 ここでは正確にするため「抗菌薬」とします。 この意識調査は、AMR臨床リファレンスセンターが10代から60代までの男女721名を対象にインターネットによる回答を集計して調べたものです。 これによると、「抗菌薬がどのような病気に効果があると知っていますか?」という質問に対して、「 風邪」と答えた方が49.9%、インフルエンザと答えた方が49.2%でした。 残念ながら風邪とインフルエンザには効果がないのですが、効果があると誤解されています。 一方、膀胱炎が26.7%、肺炎が25.8%という回答で、正しく理解している人は少ないことがわかりました。 「抗菌薬はどのような薬だと思いますか?」という質問では、71.9%の方が「細菌が増えるのを抑える」と正しく回答できました。 一方で、「熱を下げる(40.9%)」「痛みを抑える(39.9%)」と誤解している人もいました。 「風邪で受診した時に、どのような薬を処方してほしいですか?」という質問への回答は、「咳止め(61.9%)」「解熱剤(59.8%)」「鼻水を抑える薬(53.0%)」「抗菌薬(30.1%)」「痰切り29.1%」でした。 風邪には効果がないにもかかわらず、およそ30%の人が自ら抗菌薬を希望しているということです。

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抗生物質とはなにか

抗菌 薬 抗生 物質

静菌作用と殺菌作用、濃度依存型と時間依存型の抗生物質(抗菌薬) 静菌的作用と殺菌的作用 抗菌薬による作用としては、細菌の増殖を抑制する 静菌的作用と細菌を殺す 殺菌的作用の二種類があります。 静菌的作用は細菌の増殖を抑えているだけであるため、感染症からの回復には患者さん自身の免疫力が重要になります。 それに対して、殺菌的作用をもつ抗菌薬は細菌を死滅させる働きがあります。 時間依存型と濃度依存性の抗菌薬 薬の作用は血中濃度(血液中にどれだけ薬の濃度があるか)によって測定されます。 この時、「血液中の薬物濃度が高いほど薬の効き目も強い」と多くの人が勝手に思い込みます。 しかし実際にはそうではなく、必ずしも「薬の血中濃度が高い = 薬の効果も高い」とは言えません。 特に抗菌薬ではこの作用が有名であり、それぞれの特長によって 時間依存性と 濃度依存性の二種類に分けられます。 これらの抗菌薬は、 血液中の薬物濃度がある一定以上を超えるとその作用が頭打ちとなります。 つまり、ある水準以上の血液濃度を保つことができれば、常に「最大の殺菌力」を持った状態で推移させることができます。 そのため、薬を多量に投与して血液濃度を上げたとしても効果は変わりません。 時間依存性の抗菌薬の効果を最大化したい場合、血液中の薬物濃度を高くするのではなくて「 MIC(最小発育阻止濃度)以上の血液中濃度をどれだけの時間で維持させるか」が重要となります。 時間依存性の抗菌薬の場合、MIC以上の血中薬物濃度を維持させるために一日の投与回数を増やす必要があります。 ・濃度依存性 ニューキノロン系抗菌薬などが濃度依存性に該当します。 これらの抗菌薬は、細菌とどれだけ接触したかによって殺菌効果が変わってきます。 つまり、 血液中の薬物濃度が高ければ高いほど強い殺菌作用を得ることができます。 そのため、副作用が出ないように調節しながら一回の投与量を最大にして、投与回数を減らすことが重要となります。 濃度依存性の抗菌薬は「一回での投与量の最大化」と「投与回数の最小化」によって、後述する耐性菌の発生を抑えることもできます。

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薬の働き(Chapter2.5) 消毒薬と抗生物質の微妙な関係 [薬] All About

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静菌作用と殺菌作用、濃度依存型と時間依存型の抗生物質(抗菌薬) 静菌的作用と殺菌的作用 抗菌薬による作用としては、細菌の増殖を抑制する 静菌的作用と細菌を殺す 殺菌的作用の二種類があります。 静菌的作用は細菌の増殖を抑えているだけであるため、感染症からの回復には患者さん自身の免疫力が重要になります。 それに対して、殺菌的作用をもつ抗菌薬は細菌を死滅させる働きがあります。 時間依存型と濃度依存性の抗菌薬 薬の作用は血中濃度(血液中にどれだけ薬の濃度があるか)によって測定されます。 この時、「血液中の薬物濃度が高いほど薬の効き目も強い」と多くの人が勝手に思い込みます。 しかし実際にはそうではなく、必ずしも「薬の血中濃度が高い = 薬の効果も高い」とは言えません。 特に抗菌薬ではこの作用が有名であり、それぞれの特長によって 時間依存性と 濃度依存性の二種類に分けられます。 これらの抗菌薬は、 血液中の薬物濃度がある一定以上を超えるとその作用が頭打ちとなります。 つまり、ある水準以上の血液濃度を保つことができれば、常に「最大の殺菌力」を持った状態で推移させることができます。 そのため、薬を多量に投与して血液濃度を上げたとしても効果は変わりません。 時間依存性の抗菌薬の効果を最大化したい場合、血液中の薬物濃度を高くするのではなくて「 MIC(最小発育阻止濃度)以上の血液中濃度をどれだけの時間で維持させるか」が重要となります。 時間依存性の抗菌薬の場合、MIC以上の血中薬物濃度を維持させるために一日の投与回数を増やす必要があります。 ・濃度依存性 ニューキノロン系抗菌薬などが濃度依存性に該当します。 これらの抗菌薬は、細菌とどれだけ接触したかによって殺菌効果が変わってきます。 つまり、 血液中の薬物濃度が高ければ高いほど強い殺菌作用を得ることができます。 そのため、副作用が出ないように調節しながら一回の投与量を最大にして、投与回数を減らすことが重要となります。 濃度依存性の抗菌薬は「一回での投与量の最大化」と「投与回数の最小化」によって、後述する耐性菌の発生を抑えることもできます。

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