エビリファイ 英語。 エビリファイの効果・副作用・使用方法・注意点

アリピプラゾール

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1.アカシジアとは? アカシジアとは、そわそわして落ち着かなくなり、身体を動かしたい衝動に駆られる副作用です。 アカシジアとはどのような副作用でしょうか?あまり聞きなれない言葉だと思いますので、まずはアカシジアについてご説明していきます。 アカシジアとは、日本語に訳すと着座不能や静座不能とよばれる症状です。 落ち着いてじっとしていられなくなってしまう副作用です。 足の裏がムズムズしたり、じっと座っているとジリジリしてきて動かずにはいれられなくなります。 このためウロウロと歩き回ってしまったり、身体をゆすったり貧乏ゆすりをしてしまったりします。 精神的にも落ち着かなくなり、イライラや不眠、不安や焦りやなどの精神症状がみられます。 直接命に関わるような副作用ではありませんが、自覚症状はつらいものです。 このため、見逃されて続いてしまうと、不安や焦りが次第に強くなります。 衝動的に自傷行為や希死念慮につながることもありますので、注意が必要です。 このようにアカシジアは、心の落ち着かなさ(内的不穏)と、手足や身体を動かしたいという強い衝動にかられます。 実際に身体を動かすことで、苦痛は軽減されるという特徴があります。 アカシジアは、統合失調症の治療薬である抗精神病薬の副作用としてよく認められます。 こんため、ドパミンを過剰にブロックしてしまうことで生じる錐体外路症状の一種と考えられています。 他の錐体外路症状とアカシジアの違いは、運動亢進症状だけでなく精神症状も認められることです。 このため、中脳辺縁系や中脳皮質系といった感情に関わる部分でのドパミン遮断作用が原因と考えられています。 その他にも、いろろな原因が考えられています。 現時点では、はっきりとしたことはわかっていません。 薬の副作用なのか精神症状のひとつなのかが難しいこともあります。 精神的な不安や焦燥感がある時とアカシジアを見極めるのは難しいことも多いです。 アカシジアを精神症状の悪化と誤解してしまうと、抗精神病薬を増量することになります。 すると、副作用であるアカシジアがますます悪化してしまうということがあります。 ですから、アカシジアは常に疑ってかかり、薬の変更によって症状の変化がないかを注意深くみていく必要があります。 2.エビリファイでのアカシジア(そわそわ)とは? エビリファイのアカシジアは、うつ病>双極性障害>統合失調症の順に認められ、少量でも出現します。 また、飲み始めてから2か月以内が多いです。 エビリファイではアカシジアの副作用が多いです。 エビリファイでのアカシジアの特徴についてみていきましょう。 病気によってアカシジアの頻度が異なる• エビリファイの量を増やせばアカシジアが増えるわけではない• エビリファイをはじめて2か月以内が多い どの病気でエビリファイを使ったかによっても、アカシジアの頻度は大きく異なります。 エビリファイの承認時の臨床試験では、統合失調症11. その他の論文などをみてみると、うつ病>双極性障害>統合失調症の順でアカシジアが認められやすいです。 これは、臨床的な実感とも一致します。 また、エビリファイの量が多いからといってアカシジアが増えるというわけではありません。 3mg~30mgまでの用量では、アカシジアの頻度に大きな差はありません。 通常の副作用は、量を増やすほど副作用が増加します。 エビリファイではそのようなことはあまり言えません。 アカシジアは、エビリファイを服用して早期に認められることが多いです。 発現までの平均日数は59. 9日というデータもあり、2~3か月くらいはアカシジアに注意する必要があります。 エビリファイの副作用について知りたい方は、 をお読みください。 3.エビリファイと他剤でのアカシジアの比較 アカシジアの起こりやすい非定型抗精神病薬は、エビリファイ・リスパダール・ロナセンの3つになります。 その中でもエビリファイでは、アカシジアが多いです。 アカシジアの副作用は、古くからあるセレネースなどの定型抗精神病薬では20~40%と報告されています。 非定型抗精神病薬ではアカシジアはだいぶ減りましたが、それでもドパミンをブロックしたことによる錐体外路症状としては一番多い副作用になります。 代表的な非定型抗精神病薬でのアカシジアの頻度を比較してみましょう。 緑は薬の承認時でのアカシジアの頻度です。 青は市販後調査でのアカシジアの頻度です。 いずれも統合失調症の患者さんでの結果を比較したものです。 一般的に、薬の承認時はきっちりと副作用報告を集めるために、副作用は多くなります。 市販後調査になると、実際に使ってみてデメリットになるものが報告されるので、一般的に副作用はかなり減ります。 承認時の報告ではエビリファイよりもアカシジアの頻度が高いお薬もありますが、市販後調査ではかなり下がっています。 エビリファイに限っては、承認時と市販後の報告が逆転しています。 エビリファイでは双極性障害やうつ病でも使われることが多く、双極性障害では30. これらも含めたために逆転したのでしょう。 エビリファイではアカシジアが起こりやすいといえます。 非定型抗精神病薬は、大きくわけて3つのタイプに分けられます。 SDA(セロトニン・ドパミン拮抗薬):ドパミンとセロトニン遮断作用が中心 商品名:リスパダール・インヴェガ・ロナセン・ルーラン• MARTA(多元受容体標的化抗精神病薬):いろいろな受容体に適度に作用 商品名:ジプレキサ・セロクエル・シクレスト• エビリファイは、アカシジアが多いのです。 4.エビリファイによるアカシジアの対策 エビリファイではアカシジアの副作用が多いです。 エビリファイでアカシジアが認められたとしても、急に中止してしまってはいけません。 アカシジアは対処ができますので、必ず主治医に相談しましょう。 それではアカシジアが認められたときには、どのように対処すればよいのでしょうか?ここでは、エビリファイによってアカシジアが認められたときの対策を見ていきたいと思います。 4-1.様子を見る ガマンできる範囲でしたら様子を見ましょう。 症状がなんとかガマンできる程度の場合は、しばらく様子を見ると落ち着いてくることがあります。 とくにエビリファイを飲み始めてすぐに認められた場合は、1~2週間すると落ち着いてくることもあります。 エビリファイは、低用量では活動的にさせる方向に働きます。 このため、薬の作用として行動的になったり、焦燥感や不安が強まることもあります。 このようなことを賦活作用といいますが、アカシジアと見分けにくいこともあります。 この場合は、しばらくすると薬に身体が慣れて落ち着いていきます。 具体的には、インデラル(プロプラノロール)やアルマール(アロチノロール)などが使われることが多いです。 どちらも脂に溶けやすく、脳への移行性がよいです。 このため、アカシジアに対して効果が期待できます。 循環器系の疾患がある方や喘息の方には使えないことがあります。 また、肝臓の酵素であるCYP2D6を阻害するので、他のお薬への影響にも注意が必要です。 抗不安薬は、脳の神経を抑制するGABAの働きを強めて、アカシジアを改善することができます。 ベンゾジアゼピン系抗不安薬には依存性があるので、漫然と使っていると離脱症状でやめられなくなってしまいます。 できる限り少ない量から、理想をいえば頓服から使っていきます。 4-3.抗コリン薬を併用する どうしてもアカシジアが改善しない時は、抗コリン薬を使います。 抗コリン薬も、アカシジアを改善する効果があります。 アセチルコリンとドパミンは、脳の中ではバランスを取り合っています。 ドパミンが足りない時はアセチルコリンが過剰になっているので、抗コリン薬がこれを整えることでドパミンの働きを強くします。 ただ、他の錐体外路症状(EPS)には非常に効果的な抗コリン薬ですが、アカシジアでは効果が劣ってしまいます。 アカシジアの原因は、純粋にドパミン遮断作用によるものではないからでしょう。 薬剤性パーキンソニズムで80~90%ほど効果がありますが、アカシジアでは50%ほどしか効果がありません。 また、遅発性アカシジアとよばれる長期服用後のアカシジアでは、抗コリン薬は無効です。 抗コリン薬としては、アキネトン(ベペリデン)やアーテン(トリヘキシフェニジル)をよく使います。 抗コリン薬には副作用が多く、排尿障害・便秘・口渇などの身体症状、せん妄・記憶障害・認知障害などの精神症状が生じることがあります。 ですから、できるだけ少ない量で使っていき、漫然と使わないようにする必要があります。 4-4.エビリファイを減薬する エビリファイを減量すると、アカシジアが軽減することがあります。 エビリファイの副作用によるアカシジアは、量を増やすと増えていくものではありません。 これは言い換えると、量を少なくすれば軽くなるものでもないのです。 ですから、減量したからといって確実にアカシジアが軽減するとは言えません。 そうはいっても減量することによって、アカシジアが軽減することもあります。 病状が落ち着いていて減薬ができるときは、少しずつエビリファイを減量していくのもひとつの方法です。 アカシジアの程度があまりにもひどい時は、副作用止めを併用してしまった方がよいです。 4-5.他の抗精神病薬に変更する MARTAやSDAのルーランはアカシジアが少ないです。 アカシジアがどうしても改善できない場合は、他のお薬に変更しなければいけません。 抗精神病薬の中では、• SDA:ルーラン• MARTA:ジプレキサ・セロクエル などは、アカシジアが少ないです。 お薬の効果も含めて、総合的にアカシジアの少ないお薬を選んでいきます。 まとめ アカシジアとは、そわそわして落ち着かなくなり、身体を動かしたい衝動に駆られる副作用です。 エビリファイのアカシジアは、うつ病>双極性障害>統合失調症の順に認められ、少量でも出現します。 また、飲み始めてから2か月以内が多いです。 アカシジアの起こりやすい非定型抗精神病薬は、エビリファイ・リスパダール・ロナセンの3つになります。 その中でもエビリファイでは、アカシジアが多いです。 アカシジアの対策としては、以下の5つがあります。 様子を見る• 抗コリン薬を併用する• エビリファイを減薬する• 他の抗精神病薬に変更する.

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エビリファイのアカシジア(そわそわ)と5つの対策

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目次(クリック可)• 統合失調症とは 統合失調症は認知機能障害、思考障害、感情変化ときわめて情緒不安定なまたは緊張性の行動を特徴とする精神障害です。 症状としては「 陽性症状」と「 陰性症状」があります。 陽性症状:妄想や幻覚、等• 陰性症状:感情表現が乏しい、意欲低下、情動の平板化、引きこもり、感情鈍麻性、快感消失、注意力欠陥、社会能力の欠乏、等 イメージとしては、 陽性症状は「ないものがある」、 陰性症状は「あるべきものがない」といったところでしょうか。 発症年齢は、典型的には 10代後半から20代前半であり、その原因は多面的で、遺伝的、環境的要因(ストレス等)の両方が関与するものと考えられています。 発症メカニズムと治療薬 統合失調症の 陽性症状では、神経伝達物質の1つである ドパミン量が中脳辺縁系で過剰になっています。 これを ドパミン仮説と呼び、統合失調症の治療においては、非常に長い歴史があるものでした。 一方、中脳辺縁系のドパミンが多くなっている陽性症状に比べて、 陰性症状では逆に 前頭前皮質のドパミン量が減っていることが知られています。 そのため、D2受容体遮断薬だけでは陰性症状まで改善することはできません。 ここで、D2受容体遮断薬に加えて セロトニンの作用を抑えれば陰性症状を改善できることが分かっています。 セロトニンとドパミンは 拮抗の関係にありますので、 セロトニンの作用を抑える(セロトニン受容体遮断)ことで、前頭前皮質のドパミン活性が高まり、その結果、陰性症状が改善すると言われています。 統合失調症治療薬の種類 統合失調症の治療の中心は 薬物療法です。 治療薬には、「 定型抗精神病薬」と「 非定型抗精神病薬」の二種類があります。 定型抗精神病薬は主に脳内の ドパミンD2受容体のみを遮断して 陽性症状を改善する薬ですが、 陰性症状は改善できません。 また、D2受容体を強く遮断してしまうと、ドパミンによる刺激が極端に減少してしまい、 副作用として パーキンソン症候群が発現してしまいます。 これを「 錐体外路障害」と呼んでいます。 ハロペリドールやクロルプロマジンが該当しますが、最近では陽性症状だけでなく陰性症状も改善する非定型抗精神病薬が良く使用されるため、定型抗精神病薬はあまり使用されていないと思います。 一方、 非定型抗精神病薬は、比較的新しい薬で、作用の違いから「SDA系」「MARTA系」「DSS系」の3つに分類されており、こちらは 陰性症状も改善することができます。 SDA系の作用機序(代表薬:リスパダール) SDA(Serotonin-Dopamine Antagonist)は、脳内の神経伝達物質である セロトニンと ドパミンの受容体を 両方遮断する薬です。 過剰に放出されている ドパミンの作用を抑制して、 陽性症状を改善します。 また、 セロトニンの作用を抑制することで、前頭前皮質のドパミン分泌が高まり、 陰性症状を改善する効果もあります。 リスパダール(一般名:リスペリドン)、ルーラン(一般名:ペロスピロン)、ロナセン(一般名:ブロナンセリン)等が該当します。 MARTA系の作用機序(代表薬:ジプレキサ) MARTA(Multi-Acting Receptor Target Antipsychotics)は、セロトニンやドパミンだけでなく、 様々な神経伝達物質の受容体(アドレナリン受容体、ヒスタミンH1受容体、ムスカリン受容体、等)に作用して、過剰な働きを遮断する薬です。 SDAと同じように前頭前皮質のドパミン分泌を活発化するため、 陰性症状にも効果があります。 ジプレキサ(一般名:オラザピン)、セロクエル(一般名:クエチアピン)等が該当します。 DSS系の作用機序(代表薬:エビリファイ) DSS(Dopamine System Stabilizer)は、ドパミンが 過剰に働いているときは抑制し、 少量しか放出されていないときは、刺激するように作用する薬で、 部分作動薬(パーシャルアゴニスト)と呼ばれています。 パーシャルアゴニストは、受容体を完全に遮断するのではなく、 部分的に刺激する作用があります。 D2受容体を完全に遮断してしまうと、錐体外路障害が発現してしまいますが、パーシャルアゴニストでは部分的にD2受容体を刺激するため、 ほどよい感じでドパミンのバランスが保たれます。 エビリファイ(一般名:アリピプラゾール)が該当します。 レキサルティ(一般名:ブレクスピプラゾール)の作用機序 レキサルティは、• ドパミンD2受容体とセロトニン5HT1A受容体に対する パーシャルアゴニスト• レキサルティ(一般名:ブレクスピプラゾール)の副作用 レキサルティの主な 副作用としては、下痢や嘔気、体重増加、頭痛、アカシジア(そわそわして、じっと落ち着いていられない状態)等があります。 エビリファイ(一般名:アリピプラゾール)との違い ちなみにですが、レキサルティは エビリファイ(一般名:アリピプラゾール)を改良した薬剤とのことです。 レキサルティとエビリファイは構造上、ほとんど同じですが、エビリファイの ジクロロフェニル基が ベンゾチオフェンに変換されているといった違いがあります。 作用点はレキサルティもエビリファイも同様ですが 作用の強さが少し異なります。 D2受容体パーシャルアゴニスト作用:レキサルティ<エビリファイ• 5HT1A受容体パーシャルアゴニスト作用:レキサルティ>エビリファイ• 5HT2A受容体アンタゴニスト作用:レキサルティ>エビリファイ このように、ドパミン系(D2)はエビリファイの方が強く、セロトニン系(5HT)はレキサルティの方が強く作用するようです。 薬価 は以下の通りです。 1mg 1錠:268. 90円• 2mg 1錠:509. 20円 レキサルティの特徴とあとがき レキサルティは、臨床試験において、「 うつ病」や「 アルツハイマー型認知症」の改善効果も示唆されています。 ただし、今回の適応は 「統合失調症」のみですので、うつ病やアルツハイマー型認知症には 使用できません。

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薬の量を計算しましょう(CP換算値)

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1.アカシジアとはどんな副作用か エビリファイとアカシジアの関係についてお話する前に、そもそもアカシジアという副作用がどういったものなのかを説明します。 あまり聞き慣れない用語だと思いますのでイメージも沸きにくいと思います。 アカシジアは「静座不能症」とも呼ばれており、足がむずむずしてじっとしていられなくなるというお薬の副作用です。 足が落ち着かないため、常に貧乏ゆすりのように足を動かしたり、足踏みを繰り返したり、ウロウロと歩き回ってしまうということが見られます。 また、この足の落ち着かなさに伴い、不安、焦り、イライラ、そわそわ、不眠などの精神症状が出現することもあります。 抗精神病薬(統合失調症の治療薬)で認められる事が多く、特に昔のお薬である第1世代抗精神病薬で高率に認められます。 精神的な症状も出現するため、精神疾患の症状のひとつだと判断されてしまう事もありますが、これはお薬の副作用なので注意が必要です。 アカシジアが出現しているのに、「これは精神疾患の症状だ」と誤解してしまうと、更に増薬する事になり、むずむず・そわそわ・イライラは更に悪化してしまうからです。 精神症状なのかアカシジアという副作用なのかは、精神科医がしっかりと診察を行えば多くの症例で適切に鑑別できますので、アカシジアのような副作用が出て場合はすぐに主治医に相談することが大切です。 お薬の開始時期と症状の出現時期の関係も鑑別の参考になります。 アカシジアの多くは投薬・増薬をして数日以内に出現するため、あるお薬を始めてから症状が出たのであればアカシジアの可能性が高くなります。 またアカシジアは「足がむずむずする」「身体がそわそわする」という身体症状が主であるのに対して、精神症状であれば「気持ちがそわそわする」という精神症状が主であるのも両者の違いになります。 足のむずむずやそわそわが出現したら我慢せず、すぐに主治医に相談して適切な対処を取ってもらいましょう。 アカシジアの原因は、以前はお薬がドーパミン受容体を遮断しすぎてしまうために生じる錐体外路症状のひとつだと考えられていました。 アカシジアがドーパミンを遮断する作用の強い第1世代抗精神病薬で多く認められたからです。 しかしドーパミン遮断による副作用を少なくした第2世代抗精神病薬においてもアカシジアはまずまずの頻度で認められること、ドーパミン遮断をほとんどしない抗うつ剤の一部でもアカシジアを認めることが分かってきました。 そのため現在では、アカシジアの原因はドーパミン受容体の遮断も一つの原因ではあるけれども、それ以外にも原因があるのではないかと考えられています。 2.エビリファイでアカシジアは本当に多いのか? アカシジアはどの抗精神病薬にも生じる可能性のある副作用です。 そのため、エビリファイだけで注意すべき副作用というわけではありません。 アカシジアの副作用は第1世代抗精神病薬で多く認められます。 第1世代とは、古い抗精神病薬の事で、クロルプロマジン(商品名コントミン)やハロペリドール(商品名セレネース)などが該当します。 第1世代はアカシジアの頻度が多いだけでなく、アカシジアの程度も強いことが特徴です。 近年は、第1世代抗精神病薬を改良し、副作用を軽減させた第2世代抗精神病薬が使われることが多いのですが、アカシジアは第2世代抗精神病薬でもまずまず認められます。 第2世代とは比較的新しい抗精神病薬の事で、リスペリドン(商品名リスパダール)やオランザピン(商品名ジプレキサ)、アリピプラゾール(商品名エビリファイ)などがあります。 第2世代でもアカシジアは生じますが、第1世代と比べれば頻度は少なく程度も弱めです。 第2世代の抗精神病薬には、 【SDA(セロトニン・ドーパミン遮断薬)】 商品名:リスパダール、ロナセン、ルーラン、インヴェガ 【MARTA(多元受容体作動抗精神病薬)】 商品名:ジプレキサ、セロクエル 【DSS(ドーパミン・システム・スタビライザー)】 商品名:エビリファイ の3種類がありますが、この中でアカシジアの発生頻度はと言うと、 DSS>SDA>MARTA となっており、DSSで多めで、次にSDAでやや多く、MARTAでは少なくなっています。 実際に添付文書に記載されているアカシジアの発生頻度を比較してみると、 リスパダール:4. ちなみにこの比較を見ると、エビリファイがセレネース・コントミンよりもアカシジアが多いような印象も受けますが、臨床の実感としてはそれはありません。 やはり第1世代の方が多いと思われます。 また、統合失調症以外の疾患にエビリファイを使用するとかなりの高確率でアカシジア出現することも分かります。 双極性障害やうつ病など、統合失調症以外の疾患に対してエビリファイを使用する場合は、特にアカシジアに注意して使用しなければいけません。 3.アカシジアが生じた時の対処法 アカシジアはお薬の副作用ですので、その対処を薬の専門家でない方が独断で行うことは大変に危険です。 アカシジアの対処を行う場合は必ず主治医に相談し、主治医の指示に従ってください。 アカシジアが出現した時に、一般的に取られる対処法を紹介します。 足がむずむずして苦しいのに我慢を続けていると、気分も不安定になり病気の経過も悪くしてしまいます。 また、副作用がイヤだからと勝手にお薬を減薬・断薬してしまうと、病気が再発してしまう可能性があります。 主治医に報告し、適切な対処を取ってもらうことが、一番安全なのです。 アカシジアはお薬の副作用ですので、適切に対処をすれば改善させる事が可能です。 必ず主治医に相談し、指示を仰いでください。 様子を見ていく中で、身体がお薬に慣れてきて、アカシジアの症状が徐々に軽くなってくることがあるからです。 特にアカシジアの副作用は投与初期で多く、数か月経てば自然と消失していく事が珍しくないため、様子を見るという方法は有効です。 ただし、あくまでも様子を見れそうなくらい軽いアカシジアであった場合に限ります。 患者さんが苦しいのに、無理矢理様子を見させるという事はありません。 低用量でアカシジアが出てしまうこともありますが、減薬をすれば改善が得られるケースもあります。 ただし、病気の状態によっては減薬が難しいこともあり、その時は別の方法を取ることになります。 また、アカシジアは急な増薬で生じる傾向があるため、減薬後に今後は時間をかけてゆっくりと再増量を行えば、アカシジアが出現しない事もあります。 お薬の種類を変える(変薬)も有効な方法です。 エビリファイはアカシジアの頻度が多めのお薬であるため、SDAやMARTAに変更することで、改善させる事が可能になります。 ただし、どのお薬にも一長一短があるため、アカシジアだけにとらわれるのではなく、総合的にみてどのお薬が最適なのかを判断する事が大切です。 でもエビリファイは効果も感じているのでお薬を変えたり、減薬したりはしたくない。 このような場合は、アカシジアを抑えるお薬を使う事もあります。 アカシジアへの有効性が確認されているお薬はいくつかありますので、自分に最適なものを主治医に選んでもらいましょう。 アカシジアは数か月ほど経つと自然と改善している事も多いため、これら副作用止めのお薬は漫然と使い続けてはいけません。 必ず、数か月置きには「副作用止めを減らせないか?」という検討するようにしましょう。 【抗コリン薬】 抗コリン薬は、元々はパーキンソン病の治療薬です。 抗コリン薬は、アセチルコリン神経の活性を抑制する作用を持ちます。 抗コリン薬によってアセチルコリン神経の活性を抑制してあげると、ドーパミン神経の活性が相対的に上がります。 するとドーパミン濃度が増えるため、アカシジアの改善に効果があると考えられています。 ビペリデン(商品名アキネトン)やプロフェナミン(商品名パーキン)、トキヘキシフェニジル(商品名アーテン)などがあります。 ただし、お薬によって起こった副作用をお薬で治す、というのはあまり推奨されている方法ではありません。 お薬の量がどんどん増えてしまいますし、抗コリン薬にだって別の副作用があるからです。 【ベンゾジアゼピン系抗不安薬】 GABA受容体の作用を増強する事で抗不安作用・筋弛緩作用などをもたらし、アカシジアの改善に効果を示します。 ベンゾジアゼピン系抗不安薬にはたくさんの種類がありますが、クロナゼパム(商品名リボトリール)、ジアゼパム(商品名セルシン)、ロラゼパム(商品名ワイパックス)などが良く用いられます。 ベンゾジアゼピン系は依存性・耐性がありますので、長期連用する事は推奨されません。 必ず定期的に減薬できないかの検討を行いましょう。 一例を挙げると、喘息や血圧が低すぎる方、徐脈の方、重度の閉塞性動脈硬化症などの末梢循環障害の方では投与出来ない事があります。 【メンタルヘルス向上のヒント】 【こころの病気】 - - - - -恐怖症 -- -- -- -- -- - - - - - - 【こころと身体の病気】 【お薬()】 - - -- -- -- - --超短時間型 --- --短時間型 --- --- --- --- --中時間型 --- --- --- --- --- --- --長時間型 --- --- -メラトニン受容体作動薬 -- -オレキシン受容体拮抗薬 -- -三環系抗うつ剤 -- -- -- -- -- -四環系抗うつ剤 -- -- - -- -- -- -- -- - -- -- -- - -- -- -その他 -- -- -- () - - - - - - - - - - - - - - 抗精神病薬 - -- -- -第2世代抗精神病薬 -- -- -- -- -- -- -- -- -- - - - - - ADHD治療薬 - 抗酒薬 - 漢方薬 - - - - 向精神薬の副作用 - - - 【精神科への受診】 【こころの検査】 【治療法】 【精神疾患と取り巻く制度】.

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