コロナ 胃腸 炎。 コロナ? 急性胃腸炎?

逆流性食道炎(胸焼け、ゲップ、胃もたれ、胃痛、吐き気)について

コロナ 胃腸 炎

よくある風邪の原因ウイルスでもあるコロナウイルス。 稀に突然変異し、脅威になることがあります 「新型コロナウイルス感染症」 COVID-19 の感染拡大が連日報道されていますが、そもそも「コロナウイルス」自体は珍しいウイルスではありません。 通常のコロナウイルス感染症は、一般的に「風邪」と診断される呼吸器感染症です。 気道粘膜に感染することで、咳、鼻水、高熱などの症状を引き起こします。 コロナウイルスは、風邪の原因ウイルスの10~15%を占めると考えられています。 毎年冬に流行のピークが見られ、ほとんどの人が6歳までに感染し、多くは軽症で済みます。 なお、「コロナウイルス」という名称は、電子顕微鏡で観察すると王冠(ギリシア語で「コロナ」)のような形をしていることから名づけられました。 少し専門的な話になりますが、プラス鎖の一本鎖RNAを遺伝子に持つ、表面に突起があるウイルスです。 コロナウイルスは、人だけでなく、様々な動物に感染します。 イヌ、ネコ、ウシ、ブタ、ニワトリ、ウマ、アルパカ、ラクダなどの家畜、シロイルカ、キリン、フェレット、スンクス、コウモリ、スズメからも、それぞれの動物に固有のコロナウイルスが検出されており、いずれも感染した動物に、主に呼吸器症状や下痢などが見られます。 多くは種固有のもので、特定の動物がかかるコロナウイルスは、人を含む他の動物に感染することはありません。 人に感染するのは、人に感染するコロナウイルスです。 しかし何らかの理由で遺伝子変異が起こると、それまでは他の動物しか感染しなかったようなウイルスが人に感染することがあります。 これが新型ウイルスです。 これまでに突然変異で生まれた新型コロナウイルスで引き起こされた病気として、「MERS(中東呼吸器症候群)」や「SARS(重症急性呼吸器症候群)」があります。 今回の新型コロナウイルス COVID-19 は、MERSやSARSに比べれば症状は軽いものの、通常のコロナウイルスよりも肺炎を起こしやすいものであることが分かってきました。 新型コロナウイルスの症状……咳・発熱が主症状・重症肺炎も起こしやすい 新型コロナウイルスの主な症状としては、他のコロナウイルス感染症と同じく、咳や発熱などの呼吸器症状が報告されています。 通常の風邪による咳や発熱と違う点は、MERSやSARSのような重症肺炎を引き起こしやすいという点です。 重症化した肺炎により、呼吸困難などの症状が見られることがあり、命に関わることがあります。 しかし、MERSやSARSに比べれば重症肺炎を起こす可能性は低いです。 詳しくは国立感染症研究所の「」もあわせてご覧ください。 変異した新型コロナウイルス COVID-19 に対して、人は免疫がありません。 感染拡大のために、現在各国で様々な対策が取られています。 感染の危険性が高いのは、換気が悪く、密室である空間で、近距離で長時間の会話などの濃厚接種であるとされています。 ただ、100%感染するわけではありません。 ただ、そうした場所がクラスター(小規模な集団発生)になっております。 3月より欧米での流行があり、日本でも感染経路不明の感染例があるために、集団感染予防の対策になり、その効果から新規感染者が減っております。 しかし、集団感染予防の対策は、その程度の差があるとはいえ、継続は必要です。 新型コロナウイルスの症状があり不安……病院受診時の注意点 新型コロナウイルス感染症 COVID-19 による咳や発熱などの症状は、多くの風邪でも見られるものです。 不安な症状があると病院で検査を受けたくなるかもしれませんが、検査対象となるための条件があり、条件もこれまで複数回の見直しがかけられています。 当初は院内感染を防ぐ目的などから、新型コロナウイルスの検査対象者は以下の条件を満たす場合に限定されていました。 「37. 「37. 「37. 「医師が新型コロナウイルス感染症を疑う場合」 濃厚接触の定義は、• 新型コロナウイルス感染症が疑われるものと同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内などを含む)があった• 適切な感染防御(マスク、メガネなど)なしに新型コロナウイルス感染症が疑われた人を診察、看護、介護した• 新型コロナウイルス感染症が疑われるものの気道分泌物、体液などの汚染されたものに直接触れた可能性が高い とされていました。 検査可能件数が増え、検査数も徐々に増えてきています。 また、残念ながら感染拡大も続いているため、次第に対象者が以下のように拡大されていきました。 風邪の症状や37. 5度以上の発熱が4日以上続く方(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様です)• 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方 以下のような方は重症化しやすいため、この状態が2日程度続く場合• 高齢者・糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)の基礎疾患がある方や透析を受けている方• 免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方• 妊婦の方 その後、 軽症例の重症化が見られたことから、5月8日に検査対象者が見直されました。 現在は• 息苦しさ、強いだるさ、高熱などの症状• 発熱、せきなど比較的軽いかぜの症状続く• 高齢者、糖尿病などの基礎疾患が有るときには症状がある時に このような症状が4日続けば、必ず相談。 強い症状と思った方は、すぐに相談が可能です。 このように検査対象は変化してきています。 ただ、対応できるだけの検査能力は欧米に比べてまだ遅れている可能性があります。 受診時の院内感染を防ぐことはもちろん大切ですので、保健所に相談の上、指定の医療機関や検査センターを受診するようにしましょう。 PCR検査は、現場では、機械が必要であること、検査ができる方が限られています。 機械も試薬も今後、不足する可能性があります。 コロナウイルスに対する特効薬はなく、多くは自然治癒しますので、陽性者の隔離から、肺炎などを重症例に対する診断と治療になっていく可能性が高いと考えられます。 コロナウイルスの遺伝子検査(PCR)が保険適応になることで、検査できる機関が増えていく可能性がありますが、検査自体も100%ではないために、重症者を診断し、コロナウイルスに効果が期待されている治療が行われていくことになります。 抗体検査については、既に感染したかどうかを検査するには有効な方法ですが、この抗体がウイルスに対する効く抗体(中和抗体)かどうかが大切になります。 中和抗体でない場合、再感染する恐れがあるからです。 新型コロナウイルス感染症についてまず見るべき情報源 「新型コロナウイルス感染症」は中国武漢市から発生し、日本では2020年2月1日に指定感染症に指定されました。 日本を含む様々な国に拡大しています。 発生状況などの最新情報は、厚生労働省のサイトで日々情報提供されていますので、リアルタイムでの正確な情報としては、「」を確認するのがよいでしょう。 現在は、各都道府県にてがあり、その中で、開設日時や時間は様々ですので、お住いの市町村のホームページ、保健所のホームページでもご確認ください。 あわせて、上記でも触れた国立感染症研究所の「」などでも、正確な情報がまとめられています。 新型コロナウイルスの治療の可能性 新型コロナウイルスに対する特効薬は現段階ではありません。 現段階で何かしらの効果が期待されているのは以下の既存薬です。 レムデシビル……エボラウイルスなどのRNAウイルスのRNAを合成する酵素を抑制する薬で静注薬• ファビピラビル(アビガン)……インフルエンザウイルスなどのRNAウイルスのRNAを合成する酵素を抑制する薬で内服薬• イベルメクチン……寄生虫に対する薬で、RNAウイルスへの効果が言われている これらの薬については、今後も症例を増やしていく中で、その効果の有無を証明していくことになるかと思われます。 その他にも、• シクレソニド…気管支喘息に使用される吸入ステロイド薬• カモスタットメシル酸塩…膵炎を使用される酵素阻害薬 などの薬の効果が報告されています。 一方でこれらの薬は、どの症例でどの時期に使用するのかが重要になってくるため、現時点では慎重に使用される必要があります。 未知の感染症流行でパニックになる前に…… 未知の感染症が見つかった場合、まずは正確な情報を知ることが第一です。 新しく発生した感染症の場合、当然ながら最初ははっきりと分かることが少ないです。 正確な情報は、情報の検証がしっかり行われた上で公開されますので、感染症の拡大状況という事実と情報提供までに時間差があることも、ある程度は仕方がないと考えるべきでしょう。 不正確な情報を信じてしまうことの方が危険です。 感染症の感染経路は、飛沫感染、飛沫核感染、空気感染、経口感染、糞便感染、血液感染、性行為感染などです。 ウイルスについての情報が少ない段階でも、これらの感染経路についてしっかりと理解しておくのがよいでしょう。 医療機関では感染症の標準予防策として、感染症の有無に関わらずすべての患者さんのケアに際して、患者の血液、体液(唾液・胸水・腹水・心嚢液・脳脊髄液等すべての体液)、汗を除く分泌物、排泄物、あるいは傷のある皮膚や粘膜を、全て「感染の可能性のある物質」とみなして対応することになっています。 この考え方を頭に入れて、普段から手洗いをしっかりとすることが感染症対策の基本です。 不安を煽る情報は鵜呑みにしないことです。 不確かな段階で不安を煽り何かを販売するような情報は詐欺のこともありますし、ただの情報でも、発信者の承認欲求を満たしたり、炎上商法的なものであることも少なくありません。 間違った情報によって、逆に健康に被害になることがあります。 まずは落ち着いて、厚生労働省を始めとする公的機関からの情報を押さえ、適切な行動を取ることが重要です。

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急性胃腸炎は人にうつる?症状や主な原因と潜伏期間について

コロナ 胃腸 炎

急な腹痛や、吐き気・嘔吐、下痢、発熱……こうした症状を経験したことのある方は多くいると思います。 これらの症状がみられた場合にはどういった疾患を疑うべきでしょうか。 腹痛や、吐き気・嘔吐、下痢、発熱が突然あらわれる疾患として最も多いと言えるのが、ウイルスや細菌に感染したことでを引き起こすです。 この疾患は例年、11~2月の時期に最も多く発生する感染症で 1 、感染力が強いことから周囲に罹患した方がいる場合には感染が拡がらないように注意することが必要です。 では感染性胃腸炎はどのような疾患で、診断や治療、そして予防はどのように進めればよいのでしょうか。 本記事では千葉市立海浜病院小児科部長の橋本祐至先生に、感染性胃腸炎について詳しくお話を伺いました。 感染性胃腸炎とは? は下記のような症状が突然あらわれます。 【 感染性胃腸炎の症状】• 嘔気・嘔吐• 発熱 など、こうした症状があらわれた場合には感染性胃腸炎が疑われます。 感染性胃腸炎の原因 ~ウイルス性・細菌性 それぞれ治るまでの期間は~ は、ウイルスや細菌などの病原体に感染することで発症します。 感染した病原体によってと細菌性に大別されます。 ウイルス性胃腸炎 感染性胃腸炎の大部分は、ウイルス性胃腸炎です。 ウイルス性胃腸炎の病原体としては主に、ロタウイルス、アデノウイルスの3つが多いとされていますが、その他にもアストロウイルス、コロナウイルス、コクサッキーウイルスなどの胃腸炎も少数ながらあります。 ノロウイルス 発症時の嘔吐・下痢症状は比較的強いですが、2~3日で比較的元気になることが多いのが特徴です。 潜伏期間は1~2日で、感染力が強いため、秋~冬場に爆発的に流行する傾向があります。 初期に強い症状がみられるため、発症すると大人でもかなり辛いと訴えるケースが多くあります。 しかし症状がみられるのは始めの2日程度で、比較的早期に治癒される方が多いです。 ノロウイルスは秋~冬にかけて感染するケースが多くなると考えられています。 ロタウイルス 他のウイルス性胃腸炎に比べると、病初期に39度台の高い発熱を伴うことが多いのが特徴です。 嘔吐は他の胃腸炎と同様1~3日程度で治まりますが、その後もひどい下痢だけが1週間ほど長引くことが多いです。 ロタウイルスに感染すると胆汁の分泌が悪くなるため、便の色が薄くなり、レモン色になることがあります。 重症の方では便の色がさらに薄くなり白っぽくなることもあります。 お子さんが発症した場合には、保護者の方が患者さんの受診を決定するかと思いますが、受診のタイミングとしては脱水症状が深刻になる前というところがポイントです。 お子さんが嘔吐をしている場合には、保護者の方は脱水を心配されて積極的に受診されますが、嘔吐がおさまり下痢だけになると水分が取れていれば大丈夫だろうと考え、病院を受診されないことが多くあります。 そうした判断により、最終的に深刻な脱水状態に至ってから来院されるケースもあります。 ロタウイルスによる胃腸炎では下痢が長引きますので、脱水症状が重症化する前に受診するようにしてください。 ロタウイルスはもともと冬場の発症が多くありましたが、近年では2~5月ごろの春先で暖かくなってきた時期にも多くみられます。 アデノウイルス 発熱や嘔吐はあまり目立たず、下痢や腹痛が目立ちます。 下痢だけの症状があり、あまりにも長引くので受診してみると、アデノウイルスによる胃腸炎だったというケースもあります。 症状が悪化することは少ないですが、下痢は1週間程度続くことがあります。 しかしロタウイルスほど水分を喪失してしまうことは少ない傾向にあると感じています。 アデノウイルスは季節を問わず発症が散見されます。 これらが主なウイルス性胃腸炎の原因になっていますが、この3つ以外にもアストロウイルス、コロナウイルス、コクサッキーウイルスなどのウイルスが胃腸炎の原因になることもあります。 細菌性胃腸炎 感染性胃腸炎の原因の多くはウイルス性ですが、なかには細菌への感染が原因となって発症する場合があります。 これが細菌性胃腸炎です。 細菌性胃腸炎の病原体は、病原性大腸菌、菌、カンピロバクター、エルシニアなどで、小児でもしばしば発症がみられます。 細菌性胃腸炎は、嘔吐を伴うことはありますが、症状の中心は腹痛、下痢、血便などの下腹部症状です。 感染性胃腸炎の感染経路は? ウイルス性胃腸炎の主な経路は「接触感染」 主な感染経路は病原体が付着したものや人に接触したことで感染する接触感染です。 接触感染には下記の2つのパターンがあります。 直接接触感染 感染源から直接、伝染する感染経路です。 たとえば、を発症したお子さんと保護者の方が遊んだりして触れ合っているうちに伝染してしまうケースなどがあります。 間接接触感染 病原体が媒介物を介して伝染する感染経路です。 たとえば、の患者さんと直接触れ合っていなくても、ウイルス性胃腸炎の患者さんが使ったタオルやコップ、触ったドアノブなどに触り、その手で口の付近や食べ物に触れることで伝染してしまうケースがあります。 ノロウイルスや細菌による胃腸炎は「経口感染」で発症することも の場合には、生牡蠣や貝類を十分に加熱しないで摂取した場合や、ノロウイルスに感染した人が調理をすることで汚染した食品を食べた場合のような経口感染もあります。 また細菌性のの感染経路には、食事(肉類、鶏卵)水(井戸水)などが挙げられます。 こうしたものが細菌性胃腸炎の原因になることが多いです。 感染性胃腸炎の検査方法 検査は必須ではない であると考えた場合は、どのウイルスであるかが明らかになっても、基本的な治療方針は変わらないため、一般外来ではウイルスを特定する検査を行わないことがあります。 さらにウイルスや患者さんの年齢・状態によって、検査に保険が適用されるかどうかが変わってきます。 たとえばは、3歳未満・65歳以上の方などを対象に健康保険が適用されているため 2 、保険適用の対象者以外の方では一般的に検査を行わない場合が多いのです。 ただし入院の場合には、入院の部屋割りを決めるために当院では保険適用外でも検査を行っています。 は感染力が強いため、院内感染を起こさないように同じウイルスや細菌のに罹患している方を同じ部屋割りにするようにしています。 また、感染性胃腸炎の原因でもお話したように、ウイルス性胃腸炎の検査で迅速検査が可能なウイルスはノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスの3つのみです。 そのため検査で陽性にならなかったからといって「ウイルス性胃腸炎ではない」ということにはなりません。 検査を行わない場合でも、感染したウイルスによって症状が異なるため、多くの場合は症状からウイルスの種類を判断していきます。 ノロウイルス…… 嘔吐症状がひどく、患者さんは辛さを訴えるが、症状は2日程度で治まる。 ロタウイルス…… はじめに高熱が出て、嘔吐は1~3日程度だが下痢が長く続く。 アデノウイルス…… 高熱を出す患者さんは少なく、熱が出ても38度程度。 嘔吐も少なく下痢がメイン。 このようにそれぞれのウイルスに症状の特徴があるため、検査を行わない場合には上記のような症状を目安として、原因ウイルスの検討をつけていきます。 ただし、実際には症状のみから明確な区別は難しいのが現状です。 ウイルス性胃腸炎の検査 ウイルス性胃腸炎で検査を行う場合には、のように綿棒の検査キットを用いて調べることが多いです。 インフルエンザの場合には鼻の粘膜を調べますが、ウイルス性胃腸炎の場合には便を調べます。 結果は10~15分程度でわかります。 ロタウイルスとアデノウイルスの検査は保険適用されていることもあり、一度で両方を調べることができる検査キットが登場しており、検査の際にはこのキットが使用されることが多いです。 細菌性胃腸炎の検査 細菌性については、便培養検査になります。 多くの病原性菌、そして病原性のない腸内細菌は、染色して顕微鏡で覗くと赤色に染まった細長い菌(グラム陰性桿菌)として見えます。 しかしカンピロバクターは細長ではなく、螺旋状またはS字状の形をしているため、カンピロバクターに関しては顕微鏡で調べることですぐ判断がつき、検査後、迅速で推定的な診断ができます。 一方、その他の病原性菌は検査後2~3日の間、菌を培養してから判断をするため結果がでるまでに少し時間がかかります。 治療の主体は、嘔吐・下痢がひどく脱水が強い場合は点滴、発熱・腹痛がある場合は解熱鎮痛剤といったように症状を緩和する治療を行いながら、自然に回復するのを待ちます。 で嘔吐・下痢をしているときに無理に食事をしても体は受け付けてくれません。 まずは電解質や糖がバランスよく配合された経口補水液を口から補給する方法(経口補水療法)を行って、脱水やを防ぐことが必要です。 薬品メーカーから各種経口補水液が販売されていますが、水1000mlに砂糖40g、塩3gを混ぜると簡単に自宅で経口補水液を作ることができます。 フレーバーとしてレモンやグレプフルーツなどの果汁を少し加えてもよいでしょう。 体重(kg)と同じ量(ml)を5分おき、または倍の量を10分おきに少しずつ飲ませると、1時間輸液をするよりも多い量の水分をとることができます。 細菌性胃腸炎の治療 細菌性の場合、感染した細菌の種類に応じて抗菌薬を使用します。 しかし便培養検査で原因菌が同定された頃には症状が軽快しているケースもしばしば認めます。 症状が軽快している場合には抗菌薬治療は不要になることもあります。 感染力が強い感染性胃腸炎の予防方法とは? 手洗いや消毒を励行する ウイルス性にしても、細菌性にしても、最も重要なのは手洗いや消毒の励行です。 作成した消毒液は、保存しておくと子どもが間違えて飲んでしまう可能性がありますので、作成したそのときに使い切ったほうがよいです。 病院では患者さんのベッドの周囲や手すりを、看護師や看護師補助の方がこまめに消毒してくれています。 さらに患者さんと接触したり、診療を行ったり、入院している部屋に立ち入った後には、こまめに手洗いを徹底しています。 感染力が非常に強い疾患ですので、こうしたこまめな対応が必要になるでしょう。 また、アルコール除菌などを使って水で流さずに手の消毒をすれば大丈夫と思っていらっしゃる方もいますが、の原因となるウイルスはアルコールに耐性であるため、流水でしっかりと洗っていただかないと感染予防が万全ではありません。 ぜひ水で流して手洗いを行ってほしいと思います。 小児には「ワクチン接種」による予防法もある また、ロタウイルスにはワクチン(内服)があります。 ワクチンによって2回接種のもの、3回接種のものがあります。 しかしこうしたワクチンの接種は、すべての方が受けているわけではありません。 その理由には下記のようなことが挙げられます。 ワクチンの接種費用が自己負担である• ワクチン接種の期間に制限がある ワクチンの接種費用は自己負担で、だいたい計2万円半ば程度になります。 また接種の期間に制限があり、初回接種は14週6日(3か月半程度)まで、2回目以降の接種はワクチンよって異なり、2回接種のワクチンは生後24週まで、3回接種のワクチンは生後32週までに接種を終了しなければならないと定められています。 こうしたハードルがあることから、ワクチン接種を受けないという選択をする方もいらっしゃいます。 日本ではウイルス性胃腸炎によって嘔吐や下痢になっても、近くに病院があり早くに処置を受けられる体制が整っています。 しかし、発展途上国ではそうした整備が整っていない地域も多く、そうした国では予防としてワクチン接種をしていこうと進めているところもあります。 日本では接種を受けるかどうかは保護者の方々の考え方と、経済的な観点からの判断に任せられています。 現在はロタウイルスに対するワクチン接種に対しては公費助成ががなされていないため、自己負担額が大きくなっていますが、今後公費助成の対象となれば、ワクチン接種の状況は変わってくる可能性があるといえるでしょう。 さらに、大人に比べて子どもでは、体重が少ないため循環血漿量も少なく脱水に陥りやすい、貯蔵糖が少ないため大人よりもになりやすいという傾向があります。 そのためお子さんが感染性胃腸炎を発症したときには、大人の場合よりも注意が必要です。 とくに、お子さんが感染性胃腸炎を発症した場合には、保護者の方は発症した本人ではないため、体の具合や病気の程度を判断することが難しいケースもあるでしょう。 感染性胃腸炎の発症が疑われる際には、嘔吐だけではなく下痢症状にも注目して、お子さんが深刻な脱水症状に陥らないよう、しっかりと注意して見守っていただきたいと思います。 metro. tokyo. mhlw. html.

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急性胃腸炎は人にうつる?症状や主な原因と潜伏期間について

コロナ 胃腸 炎

1.原因 コロナウイルス科( Coronaviridae)、アルファコロナウイルス属( Alphacoronavirus)に属する豚伝染性胃腸炎ウイルス(Transmissible gastroenteritis virus:TGEV)。 ウイルス粒子は直径約100nmの球形または不定型で、エンベロープの表面に放射状に突き出たスパイクを持つ。 ゲノムはプラス一本鎖RNAである。 血清型は単一。 同じアルファコロナウイルス属の豚流行性下痢(PED ウイルスとはウイルス中和法や蛍光抗体法による交差反応性はない。 しかし、豚の呼吸器より検出される豚呼吸器コロナウイルスは腸管親和性を失った遺伝子欠失変異株であり、ウイルス中和試験や間接蛍光抗体法によりTGEVと区別できないため、本病の診断にあたっては注意が必要である。 2.疫学 主に冬から春にかけて発生するが、近年は4月から6月にかけて発生が多い。 清浄農場にウイルスが侵入した場合は、ウイルスは急速に農場内に伝播し爆発的な流行を起こす(流行型)。 通常、発生は数週間で終息するが、頻繁な種豚導入を行う農場や大規模一貫経営農場などでは感受性豚が連続的に供給されるためウイルスが農場に常在することがある(常在型)。 ウイルスは、ウイルス保有導入豚や犬や猫など豚以外のウイルス保有宿主、汚染された器具機材や車両を介して農場に侵入する。 感染豚は糞便中にウイルスを排泄し、経口または経鼻感染によって伝播する。 3.臨床症状 食欲不振、元気消失に続く嘔吐と激しい水様性下痢を特徴とする。 日齢を問わずに感染するが、発病率と致死率は幼齢豚ほど高い。 妊娠・分娩豚では泌乳が低下または停止するため、哺乳豚の飢餓が誘発され致死率が高まる。 常在型の場合、下痢は軽度で死亡率も低く、ロタウイルスや大腸菌感染による下痢に類似している。 4.病理学的変化 肉眼的に胃の膨満と未消化凝固乳の貯留、小腸での未消化凝固乳または黄色泡沫状漿液の貯留と粘膜の菲薄化がみられる。 組織学的には粘膜上皮細胞の変性・壊死による小腸絨毛の萎縮が認められる。 5.病原学的検査 発症初期の小腸凍結切片または小腸粘膜スメアを用い、蛍光抗体法または免疫組織化学法により粘膜上皮細胞中のウイルス抗原を検出する。 ウイルス分離には豚腎または豚精巣由来株化細胞を用い、材料のトリプシン処理と維持培地へのトリプシン添加が推奨されるが、分離は困難である。 RT-PCR法による糞便中ウイルス遺伝子の検出は迅速性に優れ、豚流行性下痢(PED との鑑別に有効である。 また、前述の豚呼吸器コロナウイルスとの鑑別にはS蛋白遺伝子5'末端の遺伝子欠失部位を挟むようなプライマーを用いたRT-PCR法が有用である。 6.抗体検査 中和試験により急性期と回復期のペア血清で抗体価の有意上昇を確認する。 海外では豚呼吸器コロナウイルス抗体とTGEV抗体を識別できるELISAが市販されている。 7.予防・治療 農場の出入り管理と衛生対策を組み合わせたバイオセキュリティー対策によりウイルスの侵入・蔓延防止に努める。 また、乳汁免疫の誘導を目的とした母豚接種ワクチン(弱毒生ワクチンと不活化ワクチン)が市販されている。 発生時の治療は二次感染防御のため抗生物質投与、脱水防止の補液投与等の対症療法が主となる。 8.発生情報 9.参考情報 獣医感染症カラーアトラス第2版(文永堂)、動物の感染症第3版(近代出版) Diseases of Swine, 10th edition Wiley-Blackwell.

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