昭和オトメ御伽話 ネタバレ。 【感想・ネタバレ】昭和オトメ御伽話 4のレビュー

【漫画】昭和オトメ御伽噺最終回5巻ネタバレ感想や無料で読む方法

昭和オトメ御伽話 ネタバレ

『大正処女御伽話』は同作者の作品である『昭和オトメ御伽話』と世界観を共有しているので整理していく。 『大正処女御伽話』と『昭和オトメ御伽話』の共通項として存在するのが「志磨家」である。 両作品とも志磨家をめぐる物語になる。 以降『大正処女御伽話』と『昭和オトメ御伽話』のネタバレが含まれる。 志磨家 志磨家は『大正処女御伽話』及び『昭和オトメ御伽話』に登場する志磨珠義が一代に築き上げた巨大財閥である。 しかし、その成功の一方で志磨珠義による非常なやり方から 志磨家は「羅刹の一族」と呼ばれ、様々な悪評が立っている様子が見られる。 登場人物 大正処女御伽話 志磨珠彦 主人公。 志磨家の次男。 交通事故により右腕が不自由になる。 その影響で父親から見限られしまい、千葉の別荘で養生することになる。 プロフィールは第2話と第3話の間に記載。 第1巻収録 夕月 ヒロイン。 借金の形に志磨家に買われ、珠彦のもとへ嫁ぐことになる。 プロフィールは第2話と第3話の間に記載。 第1巻収録 志磨珠義 志磨家の現当主であり、珠彦の父親。 一代にして志磨家を巨大財閥にのし上げた。 プロフィールは第7話と第8話の間に記載。 志磨珠樹 志磨家の長男であり、次期当主。 志磨珠代 志磨家の長女。 昭和オトメ御伽話では主人公の仁太郎の養母として登場する。 プロフィールは第32話の扉絵の後に記載。 第5巻収録 志磨珠子 志磨家の次女。 昭和オトメ御伽話では曲直部病院の娘として登場する。 プロフィールは第7話と第8話の間に記載。 第1巻収録 志磨珠央 志磨家の三男。 プロフィールは第37話と最終話の間に記載。 第5巻収録 曲直部珠介 珠義の弟。 曲直部病院を経営する曲直部家に婿入りする。 プロフィールは第21話と第22話の間に記載。 第3巻収録 白鳥ことり 全国的に有名な歌手。 白鳥策を通して珠彦たちと知り合う。 昭和オトメ御伽話ではラジオのパーソナリティとして名前が挙がる。 プロフィールは第29話と第30話の間に記載。 第4巻収録 白鳥策 白鳥ことりの双子の兄。 歌枕高等学校で珠彦と知り合う。 プロフィールは第29話と第30話の間に記載。 第4巻収録 綾 珠彦・夕月と同じ村に住む少女。 プロフィールは第12話の扉絵の後に記載。 第2巻収録 美鳥 夕月の女学校時代の親友。 昭和オトメ御伽話 志磨仁太郎 主人公。 神戸にある志磨家の少年。 両親はともに健在であるが、父は東京に住んでおり、母は愛人の家に入り浸っているため、祖父と2人暮らしの状態であった。 両親の夫婦関係は冷え切っている模様。 常世を「からたち姫」と呼んでいる。 昭和03年に常世が母親から暴力を振るわれたことを受けて常世の家を襲撃、警察の厄介になる。 その後、養子として珠代に引き取られ3年間東京で暮らすことになる。 黒咲常世 ヒロイン。 仁太郎の隣の家に住む華族の少女。 実親は大正12〜13年に病気でこの世を去っているため、現在の両親に養子として引き取られた。 仁太郎の祖父 仁太郎の祖父。 大正14〜大正15年にこの世を去っている。 リゼ 仁太郎とともに神戸に来た少女。 仁太郎が常世を「からたち姫」と呼んでいることを知っている。 家族構成 志磨家は親子関係が少々複雑であるので、両作品で挙げられている事実を整理する。 大正処女御伽話では、以下のことが明かされる。 珠義は7人兄弟。 珠介と透子は恋仲だったが、奪い取る形で珠義は透子と結婚する。 珠義には珠樹、珠彦、珠央、珠代、珠子の5人の子供がいる。 珠義には透子以前に妻がおり、その間に生まれたのが珠樹、珠代である。 珠義と透子との間に生まれたのが、珠彦と珠子である。 珠介と透子との間に生まれたのが、珠央である。 珠樹は関東大震災の影響でこの世を去る。 珠彦は夕月との結婚を機に志磨家との縁を切り、立花家に籍を置く。 珠子と珠央は珠介のいる曲直部家の養子になる。 昭和オトメ御伽話では、以下のことが明かされる。 仁太郎の住む志磨家は神戸にある。 神戸に志磨キネマという映画館があり、主人公の仁太郎の祖父が経営している。 仁太郎の親戚として珠代が登場するため、大正処女御伽話の志磨家と昭和オトメ御伽話の志磨家は同じ家系である。 志磨家が同一のものとすると、仁太郎の祖父は珠義と珠介と兄弟関係にあることが予想される。 仁太郎の祖父は大正15年〜昭和1年にこの世を去っている。 昭和06年に白鳥ことりがラジオのパーソナリティを務めている。 以上のことをふまえて家系図を書くと以下のようになる。 時系列 大正処女御伽話は大正09年〜大正15年の間の出来事であり、昭和オトメ御伽話の第1話はそこから3年後の昭和03年、第2話以降はそこから更に3年後の昭和06年の出来事である。 以下、作中の出来事を時系列に列挙する。 大正処女御伽話 1巻 大正09年未明:珠彦が交通事故に遭う。 大正10年11月:珠彦が千葉の別荘に追いやられ、間も無く夕月が珠彦の住む千葉の別荘に来る。 大正11年初夏:珠子が珠彦のもとを訪ねる。 大正処女御伽話 2巻 大正11年09月:珠彦と夕月が綾と出会う。 大正11年12月:夕月が15歳になり、正式に結婚できる年齢になる。 大正12年08月:夕月が親友の美鳥を訪ねに東京に向かう。 大正12年09月01日:関東大震災発生。 珠樹が重症を負う。 大正処女御伽話 3巻 大正12年09月02日:珠彦が東京へ向かう。 大正12年09月03日:珠彦が珠子と再会する。 大正12年09月04日:珠彦が夕月を見つけ、曲直部珠介の病院へ連れていく。 大正12年09月05日:珠彦が父親・珠代と再会する。 大正12年09月06日:珠彦・夕月・珠子が千葉へ帰る。 大正処女御伽話 4巻 大正12年09月下旬:珠彦の父が珠彦に歌枕高等学校の試験を受けるように命じる。 大正12年10月中旬:珠彦が歌枕高等学校の試験を受ける。 大正12年11月:珠彦が歌枕高等学校に転入。 白鳥策と出会う。 大正12年12月:珠彦・夕月が白鳥策を通して白鳥ことりと知り合う。 大正12年12月:珠樹が震災の影響によりこの世を去る。 大正12年12月31日:珠彦と夕月が珠樹の葬儀に出席する。 珠代が夕月に珠彦との縁を切るように命じる。 大正12年12月31日:夕月が16歳になる。 夕月が珠彦のもとを去る。 大正処女御伽話 5巻 大正13年01月03日:珠彦が夕月の失踪は珠代の仕業だと知る。 大正13年01月上旬:珠彦が夕月と結婚するために志磨家との縁を切る。 大正13年01月上旬:珠彦と夕月が岩手にある夕月の実家に行く。 大正13年01月上旬:珠彦と夕月が神戸に行く。 大正13年01月未明:珠彦が尋常小学校の教師となり、夕月が喫茶店で働き始める。 大正13年02月01日:珠子の誕生日会が執り行われる。 大正15年04月01日:珠彦と夕月の結婚式が執り行われる。 昭和オトメ御伽話 1巻 大正15年〜昭和元年:仁太郎の祖父がこの世を去る。 昭和03年未明:仁太郎が常世が母親から暴力を振るわれたことを受けて常世の家を襲撃する。 その件が警察沙汰になったことをきっかけに仁太郎は珠代に引き取られ、東京に引っ越す。 昭和06年05月:仁太郎がリゼを連れて神戸に帰郷。 昭和06年05月:川で溺れる常世を志磨珠子が助ける。 所在地・年齢 最後に『昭和オトメ御伽話』3話時点 昭和06年 での各登場人物の所在地と年齢を整理する。 未登場のキャラに関しては、『大正処女御伽話』にて最後に登場にした情報をもとに記載する。 故人に関しては記載を省略する。 神戸 志磨珠彦:尋常小学校で教師を続けていると思われる。 26歳。 夕月:喫茶店で働いていると思われる。 23歳。 志磨珠子:曲直部病院の娘になっている。 21歳。 志磨珠央:曲直部家の養子となっている。 24歳。 志磨珠介:曲直部病院を経営している。 48歳。 白鳥策:曲直部病院に弟子入りしていると思われる。 26歳。 志磨仁太郎:リゼとともに神戸に帰郷。 17歳。 黒咲常世:神戸の女学校に通っている。 15歳。 東京 志磨珠代:志磨家の当主となっている。 28歳。 綾:大店「ふくねこや」のおかみとなっている。 26歳。 九州 美鳥:出産を機に旦那の故郷の九州に引っ越す。 23歳。 不明 白鳥ことり:所在は不明だが、ラジオのパーソナリティをつとめるなど芸能活動をしている模様。 26歳。 以下は公式サイトとKindleへのリンクである。 公式サイト 大正処女御伽話 昭和オトメ御伽話 Kindle.

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昭和オトメ御伽話の最新刊5巻発売日情報!4巻を無料で読む方法。ネタバレ

昭和オトメ御伽話 ネタバレ

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 を参考にして、 物語全体の流れが理解できるように(も含めて)、をしないよう ご自身の言葉で。 事故がもとで母と右手の自由、父の期待を失い田舎に養生という名目で家を追われた青年・珠彦。 世の中の全てに嫌気がさし、引き籠もりの厭世家となり果てていた珠彦のもとに、夕月という少女がやってきた。 彼女は父が珠彦の世話をさせるため買ってきた嫁であった。 登場人物 [ ] 主要人物 [ ] 年齢は全て数え年。 志磨 珠彦(しま たまひこ) 明治三十八年九月一日生マレ。 身ノ長五尺九寸(177センチメートルくらい、志磨家の者は男女を問わず高身長)。 事故で母・右手の自由・父の期待を失う。 17歳(第1話時点)。 実家から半ば追い出される形で千葉の田舎にある別荘でひっそりと暮らしていたが、夕月との同棲生活の中で少しずつ生きる希望を取り戻していく。 夕月の優しさや明るさに触れれば触れるほど己の存在価値について深く思い悩むが、いつしか彼女に心惹かれていき、本当の妻として側にいてほしいと思うようになる。 17話で関東大震災が起こり、村は壊滅的な被害に遭う。 美鳥に会いに東京に行っていた夕月が心配になった珠彦は、最悪の事態ばかり考えてしまう。 崩壊を免れた家に閉じこもって一人すすり泣くが、倒れた戸棚の下から夕月からの手紙とマフラー、キャラメルを見つけ気力と希望を取り戻して綾と共に東京に向かう。 地獄のような光景を目の当たりにして、絶望的な気持ちになりながらもやっとの思いで見つけた夕月は、頭を打って昏睡状態にあった。 迷わず抱きかかえ、東京駅で怪我人の治療をしていた叔父、珠介の元に連れていき、ほとんど寝ずに看病した末に目を覚ます。 学問に秀でており、綾の弟達や家から下の麓にある村の子供達に勉強を教えたこともある。 運動神経も悪くなく、足は速い。 婿入りして夕月の家の立花の姓を名乗る 夕月(ゆづき) 明治四十一年十二月三十一日生マレ。 四尺七寸(141センチメートルくらい)。 珠彦の嫁(世話係)として志磨家に1万円 読み切り版、本誌第1話では20万円 で買われた少女。 14歳(第1話時点)。 性格は天真爛漫で、家事全般が得意。 献身的に珠彦の世話をしていく中で彼に想いを寄せるようになる。 珠彦からは「ユヅ」と呼ばれている。 ひどい癖毛と大きな胸が悩みの種。 ふだんは胸をを巻いて隠している。 時にきつく巻きすぎてうなされ、さらしを取ろうと血が出るほど手をすりむいてしまう。 それが元で珠彦に大きな胸を見られてしまう。 女学校時代の親友、美鳥とは度々親交があり、卒業後も文通をやりあう仲。 その中で美鳥の妊娠と九州への引っ越しを知り、一度会いに東京に向かう。 久しぶりの親友とのひと時を楽しむが、関東大震災に遭い、身重の美鳥を瓦礫から庇って意識不明になってしまう。 千葉から徒歩でやってきた珠彦に抱えられ、珠介の元に連れてこられても目覚めないため、衰弱死を心配される。 眠る意識の底では、珠彦への募る想いがあり、想いを伝えられなかったことを後悔していたことが判明する。 目覚めてすぐ眼前に珠彦の顔があった際は、声を上げて泣きながら想いを伝えた。 『』vol. 18掲載の読み切り版では、ルックスとキャラクターが連載版とは異なり、少し美形な顔つきで大きな胸に対するコンプレックスもなく(サラシを使用していない)、少し下世話な娘に描かれている。 この下世話な姿勢は両親の影響(話を聞いた珠彦は「好色漢な父上」と表現)によるものだが、結婚するまで貞操を守ろうとする姿勢は連載版と同じ。 第3話では家事をしながら歌う姿が描かれている。 話中では「(大正10年)」、「(大正8年)」の2曲を歌っていたが、どちらも当時(大正11年1月)の流行歌であることから、女学校時代は割りとミーハーだったようである。 また、『』(集英社)2016年20号に掲載された特別編では、曲名を思い出せない珠彦の鼻歌から「」だと気づき歌い出す。 赤ん坊のころ、姉を病気()で亡くしている。 この節のが望まれています。 志磨家の人々 [ ] 志磨 珠子(しま たまこ) 明治四十四年二月一日生マレ。 五尺五寸(165センチメートルくらい。 女学校に通う珠彦の「血の繋がった」妹(次女)。 12歳(第7話時点 ながら高身長で、夕月よりも遥かに大人びた美貌を持つ。 久しぶりに再会した珠彦だけでなく、初対面の夕月にも悪態をつきまくる悪女だが、その裏で長兄と長姉から受ける扱いに寂しさを感じていた。 駅から珠彦の住む家(志磨家の別荘)まで何十里も荷物持ちに運ばせ、一人5円(10万くらい)ずつ払った世間知らず。 とある出来事がきっかけで夕月を「ユヅ姉様」と慕うようになり、珠彦に対しては以前よりもいわゆる寄りな態度を見せている。 夕月の看病を行った後、一念発起し医者になることを目指し、神戸の叔父の元へ向かう。 志磨 珠義(しま たまよし) 志磨家の当主、珠彦の父。 七人兄弟の長男。 独特のくずし字を使う。 志磨 珠樹(しま たまき) 志磨家の長男、珠彦の兄。 震災で重傷を負い、療養中だったが間もなく死亡。 葬式の後、帰りの電車に揺られていた珠彦の夢に現れる。 志磨 珠代(しま たまよ) 志磨家の長女、珠彦の二歳上で腹違いの姉。 1話の珠彦の回想では非情で気が強い性格だったが、22話では上品でおっとりとしながらも被災した街や負傷の身内でさえも嘲笑う冷血な性格となっている。 志磨 珠央(しま たまお) 志磨家の三男、珠彦の弟。 曲直部 珠介(まなべ たますけ) 珠義の弟、珠彦の叔父。 七人兄弟の末弟。 39歳。 神戸在住の外科医(入り婿)。 珠子の留学先。 その他の人物 [ ] 綾(りょう) 明治三十八年七月十七日生マレ。 村はずれに住み、酒浸りの父親を見て育った。 第11話で登場し、「人喰い志磨家」に身売りされた夕月が幸せそうに暮らす姿を見て二人の間を裂こうと画策する。 18歳(第10話時点)。 3人の弟を母親代わりに面倒をみている。 得意料理は太巻き。 その後、二人との関係が良好となると、夕月不在のあいだ珠彦の生活を支える。 綾太郎(りょうたろう) 綾のすぐ下の弟。 尋常小学校卒業後、東京の大店へ奉公に出ることになり村から離れる。 出発にあたって珠彦を「先生」と呼び慕う。 算数が苦手。 美鳥(みどり) 夕月の女学校時代の親友であり、珠彦と住むようになってからも文通を続けている。 第15話で登場し、当時は東京在住。 夕月のもとに妊娠したので結婚して九州に行くとの手紙が届き、会える内に会っておこうと夕月が東京へ向かうきっかけとなる。 白鳥ことり(しらとりことり) 明治三十八年七月七日生マレ。 今をときめく19歳の歌手。 ギターの弾き語りが老若男女問わず人気があり、夕月や珠子も大ファン。 震災後、被災した村を回って即興ライブをしたことが新聞に載り、世間に疎い珠彦も存在を知る。 白鳥策(しらとり はかる) ことりの双子の兄。 五尺七寸弱(170センチメートルくらい)。 眼鏡をかけた陽気な青年で、珠彦と同じ学校に転校してくる。 この節のが望まれています。 大正処女御伽話(第1話、第2話。 本作のプロトタイプ) - 『』Vol. 18掲載。 タイトルの漢字表記は同じだが、振られているルビは「タイショウヲトメおとぎばなし」になっている。 あらすじは連載版第1話、第2話と同じだが、夕月のキャラクターがかなり異なる。 2017年6月現在、単行本には収録されていない。 春ノ嵐ト黒百合 - 『』2016SUMMER掲載。 コミック第3巻に「番外編」として収録。 珠子の夕月に対する付き合い方の変化が時系列に描かれた第7話から第9話のエピソードにおいて、第8話と第9話の間に位置する短編。 第9話で三人が川の字に寝るコマにおいて、珠子と夕月の会話をキャッキャとオノマトペがつけられているが、本短編を読むことで珠子が夕月に懐いた理由が判る。 このためか、コミック第1巻は第8話の後に本短編が収録され、第2巻は第9話から始まるようになっている。 春ノ夜 星ノ界 - 『』2016年第20号掲載。 コミック第2巻に「特別編」として収録。 作中に大正11年3月とあるが、第5話、第6話に明確な月の記述がないため、正確な各話間のつながりは不明。 ただし、本短編中に「死人のように暮らしている」の表現があること、第5話で父からの速達を読むまでは「のうのうと暮らしていた」の表現があること、第5話と第6話は2話掲載(2015年10月号)であったこと、第7話で再会直後の珠子が「死人のくせに」と罵ることから、第6話と第7話の間に位置するものと推察する。 あらすじとしては、落ち込む珠彦を夕月が歌で慰めるというもの。 作中には「」、「」、そして「()」を歌うシーンが描かれている。 昭和オトメ御伽話 [ ] 昭和オトメ御伽話 ジャンル () 漫画 作者 出版社 掲載誌 レーベル 発表期間 2018年8月21日 - 2020年5月12日 巻数 全5巻 話数 全42話 - 『 』(ショウワオトメおとぎばなし)は、桐丘さなによる作品。 『大正処女御伽話』の数年後を描いた続編。 昭和初期のを舞台に、「姫」と呼ばれる少女・ 黒咲常世とその幼馴染で孤独な少年・ 志磨仁太郎を描いた、二人が「死ぬまでの痛くて甘い御伽話」。 『』(集英社)2018年8月21日より2020年5月12日まで連載された。 最終話は25万閲覧、2300コメントを突破し、Twitterでもトレンド入りを果たした 脚注 [ ] 注釈 [ ].

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『昭和オトメ御伽話(1)』可愛らしくも胸が痛くなる物語の感想(ネタバレ注意)

昭和オトメ御伽話 ネタバレ

前作 『』に比べてどこかダークな雰囲気の 『』ですが、主人公である志磨仁太郎の3年間の変化がその雰囲気を作り出す一因になっていることは間違いなさそうです。 それが前巻で示された大きな謎で、「いったい何があったんだ?」って気になっていたところですが、その理由は今巻で仁太郎によって語られます。 また、前巻では前作 『』からの登場人物である曲直部珠子が登場して大いにテンションが上がったところですが、今巻でもその珠子がストーリーの主軸に近いところにずっといる感じです。 もしかしたら、作者の先生は珠子のことを前作と今作の関連性を繋ぐ立ち位置のキャターとして考えているのかもしれませんね。 前作でも2巻で表紙を飾っていた珠子が、今作でも2巻で表紙を飾っているということをその根拠として考えてしまうのは穿ち過ぎでしょうか? そして、2巻では前作のキャターが珠子以外にも登場し始めます。 前作は前作。 今作は今作だとも思うのですが、やっぱり前作のファンとしては嬉しいものがありますね。 ちなみに、誤解しないで欲しいのは「そんなに前作のキャターが出てくるってことは、前作を読んでいない人には敷居が高い漫画なのでは?」と思う人がいたら、それは間違いだということです。 確かに 『』は前作 『』を読んでいる人にとっては特別感のある作品ですが、読んでいない人にとっても新鮮に楽しめる良い漫画だと思います。 本作の概要 3年間で大きく変化した仁太郎のに対する態度は突き放すようなものでしたが、珠子にはそんなのことを「好きに決まっている」と断言します。 前巻から冷たい態度を取りつつもどこか突き放しきれないでいる様子は伝わってきていましたが、それではなぜ冷たい態度を取り続けるのか? その理由は、家出して志磨キネマで一緒に暮らすことになったに、仁太郎自身の口から語られるようになります。 本作の見所 曲直部珠子って格好良い女性だと思います 前巻登場してテンションが上がってしまった曲直部珠子ですが、非常に格好良い女性だと思います。 芯の強そうなところが良いですね。 『』での初登場時には義姉である夕月に初対面であるにも関わらず悪態を吐く悪女という役どころでしたが、実際の所は子供だっただけでっぽさが垣間見えてくるようなキャターでした。 そして 『』で描かれる曲直部珠子は、確かに 『』で描かれていた志磨珠子の延長線上にいるキャターとして納得感があって、そうかもともとあんな悪女っぽかったのにこんなに格好良くなるものなのかと驚いたものです。 珠子が 『』と 『』の両作品の2巻で表紙を飾っていることは前述しましたが、比べてみるとちょっと雰囲気が変わっていることが分かりますね。 『』の時に比べて、 『』の珠子は物腰が柔らかそうな雰囲気が出てきているような気がします。 「そう云われて得心がいくと思う? 病気を治したいとうちに来た人を私がみすみす死なせるとでも?」 それでいて医者の卵として頑張る姿は芯が強そうで、ただ大人になって雰囲気が丸くなっただけでもないことが分かりますね。 「ドレスを買うくらいなら病院の備品を買うわね」 「この先医者になってたくさんの命が救えるのならどうでもいいの」 『』の初登場時は悪女っぽさが全開だった珠子ですが、実際にはメチャクチャ良い奴で、本当に格好良いと思います。 『』では基本的に割烹着姿ですが、着飾った女性よりずっと魅力的ですよね。 今巻終盤に出てくる着飾った珠子も可愛いですけどね。 可愛いといえば、カミナリを怖がる珠子も、強い女性のイメージとのギャップが可愛らしかったと思います。 ってちょっとエロ可愛い? 「うちに何云うてもエエけどなぁ。 仁太ちゃんを叩いたり侮辱するのは許さへんで」 継母からのイジメには決して反抗せずにからたちの木の側で泣いてばかりいたですが、恐らくは「自分さえ我慢すれば」と思ってしまうタイプの女の子なのだと思われます。 その証拠に、ではなく仁太郎が継母に侮辱された時にはぶちギレしていました。 基本的には可愛らしい薄幸少女というイメージのですが、自分以外のためには怒れるところはヒロインというよりも、主人公気質っぽい感じがしますね。 「ほんなら不良娘は出ていきますよって。 行こ仁太ちゃん。 ふしだらなことしてまおかなー」 ふしだらな不良娘と継母に言われて、売り言葉に買い言葉で家を飛び出し、仁太郎の暮らす志磨キネマに転がり込んでいきました。 「ふしだらなことしてまおかなー」というセリフ自体は継母への当てつけで本気では無さそうですが・・ 「仁太ちゃん大きくなったねぇ」 もちろん背丈のことですよ? 分かっているのか分かっていないのか、超絶誤解を招くシチュエーションでしたけどね。 (笑) それに寝ている仁太郎に接吻しようとしたり・・ 意図的なものも無意識なものも含めて、言動の節々が前巻に比べてエロ可愛い印象を受けました。 もしかしたら今巻に収録されていた特別編『幼キ道行』でのがかなりエロい感じなので、それが本編ののイメージにまで影響してしまったのもあるかもしれませんけどね。 いや、だって特別編『幼キ道行』のが本編のに比べると相当大胆なものだったから・・ いずれにしてもは、一言でいえばかなりのムッツリスケベだと思います。 (笑) 仁太郎にいったい何があったのか? 思っていたよりもあっさりと仁太郎は自ら3年間の間に何があったのかを語り始めます。 「東京で何があったん? もし何かあったんならうちに話してくれへん?」 ですが、態度こそ変わっているものの恐らく仁太郎のに対する感情までは変わっていないであろうことは容易に想像ができたところです。 そう考えると、どんなに冷たくあしらっても自分から離れていこうとはしないを見て「それならば」と事情を話そうとする気持ちも分からないでもありません。 そして、そんな仁太郎の回想で仁太郎の義母が志磨珠代であることが明らかになります。 志磨珠代も前作 『』から登場していたキャターで、珠子の実姉でもありますね。 かなり狂気的なキャターなので前作を読んだ人なら仁太郎に何があったのかまでは察せなくても、明らかに珠代の存在が仁太郎に影響を及ぼしているであろうことがうかがい知れると思います。 明確に原因は語られていないものの、に宛てた手紙を託した弟分の誠二は謎の死を遂げ、次に同じことをしたら手紙の受取人にいなくなってもらうと脅されたようですね。 「気に入らない者には容赦なく刃を向けられる。 しかし、刺された側の珠代からは何故か称賛の声。 仁太郎は確かに自分と同じ羅刹であると感じた珠代は喜んでいますが、その姿はなかなかに狂気的なものですね。 そして、仁太郎自身も自分に珠代と同じ羅刹であることを自覚してしまっていました。 自覚して、自殺することを考えていました。 「ちゃんと突き放さんと。 今度こそもっとうまくやらんと。 そう俺は死なないとアカン。 こいつが悲しむこともないくらい突き放さんと」 自殺するつもりの仁太郎にとって、泣きながら仁太郎を求めるは不安だったに違いありませんね。 だから、が仁太郎を必要としないように突き放そうとしていたわけです。 しかし、それは仁太郎なりの優しさだったのかもしれませんが、たとえ仁太郎が羅刹だったのだとしてもがそれを望むとは限りません。 「そんなん今度こそ耐えられへん。 ほんなら・・いっそのこと心を鬼にしてうちを殺してから逝って」 仁太郎が自殺しようとしていることを知って、はかなり怒っている様子で、自分ひとりだけ逃げるように死ぬような選択肢は無いと仁太郎を諭します。 そこまで聡い考えがあったわけではないような気もしますが、仁太郎が死ぬことはイコールも死ぬことなのだと印象付けることで仁太郎を踏みとどめさせようとしていたのではないかと思います。 そして、仁太郎のために自分も変わるのだと髪をバッサリと切ってしまったの晴れやかな表情がまた良いですね。 物語の今後の方向性の考察 『』 は黒のイメージで描かれているらしいことに前巻のレビュー記事でも触れましたが、仁太郎の3年間はまさに黒のイメージでしたね。 そして、恐らく今後は 仁太郎が自身の中にある羅刹と戦っていくような展開になっていくのではないかと予想されます。 仁太郎のな義母である珠代。 のことを商品としか見ていない継母。 2人の置かれている状況は、いつ 仁太郎の中の羅刹が顔を見せてもおかしくなさそうなものですよね? そんな状況にどう立ち向かっていくのかが今後の見所なのかもしれませんね。 表紙裏のおまけ漫画はずっと野球路線で行くのか? 時速180キロで走る暴走車を捕球するキャッチャー・リゼ。 何を言っているんだという感じですが、表紙裏のおまけ漫画です。 どうやら 『』の裏表紙は野球少女路線で行くみたいですね。 (笑) 本編とは全く関係ないんですけど、こういうの結構好きです。 総括 いかがでしたでしょうか? 最後に前作の主人公である珠彦とヒロインの夕月の息子・立彦が登場し、後ろ姿だけですが夕月まで登場しています。 とてつもなく「先が読みたい!」って気持ちでいっぱいになる引きですね。 (笑) 僕は 『』を連載で読むものではなく単行本で一気に読む方が良い作品だと思っているので、そこは3巻の発売をおとなしく待つ所存ですが、これはなかなか待ち遠しいものです。 ちなみに、今巻の発売日はが令和に変わった直後。 単行本の帯にも「令和に語り継ぐ昭和の恋浪漫」と銘打たれています。 をタイトルに据えた漫画の最新巻が、が変わった直後の発売するというのも面白いですが、このまま平成・令和とシリーズを続けていったりされたら面白そうですよね。

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