子宮 外 妊娠 と は。 子宮外妊娠の症状と治療法、手術 [婦人病・女性の病気] All About

子宮外妊娠(異所性妊娠)とは?痛みやつわりはある?次の妊娠は大丈夫?【不妊治療専門医監修】

子宮 外 妊娠 と は

子宮外妊娠ってなあに? 子宮外妊娠って? 簡単に言ってしまうと「子宮」という赤ちゃんを育てるところの中以外で妊娠するのは全部子宮『外』妊娠。 妊娠初期の異常妊娠の代表的なもののひとつです。 頻度は大体全妊娠数の約1~2%くらい、全分娩数の約2~3%とされています。 妊娠のしくみを理解しましょう! 受精~着床・妊娠のしくみを理解しましょう! 右の図を見てください。 まず(1)が卵巣です。 ここからまず卵子が放出されます。 卵子は通常卵管(2)の中で精子と合体します(この現象を「受精」といいます)。 受精した卵(受精卵)はどんどん細胞分裂を繰返して発育しながら、卵管内(2)を大体1週間で移動して赤ちゃんのベットである子宮体部(3)にたどり着きます。 そして、子宮の内腔で着床し、植物の根のような突起をだして子宮内膜に侵入します。 ここで始めて受精卵はお母さんの身体から栄養を吸収できるようになります。 これを「妊娠が成立した」と定義します。 妊娠とは『受精卵がお母さんの身体の中で生命的な結合を要する状態=赤ちゃんのモトがお母さんから栄養をもらえる状態』のことなのです! 子宮外妊娠を理解しましょう 子宮外妊娠とは受精卵が本来の赤ちゃんのベットである子宮内膜以外に根をはってしまうことなのです。 ですから、受精卵の移動の過程のどこにでもおこります。 でもこう考えると卵管妊娠(上の図で2の部分)が一番多いのはなんとなくご理解できるのではないではないでしょうか。 残りの2%の中に、卵巣妊娠(上の図の1)、子宮頚管妊娠(上の図の4~子宮の中ですが、この部分は本来のベットの役割は出来ないので子宮外妊娠として扱います)、腹腔妊娠(上の図の1と2の間からお腹の中に受精卵がこぼれてしまうのです)があります。 子宮外妊娠の原因・子宮外妊娠を起こす可能性のある人 お腹(下腹部)を手術したり、そこに炎症があったりしたことのある人は気をつけてください。 たとえば卵管炎です。 『卵管炎』とは『卵管が炎症を起こした状態』で、癒着をおこしたりしているので、うまく受精卵が子宮に運ばれないのです。 ちなみに卵管炎をおこす原因としてはクラミジア・淋菌などによる性感染症が代表的です。 その他、原因として、骨盤内感染、虫垂炎、腹膜炎、頻回の人工妊娠中絶(子宮内掻爬)、子宮外妊娠の既往 、腹部手術の既往などがあります。 骨盤内臓器の癒着を引き起こす子宮内膜症も一因になります。 妊娠初期では気づきにくい……初期症状がない子宮外妊娠 「子宮外妊娠」といっても「妊娠」に変わりはないので、自覚症状は通常の妊娠とあまり変わりません。 胸が張ったり尿が近くなったり、つわりが出ることもありますが、生理が遅れている(無月経)くらいしか感じず、妊娠していることに本人が気づいていないこともあります。 ただし、妊娠ですのでなどによる尿中妊娠反応は陽性になります。 ところが、子宮体部内膜以外の場所はもともと赤ちゃんのための場所ではなく 、厚くなったり伸びたりしないので、いつまでも発育し続けることはできません。 大体4ヶ月以内のうちに、どこかで限界に達します。 *ここからは子宮外妊娠のなかでも最も頻度の多い卵管妊娠についてのお話をします。 妊娠は妊娠ですが・・・ 子宮外妊娠の兆候・症状 限界に達すると、その場所で流産する(=赤ちゃんのモトがお母さんの身体から離れて卵管の動きによってお腹の中〈上の図の1と2の間)にでてくる、「卵管流産tubal aboution」 )か、または卵管が破裂する(赤ちゃんのモトごと卵管(2)が破れてお腹のなかにでてくる「卵管破裂 tubal rupture」)ことになります。 なかなか強烈です。 ここで初めて不正性器出血(外出血)、下腹部痛という症状が出現します。 特に卵管破裂の場合、かなりの出血を来すこともあり、ほっておけば死亡してしまうこともあります。 また痛みも鈍痛から激烈なものまで程度によって様々です。 怖いですね。 子宮外妊娠の検査・診断法 ところが、昔から子宮外妊娠は、急激に全身状態が悪化する前は診断が困難なことで有名でした。 何の場合でも「あるはずの場所にいないことの証明」というのは非常に難しいのですね。 ただ、最近ではエコーや、の精度の向上により、早期診断が可能になってきているようです。 子宮外妊娠の治療法 簡単に言ってしまうと「手術するかしないか」ということと、「手術するにしても卵管を残すか残さないか」が、一番気になるところですよね。 でももし全身状態が悪化していれば、これは緊急事態ですので、お腹をあけて手術(開腹手術)して、卵管を取って、出血したお腹の中をきれいにしないとなりません。 ただ、子宮外妊娠が早期発見されて、状態が落ち着いているようであれば• 待機療法 1~2割の子宮外妊娠で自然に吸収され治癒することもあるよう)• 薬物療法(大抵MTXという抗ガン剤を使う)• 手術(方法として腹腔鏡を使ったりすることも増えてきています。 また状態によっては卵管を残すこともあります) といった選択肢があります。 それぞれ長所短所があり、どの方法を選ぶかは患者さんの状態によるので、これは担当のお医者さんと良くご相談下さいね。 更新日:2004年09月30日.

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「()」いう疾患名から、どのようなイメージが思い浮かぶでしょうか。 医療現場では「若い女性の腹痛はまずは異所性妊娠(子宮外妊娠)を疑え」と言われ続けているほど重要な疾患です。 これは早期発見すれば治療が可能である反面、診断を逃すと命を落としかねない疾患だからです。 異所性妊娠(子宮外妊娠)の要点について、山王病院院長 堤治先生にうかがいました。 しかし、稀にそこまでたどり着かない場合や行き過ぎてしまう場合があり、受精卵が子宮内膜以外の部分に着床し、発育してしまいます。 かつてはこれをと呼んでいましたが、現在では「」が正式な名称となっています。 そのうえ、異所性妊娠は近年増加傾向にあります。 この原因は感染であるといわれています。 クラミジアに感染すると卵管が痛み、異所性妊娠が起こりやすくなるのです。 従来は異所性妊娠を早期に診断することは難しく、その結果破裂し腹腔内に大出血することで生命に影響する病気でした。 しかし現在では妊娠反応や超音波検査が発達し、診断方法が進歩しました。 そのため、症状が出る前の早期に診断できることも多くなり、従来に比べて危険度が下がりました。 異所性妊娠は、受精卵の着床部位によって「卵管妊娠」「腹膜妊娠」「卵巣妊娠」「頚管妊娠」の4つに分けられます。 異所性妊娠の典型的なケース 典型的なケースとしては、可能年齢の女性が、少量の性器出血、下腹部痛などを訴え、受診します。 そこで妊娠反応検査を行ったところ妊娠が確認され、経膣超音波検査が行われます。 このとき胎嚢(GS)が子宮内部に認められず、子宮体部以外の領域に胎嚢が認められることがあるのです。 異所性妊娠の診断のポイント の診断にあたって、医師が注意を払う点がいくつかあります。 まず、初期には正常妊娠でも子宮内に胎嚢が認められない時期があるので、胎嚢がないからただちに異所性妊娠と診断することはできないということです。 加えて初期のの場合も、妊娠反応が陽性であるにもかかわらず胎嚢がみえないことがあります。 異所性妊娠の治療 の治療方針は、全身状態、着床部位、次回でのお子さんを望むかどうかを考えあわせ、総合的に決定します。 手術においては、以前は開腹手術がおこなわれていましたが、最近は腹腔鏡下に行われることが多くなりました。 手術をする場合には、卵管の切開もしくは切除を行います。 卵管の手術について は卵管で発生することが多く、これを卵管といいます。 卵管妊娠は胎児が生存し胎嚢が発育していることを指します。 これに対し、卵管妊娠というケースもあります。 卵管妊娠流産で多いのは、比較的初期に胎児が死亡し、流産が卵管内でおこるケースです。 卵管妊娠流産は卵管妊娠に比べて腹痛や出血などの症状が軽く、手術をせず経過をみることもありますが、手術をする場合は卵管を温存することが主流です。 卵管妊娠の手術では、従来は卵管を切り取っていました。 しかし早期発見された場合や卵管妊娠流産の場合は、卵管を切り取らずに温存する手術もできるようになってきていますので、将来子供が欲しい人には朗報といえるでしょう。 一方、卵管妊娠で胎児が発育し胎嚢が大きくなると、卵管が破裂し、お腹の中に大出血を起こすことがあります。 かつては異所性妊娠の多くは卵管破裂による救急疾患でしたが、現代では妊娠反応と超音波検査で早期に発見し卵管破裂に至らず治療をすることができるようになってきています。 山王病院• 内科 アレルギー科 血液内科 リウマチ科 外科 心療内科 神経内科 脳神経外科 呼吸器外科 消化器外科 腎臓内科 小児科 整形外科 形成外科 皮膚科 泌尿器科 肛門科 産婦人科 眼科 耳鼻咽喉科 リハビリテーション科 放射線科 歯科 歯科口腔外科 麻酔科 乳腺外科 呼吸器内科 循環器内科 消化器内科 糖尿病内科 内分泌内科 代謝内科 膠原病内科 脳神経内科• 東京都港区赤坂8丁目10-16• 東京メトロ銀座線「青山一丁目駅」 4番 南 出口 徒歩4分 東京メトロ半蔵門線「青山一丁目駅」 4番 南 出口 徒歩4分 都営大江戸線「青山一丁目駅」 4番 南 出口 徒歩4分 東京メトロ千代田線「乃木坂駅」 3番出口 徒歩4分• 03-3402-3151.

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子宮外妊娠とは?その原因と症状は?子宮外妊娠になる確率はどのくらい?痛みはあるの? 次の妊娠への影響は?|Milly ミリー

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子宮内膜以外の場所に着床 出典: 受精卵は卵管を移動して子宮内膜まで運ばれます。 しかし、卵管や子宮に問題があったり運ばれていく際にトラブルが起こったりすると、子宮内膜以外の場所に着床してしまいます。 こうした問題は特別なことではありませんので、子宮外妊娠は誰にでも起こりえます。 子宮外妊娠が起こる原因を詳しくみていきましょう。 ・卵管の癒着や狭窄 性感染症や子宮内膜症などによって卵管が炎症を起こすと、卵管がくっついてしまったり(癒着)、せまくなってしまったり(狭窄)することがあります。 これによって、受精卵が子宮内膜へとたどり着けずに卵管内で着床してしまいます。 ・子宮環境の変化 IUD(子宮内避妊用具)などの避妊具を子宮に入れていたり、人工妊娠中絶を行っていたりすると、子宮環境が変化していることがあります。 これによっても、受精卵が子宮内膜へとたどり着けずに着床してしまうことがあります。 ・移動中のトラブル 子宮へと移動するときに、まれに受精卵が卵管の外に出てしまうことがあります。 これにより、子宮内膜以外の場所に着床してしまいます。 子宮外妊娠になりやすいケースとは? 子宮外妊娠は誰にでも起こりえますが、発症を高めるリスクもあります。 そのため、こうしたリスクをお持ちの方は特に注意が必要です。 ・体外受精による妊娠 自然妊娠の場合における子宮外妊娠の発生率は、約1%です。 しかし、体外受精の場合は受精卵を子宮に戻すときに着床する場所がずれてしまうことがありますので、約5%と発生率が高まることがわかっています。 ・お腹の手術を受けたことがある方 病気や怪我などでお腹を手術していると、腹腔内での癒着が起きやすくなります。 特に、お腹を開いて手術を行った場合は、癒着しやすいと言われています。 これによって受精卵が卵管を移動できなくなることがあります。 ・性感染症にかかったことがある方 クラミジアなどに感染すると、子宮や卵管、腹腔内が炎症を起こし、癒着を起こすことがあります。 そうなると、受精卵の移動が妨げられてしまいます。 また、癒着が起こらなくても、炎症を起こすことで受精卵を運ぶ機能が低下することがあります。 これによって卵管内で着床してしまうことがあります。 ・子宮外妊娠を経験された方 過去に子宮外妊娠を経験された方は初めての人と比べて発症しやすく、子宮外妊娠の再発率は10~15%だと言われています。 子宮外妊娠の治療として卵管保存手術を受けられた場合は再発率が特に高くなりますので、注意が必要です。 腹痛や出血 子宮外妊娠には、初期症状がありません。 ただ、受精卵が成長していくとほとんどの方が腹痛を感じます。 また、出血がみられることもあります。 こうした症状は、妊娠6週目頃から出始めるため、時期的に生理と間違いやすいのです。 また、子宮外妊娠であっても妊娠検査薬で陽性反応が出ます。 そのため、子宮外妊娠の症状である出血や腹痛を通常の妊娠初期症状だと思い、放置してしまうケースも少なくありません。 ただ、そのまま週数が進むと、強い腹痛や重度の貧血を起こしたり、場合によっては卵管や卵巣が破裂し大量出血したりしてしまうため、命が危険な状態になりかねません。 症状をよく観察し、異変や妊娠に気づいたらすぐに産婦人科を受診しましょう。 基礎体温、出血の色や量に注意 子宮外妊娠の症状は妊娠6週目頃から出始めますので、生理予定日~1週間後にかけて、出血や腹痛がみられることがあります。 子宮外妊娠と生理を見分けるポイントは、出血の色と出血量、そして高温期が維持されているかどうかです。 子宮外妊娠による出血は生理のときよりも色が薄く、薄いピンク色や薄い茶色であることが多いです。 また、量も少ないです。 こうした出血は1~2日で終わりますが、断続的に4~5日続くこともあります。 ただ、普段から生理のときの出血量が少ない方などは見分けるのが難しいこともあります。 そうした場合は、高温期が続いているかどうかをチェックしましょう。 生理であれば基礎体温が下がりますが、子宮外妊娠の場合は高温期が続きます。 以下のような出血がみられた時は注意が必要です。 ・いつもの生理とは出血の色や量が違った ・生理予定日近くに出血が起きたが、基礎体温が下がらない 妊娠検査薬は生理予定日1週間後から使えますが、結果にかかわらず、すぐに産婦人科で診てもらいましょう。 陽性(妊娠反応がある)の場合は、子宮外妊娠かもしれません。 陰性(妊娠反応がない)であっても、何らかの異常が起きている可能性があります。 妊娠検査薬で陽性の場合はまず病院で受診を! 前述の通り、妊娠検査薬で陽性だった場合はすぐに産婦人科を受診する必要があります。 というのも、妊娠検査薬でわかるのは妊娠したかどうかだけであり、子宮内に着床しているかどうかについてはわからないからです。 子宮外妊娠の場合も妊娠検査薬で陽性反応が出ますし、つわりや胸の張りを感じます。 通常の妊娠であっても出血や腹痛がみられることがあるため、症状から子宮外妊娠かどうかを判断することは非常に難しいです。 子宮外妊娠と通常の妊娠を見分けるポイントは、エコー検査で子宮内に胎嚢が確認できるかどうか、です。 通常の妊娠であれば、生理予定日の2週間後くらいには胎嚢が確認できるようになります。 早期に発見できた場合は 一方、早期に発見できた場合は待機的治療や薬物治療、外科的治療といった保存的治療を行います。 ・待機的治療 受精卵は着床しても成長しないことがあります。 その場合は状態をチェックしながら経過を観察する方法がとられることがあります。 手術やお薬の投与がありませんので、体への負担は最も少ないです。 ・薬物治療 プロスタグランジンやメトトレキサートといったお薬を投与して治療する方法です。 切開するとどうしても癒着しやすくなりますが、切らずにお薬で治しますので、次の妊娠への影響は比較的少ないです。 ・外科的治療 薬物で抑えることができない場合は、外科的治療を行います。 鉗子などを使って胎嚢を排出する卵管圧出術や、卵管を切開して胎嚢を除去する卵管線状切開術などがあります。 開腹手術になることもありますが、出血が少なければ腹腔鏡手術にすることもあります。 切開しますので患部が癒着する可能性はありますが、卵巣や卵管を残すことができます。

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